スマートSDSメイクが改正JIS対応を2026年前半に提供へ
ベストカレンダー編集部
2026年2月12日 10:07
新JIS対応アップデート
開催日:2月12日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
新JIS対応を「数時間」で完了させる狙いと提供時期
株式会社Dynagonは、2026年2月12日付の発表で、2025年末に公表されたJIS Z 7252/7253:2025(以下、新JIS)への対応を目的としたアップデートを、2026年前半に実施する予定であることを明らかにしました。リリースでは、従来は「数ヶ月」かかっていた新JIS移行作業を、スマートSDSメイクの柔軟なデータ基盤とAIを活用した既存SDSのデジタル化技術の組み合わせにより、わずか「数時間」で完了できることを目指すとしています。
発表日時は2026年2月12日09時00分で、同社代表は坂本晋悟氏、所在地は東京都品川区上大崎2-13-45と記載されています。今回のアップデートは、SDS(安全データシート)作成・管理に関わる企業の負担を大幅に軽減することを目的とした機能強化であり、改正JISへの準拠を効率的に進めるための実務的な支援を重視しています。
スマートSDSメイクの現行機能と、新JIS対応で強化される点
「スマートSDSメイク」はSDSの作成・改訂業務を効率化するクラウドソフトウェアで、中小企業から大手企業まで幅広く利用されています。単なるSDS作成ツールに留まらず、法改正に伴う改訂対象SDSの自動リストアップや、具体的な改訂提案機能を備え、SDSのライフサイクル全体を支えるインフラを目指しています。
以下に、スマートSDSメイクに搭載されている主要機能を整理します。詳細は製品ページでも確認できます:スマートSDSメイク 製品ページ。
- 新規SDSの作成:化学物質情報(CAS番号・化学物質名)と濃度比率を入力することで、3ステップの操作により高品質なSDSを作成可能。
- 既存PDFの取り込み:SDSに特化したAIがPDF形式のSDSをデジタル化し、スマートSDSメイクのデータ形式へ変換。構造化データとして再利用できる。
- 原料登録・利用:サプライヤーから受領した原料SDSをアップロードして登録。AIによる情報抽出で転記作業が不要、複雑な原料区分計算や物質のバラし表記にも対応。
- 営業秘密保護支援:該当法令や裾切値を考慮し、物質情報を非開示や非表示に設定可能。
- タグ付けによる管理、絞り込み検索など運用を支援する管理機能。
新機能1:最新ロジックで新JIS準拠SDSを自動生成
新JISで変更された分類基準やHコード/Pコード等の差分をシステムロジックに組み込むことで、ユーザーは従来通りの入力操作を行うだけで、新JISが要求する要件を満たしたSDSを出力できます。これにより、SDS作成担当者は都度細かな規格差分を確認する負担から解放されます。
具体的には、物理化学的危険性の区分変更や最新の注意書き(Pコード)への対応がシステムに反映され、出力されるSDSは新JISに準拠した形式と記載内容になります。法令遵守の確保と作業時間短縮の両面を実現することが意図されています。
新機能2:既存SDS資産を活かす移行支援
既にスマートSDSメイクを導入済みの企業は、画面操作のみで旧JIS版から新JIS版への別バージョン作成が可能です。これにより既存データを再利用した効率的な移行が期待できます。
これから導入する企業向けには、社内に保存されたPDF形式のSDSをアップロードすると、SDSに特化したAIが内容を構造化データとして抽出し、新JISとの整合性チェックを行った上で必要箇所のみを修正・変換します。これにより大量のPDF資産を短時間で新規格に合わせることが可能になります。
JIS Z 7252/7253:2025の改正点とSDS・ラベル表示への影響
本節では、新JISの主な変更点を整理します。改正は分類基準の更新に始まり、SDSおよびラベル表示ルールの見直しを伴うため、SDS運用に関わる企業にとって実務的な影響が大きい点が特徴です。
改正点の要点は以下のとおりです。詳細はスマートSDSが運営する化学物質管理メディア「スマートSDSジャーナル」で確認できます(リンクは記事末の関連リンク参照)。
- 1. 化学品の分類基準(JIS Z 7252)の主な変更点
-
- 物理化学的危険性および健康有害性に関する分類方法が最新化。
- 「爆発物」の区分変更:従来の区分(1.1〜1.6)から、使用場面を考慮した区分(区分1、2A、2B、2C)へ移行。
- 「加圧下化学品」の追加:エアゾールと高圧ガスの中間に位置する新区分が追加。
- 皮膚腐食性/刺激性の試験方法拡充:動物愛護の観点からin vitroやex vivo試験を用いた分類方法が追加。
- 2. SDSおよびラベル表示(JIS Z 7253)の主な変更点
-
- 危険有害性情報(Hコード)および注意書き(Pコード)の刷新:爆発物区分変更に対応し、Hコード・Pコードの一部削除や新規追加が行われる。
- 具体例:H200〜H205の削除、H209(爆発物)の追加、P203(使用前に安全説明書の入手)の追加など。
- 注意書きの柔軟な記載:特定条件下で注意書きの省略や複数注意書きの統合・結合など柔軟な対応が可能に。
- SDS作成規定(付属書D)の見直し:労働安全衛生法改正や国連GHS文書に合わせてSDSの小項目名や作成・編集に関する規定が変更。
- 3. 猶予期間
-
経過措置として、新JIS対応には約5年間の猶予期間が設定されています。猶予期間中は段階的な移行措置が可能ですが、最終的な準拠は各事業者の対応が必要です。
受領側支援サービス「スマートSDSチェック」と会社情報、まとめ
DynagonはSDSを受取・管理する企業向けに「スマートSDSチェック」というサービスも提供しています。本JIS改正に伴い、スマートSDSチェック側での対応機能検討も進められており、サプライヤーから受領したSDSが新JISで作成されたものか旧JIS版であるかを判別する支援などが想定されています。
スマートSDSチェックの詳細はサービスページで案内されています:スマートSDSチェック 製品ページ。この機能により、受領側の管理負担を軽減し、新旧混在するSDSの識別や優先対応が可能となります。
会社概要と問い合わせ先
プレスリリースに記載された株式会社Dynagonの基本情報は以下のとおりです。
- 会社名
- 株式会社Dynagon
- 代表者
- 坂本 晋悟
- 所在地
- 東京都品川区上大崎2-13-45
- 事業内容
- SDS作成・管理支援クラウドソフト「スマートSDS」の開発・提供
- ホームページ
- https://dynagon.jp/
- 本件に関するお問い合わせ
- 問い合わせ先:株式会社Dynagon 代表 坂本(E-mail: contact@dynagon.jp)
発表資料では、スマートSDSジャーナルで改正の詳細を確認できる旨が示されており、改正内容の解説記事や運用上の注意点などが順次公開される見込みです。関連リンクは本文末のまとめ表と併せてご確認ください。
この記事の要点整理(表)
以下に、本稿で取り上げた主要な情報を表形式で整理します。改正内容、提供時期、主要機能、問い合わせ先などを一覧にまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | スマートSDSメイク(SDS作成・管理クラウドソフト)、スマートSDSチェック(受領・管理向けサービス) |
| 提供時期 | 新JIS対応アップデート:2026年前半(発表日:2026年2月12日 09:00) |
| 目的 | JIS Z 7252/7253:2025(新JIS)への準拠を効率化し、従来「数ヶ月」かかっていた移行作業を「数時間」へ短縮すること |
| 主な機能(既存) |
|
| 新機能(JIS対応) |
|
| JIS改正の主なポイント |
|
| 会社情報 | 株式会社Dynagon(代表:坂本晋悟)所在地:東京都品川区上大崎2-13-45、事業:SDS関連クラウド開発/提供 |
| 問い合わせ | E-mail: contact@dynagon.jp/ホームページ: https://dynagon.jp/ |
| 関連リンク | https://smartsds.jp/(スマートSDS製品ページ/ジャーナル) |
以上が、Dynagonによる新JIS対応のアップデート概要と、スマートSDSメイク/スマートSDSチェックに関する発表内容の要点整理です。SDSの作成・受領・管理に関わる業務フローと規格対応の負担軽減に直結する変更内容が中心となっています。