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unerryがブログウォッチャーを子会社化、5/1取得予定で1兆件規模へ

ブログウォッチャー子会社化

開催日:5月1日

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ブログウォッチャー子会社化
今回の買収で何が変わるの?
両社の位置情報データと顧客チャネルを統合し、国内で年間約1兆件規模のデータ基盤を構築。分析精度向上や生成AI連携でサービス高度化や新規事業展開が期待される。
完全子会社になるのはいつから?
取締役会での決議は2026年2月6日で、取得の実行日は契約先により異なるが、プレスリリースでは取得日を2026年5月1日予定と明記。連結反映は主に2027年6月期から。

unerryがブログウォッチャーを完全子会社化、目指すのは「年間約1兆件規模」のデータ基盤

株式会社unerryは、2026年2月6日16時00分付のプレスリリースにおいて、位置情報データプラットフォーム「プロファイルパスポート」を展開する株式会社ブログウォッチャーの株式を取得し、完全子会社化することを同日開催の取締役会にて決議したと公表しました。

本件の目的は、両社が有する位置情報データの量・質・継続性を高め、生成AIやAIエージェントと連携可能な「AI ready」な事業基盤を構築することにあります。統合により、当社グループとして国内で年間約1兆件規模のデータを取り扱う体制の確立を目指すと明示されています。

株式会社ブログウォッチャーの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ 画像 2

発表日時と決議の概要

発表日時は2026年2月6日16時00分です。同日開催の取締役会において本件株式取得および完全子会社化が決議されました。

取得の実行に関する契約締結日は取得相手先により異なる旨が明記されていますが、いずれも同一の取締役会決議に基づき実施されるとされています。なお、取得日は2026年5月1日を予定しています。

株式会社ブログウォッチャーの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ 画像 3

取得の狙いと両社の役割分担:強みを組み合わせる戦略

unerryとブログウォッチャーはいずれも位置情報業界の有力プレイヤーであり、それぞれが築いてきたデータ資産と顧客接点を組み合わせることで、事業基盤の拡大を目指します。具体的には、データ量の拡大により分析精度やサービスの深度を向上させるとともに、新たな付加価値創出を図ることが狙いです。

両社は2024年に業務提携を開始し、ユーザーの許諾および関係法令を遵守した範囲で位置情報データの連携を行い、観光支援などの共同サービス提供で協働してきました。これらの実績から、データ特性・技術基盤・価値観に一定の共通性が確認されているとしています。

株式会社ブログウォッチャーの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ 画像 4

unerryの強みと事業領域

unerryはリテール、メーカー、まちづくり分野を中心に人流データと購買・メディア視聴・アンケート等の生活者行動データを組み合わせ、広告・マーケティングや分析サービスを提供しています。

同社は複数データを掛け合わせた新たな価値創出や、コンサルティング型営業による高付加価値提案を強みとしており、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営しています。Beacon Bankは約150のスマートフォンアプリから取得する約8.5億ID(うち国内約2.4億ID)の屋内外の人流ビッグデータをAIで解析する基盤です。

株式会社ブログウォッチャーの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ 画像 5

ブログウォッチャーの強みと提供サービス

ブログウォッチャーは地域代理店との連携を含む幅広い顧客接点を持ち、位置情報データを活用した広告を年間1,000社以上に提供しています。業界のロングテールを含む多様な顧客への提供実績が特徴です。

特に不動産領域でのメディア連携、観光分野や建設コンサルティング向けのまちづくり領域におけるデータ提供やダッシュボードサービスの実績を持っており、地域密着型のサービス展開に強みがあります。

データ規模の拡大と技術的意義:Data Scaling Lawの観点から

unerryは、本件株式取得により当社グループが取り扱う位置情報データの規模が国内だけでも年間約1兆件規模になる見込みであると示しています。これは単なるデータ量の増加にとどまらず、分析やサービス化の観点で質的な転換点をもたらすと説明しています。

プレスリリースではData Scaling Law(ビッグデータの量が一定規模を超えることで分析や活用水準が質的に変化するという概念)に触れ、この水準のデータ量があることで、行動データを時間・場所・文脈ごとに分解しても十分なサンプルが残る点を強調しています。

データ連携の具体的効果

大量データの保有により、天候や地域統計などのオープンデータ、メディアやエンタープライズ企業が保有する固有データと掛け合わせた高度なサービス展開が可能になります。また、両社のデータ資産と技術基盤の段階的な連携によって、開発・運用コストの最適化や投資効率の向上が期待されます。

さらに、人材およびノウハウの融合を通じて事業基盤を強化し、生成AIやAIエージェントを活用したサービスの高度化、Data Clean Roomを前提とした安全なデータ連携に向けた取り組みの選択肢が拡がると明記されています。

スケジュール、会計処理および問い合わせ先

取得日程に関しては契約締結日が取得相手先により異なると説明されていますが、いずれも同一の取締役会決議に基づき実施されます。プレスリリースでは取得日を2026年5月1日予定としています。

会計面では、当連結会計年度(2026年6月期)への影響は現在精査中で、当社とブログウォッチャーの決算期の違い(当社6月期、ブログウォッチャー3月期)を考慮した連結処理を行う予定であると述べています。本件による今期(2026年6月期)連結業績への損益面の影響は軽微または限定的であると見込んでいます。

のれん等および今後の開示

本件取得に伴い発生するのれん等の金額およびその償却による来連結会計年度(2027年6月期)以降の業績への影響については、詳細が確定次第速やかに公表する旨が記載されています。

なお、当件は2026年5月1日を取得予定日としているため、連結業績への影響は2027年6月期から反映される見込みです。

問い合わせ先および関連情報

本件に関する問い合わせ先は以下の通りです。

広報担当
株式会社unerry 広報 内山、柳田
メール
information@unerry.co.jp

また、株式会社unerryに関する基本情報として、以下の事項が公表されています。

  • 会社名:株式会社unerry
  • 代表取締役社長CEO:内山 英俊
  • 設立:2015年8月
  • 本社所在地:〒105-6901 東京都港区虎ノ門 4-1-1 神谷町トラストタワー 23F(WeWork 内)
  • URL:https://www.unerry.co.jp/
  • Beacon Bank:https://www.beaconbank.jp/(約150のアプリから約8.5億IDを取得、うち国内約2.4億ID)

要点まとめ(表形式)

以下に本件の主要事項を表で整理します。発表内容の骨子と今後の注目点をわかりやすくまとめています。

項目 内容
発表日時 2026年2月6日 16時00分(株式会社unerryのプレスリリース)
決議 2026年2月6日開催の取締役会にて、株式会社ブログウォッチャーの株式取得および完全子会社化を決議
取得予定日 2026年5月1日(予定。契約締結日は取得相手先により異なる)
取得対象会社 株式会社ブログウォッチャー(位置情報データプラットフォーム「プロファイルパスポート」を展開)
取得の目的 両社のデータ活用力と顧客接点を組み合わせ、事業基盤を拡大。国内年間約1兆件規模のデータ取り扱い体制の確立とAI連携による「AI ready」基盤の構築
unerryの強み リテール、メーカー、まちづくり中心の人流データ×購買・メディア視聴・アンケート等の統合分析。Beacon Bank:約8.5億ID(国内約2.4億ID)
ブログウォッチャーの強み 地域代理店を含む幅広い顧客接点。年間1,000社以上へ位置情報を活用した広告提供。不動産・観光・建設コンサル向けダッシュボード実績
会計処理・業績への影響 2026年6月期への影響は精査中。今期への影響は軽微または限定的と見込む。連結反映は主に2027年6月期から
のれん等 金額および償却影響は確定次第公表予定
問い合わせ 株式会社unerry 広報 内山、柳田 / information@unerry.co.jp
関連リンク https://www.unerry.co.jp/https://www.beaconbank.jp/

本件は、両社が持つデータ資産と顧客チャネルを相互に活かすことで、従来のサービス領域を拡大しつつ、生成AIやAIエージェントを含む次世代のソリューション開発の選択肢を広げることを目指すものです。会計処理上の詳細やのれんの金額などは今後の開示を待つ必要がありますが、発表内容からはデータ規模の飛躍的拡大とそれに伴う分析・サービス高度化の意図が明確に読み取れます。