2/11 岡山大学で戦争遺跡と市民の対話
ベストカレンダー編集部
2026年2月5日 05:58
大学と戦争遺跡カンファレンス
開催日:2月11日
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大学のキャンパスに刻まれた歴史と現在の課題
岡山大学津島キャンパスは、かつて旧日本陸軍第17師団の駐屯地を引き継いだ場所であり、明治期に遡る建物や施設が現在も残る陸軍師団駐屯地跡の一つである。こうした戦争遺跡は単なる物理的遺構にとどまらず、地域社会の記憶や教育資源としての価値を持つ。
国立大学法人岡山大学の高等先鋭研究院に設置された文明動態学研究所(RIDC)は、地域と地球の「ありたい未来の共創」に寄与することを使命とする組織として、キャンパス内に残る歴史遺産をどのように活かし、保存し、教育に結びつけるかを検討している。本稿では、RIDCが主催する第2回大学と戦争遺跡カンファレンスの内容を通じて、大学・市民・行政が交わす対話の実際とその示唆を整理する。
歴史遺産としての価値と保存の文脈
津島キャンパスの事例は、戦争遺跡が大学の教育研究環境にどのように影響を及ぼすかを考える上で重要である。建物や敷地が持つ歴史的文脈は、保存の必要性と同時に活用の可能性を問う。
保存運動は市民の関与を欠かせない活動であり、大学側は地域と協働することで歴史教育や平和教育に資する取り組みを実践する責務がある。カンファレンスでは、こうした共同作業から得られた成果と課題が議論される予定である。
第2回カンファレンスの構成と登壇者の焦点
第2回大学と戦争遺跡カンファレンス「大学と戦争遺跡-市民とのコラボレーション-」は、2026年2月11日(水・祝)13:00~17:00に岡山大学創立五十周年記念館 金光ホールで開催される。参加費は無料で、事前申込が必要である。
主催は岡山大学文明動態学研究所(RIDC)。趣旨説明、講演、報告、対話の場を通して、多様な立場の連携と対話を促すことを目的としている。
当日のプログラム(詳細)
当日の構成は以下のとおりである。各セクションは発表と対話を織り交ぜ、保存運動や教育実践の具体事例を提示する。
- 趣旨説明:野﨑貴博 氏(岡山大学文明動態学研究所)
- 講演:岩本 崇 氏(島根大学法文学部)演題「旧海軍大社基地遺跡群の保存運動と今後の展望」
- 報告:油利 崇 氏(高知県南国市教育委員会)演題「高知海軍航空隊関連遺跡と高知大学」
- 報告:石田智子 氏(鹿児島大学法文学部)演題「鹿児島の戦争遺跡をめぐる歴史実践-地域社会との価値共創-」
- 対話の場(討議):進行は松本直子 氏・野﨑貴博 氏(岡山大学文明動態学研究所)
講演・報告では、島根・高知・鹿児島の事例が提示され、保存運動の過程、行政との関わり方、大学が担う役割について多角的に検討される予定である。
参加方法と会場情報
参加は無料だが、事前の申し込みが必要である。申込は指定のフォームから行う。なお、会場は岡山大学津島キャンパス内の岡山大学創立五十周年記念館 金光ホールである。
日時・会場の詳細は次のとおりである。会場へのアクセスや現地の諸注意は主催者の案内に従うことが求められる。
- 日 時
- 2026年2月11日(水)13:00~17:00
- 会 場
- 岡山大学創立五十周年記念館 金光ホール(〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス)
- 申込方法
- https://forms.gle/mPiok2MJ3PEiS7Hw8
- 主 催
- 岡山大学文明動態学研究所(RIDC)
事例から読み解く保存と教育の実践
本カンファレンスで取り上げられる事例は、保存運動と大学教育の結びつきを示す具体的な取り組みである。島根県の旧海軍大社基地遺跡群では保存活動の組織化と今後の展望が問題提起される予定であり、高知県の事例は教育委員会と大学の連携の在り方に焦点を当てている。
鹿児島の報告では、地域社会と大学がどのように価値を共創してきたかを通して、戦争遺跡を単なる保存対象としてのみ扱わない実践が示される。これらの報告は、保存の法的・行政的課題、教育プログラムへの組み込み方、住民参加の手法など複数の観点を含む。
地域と行政、大学の関係性を考える
戦争遺跡に関する取り組みは、行政の方針や法制度との関係を避けて通れない。カンファレンスでは大学と行政との関係性も取り上げられ、保存の可否や活用に関する合意形成のプロセスについても議論が予定されている。
地域住民や市民団体との協働は、遺跡保存を継続可能な活動にするための鍵であり、大学が持つ研究・教育資源を地域へ還元する枠組みの実例が共有される。
参考資料・関連イベント・連絡先
カンファレンスの背景理解や事前学習に有用な関連資料や動画がいくつか公開されている。第1回カンファレンスの記録や、岡山大学文明動態学研究所編の解説動画などを参照することで、議論の前提となる情報を得ることができる。
また、本件に関する問い合わせ先や岡山大学の各種連絡窓口、関連する研究・産学連携の情報も公表されているため、関係者や関心を持つ個人・団体は適宜参照することが推奨される。
関連動画・参考リンク
- 大学と戦争遺跡 第1回カンファレンス「大学と戦争遺跡-調査・保存・教育-」:https://youtu.be/66aj6xNLpFE
- 岡山大学にのこる戦争遺跡 -軍政の中枢から知と教育の拠点へ-(解説動画):https://youtu.be/lNaaMfeLXd0
- 岡山大学文明動態学研究所(RIDC)ウェブ: https://ridc.okayama-u.ac.jp/
- RIDC紹介動画:https://youtu.be/ghbSMDcloBk
関連イベント(参考情報としての開催予定)
- 第53回RIDCマンスリー研究セミナー「ウガンダ農村部における創傷治療活動」〔2026年2月18日(水)オンライン開催〕(案内URLあり)
- 第12回 文明動態学研究所 文化遺産マネジメント部門 公開講座「岡⼭の森林と⽊材利⽤史」〔2026年2月28日(土)岡山大学津島キャンパス〕
- 科学研究費基盤研究S 成果講演会「文理融合分析による大型古墳の総合的研究-吉備の古墳を中心-」〔2026年3月8日(日)岡山大学津島キャンパス〕
問い合わせ先(主な窓口)
- 岡山大学文明動態学研究所(RIDC) 所長
- 今津勝紀 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス
- E-mail:ridc◎okayama-u.ac.jp(※◎を@に置き換えて下さい)
- TEL:086-251-7442
- 岡山大学病院 新医療研究開発センター(製薬・医療機器企業関係者向け)
- 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 問い合わせ先URL: http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
- 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当(医療関係者・研究者向け)
- TEL:086-235-7983
- E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp(※ ◎を@に置き換えて下さい)
- 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
- 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 本部棟1階 TEL:086-251-8463 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp(※ ◎を@に置き換えて下さい)
- 研究機器共用に関するタスクフォース(チーム共用)
- TEL:086-251-8705 FAX:086-251-7114 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp(※ ◎を@に置き換えて下さい)
- スタートアップ・ベンチャーに関する窓口
- E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp(※ ◎を@に置き換えて下さい)
上記の各窓口は、研究連携、産学官連携、機器共用、スタートアップ支援など用途別に設けられており、該当する案件に応じて適切な窓口へ問い合わせることが案内されている。
カンファレンス要点の整理
以下の表は、本稿で扱ったカンファレンスの主要情報を簡潔にまとめたものである。参加を検討する際の基本情報、発表テーマ、参考資料、問い合わせ先を一目で確認できるように整理している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 第2回 大学と戦争遺跡カンファレンス「大学と戦争遺跡-市民とのコラボレーション-」 |
| 主催 | 岡山大学文明動態学研究所(RIDC) |
| 日時 | 2026年2月11日(水)13:00~17:00 |
| 会場 | 岡山大学創立五十周年記念館 金光ホール(津島キャンパス) |
| 参加費 | 無料(要事前申込) |
| 申込先 | https://forms.gle/mPiok2MJ3PEiS7Hw8 |
| 主なプログラム | 趣旨説明・講演(旧海軍大社基地)・報告(高知海軍航空隊、鹿児島事例)・対話の場 |
| 参考動画 | 第1回記録: https://youtu.be/66aj6xNLpFE 解説動画: https://youtu.be/lNaaMfeLXd0 RIDC紹介: https://youtu.be/ghbSMDcloBk |
| 主要連絡先 | 岡山大学文明動態学研究所 TEL:086-251-7442 E-mail:ridc◎okayama-u.ac.jp(※◎を@に置き換えて下さい) |
本文では会場の歴史的背景、登壇者が扱う事例、大学と地域・行政の協働のあり方、関連資料と問い合わせ先を網羅的に紹介した。イベントは保存運動と教育実践の接点を改めて検討する機会となり、公開された資料や動画も議論の理解に資する情報源となる。
本稿に記載した参加方法や連絡先、参考資料のURLは主催者発表に基づくものであり、申し込みや問い合わせの際は該当URLおよび窓口の案内を確認のうえ手続きを行うことが適切である。