3月1日開始:関西空港リムジンがカードで乗車可能に
ベストカレンダー編集部
2026年2月12日 12:50
空港リムジンタッチ導入
開催日:3月1日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
関西の空港リムジンが「カード/スマホのタッチ」で乗れるように——導入の概要と導入日
2026年3月1日(日)より、関西国際空港(以下:関西空港)および大阪(伊丹)空港の一部空港リムジンバスにて、クレジットカード等のタッチ決済による乗車サービスが開始されます。プレスリリースは2026年2月12日11時に公開され、発表の中心企業は三井住友カード、株式会社ジェーシービー(JCB)をはじめとする輸送事業者と技術提供事業者です。
本サービスは三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)やカード情報が設定されたスマートフォン等でバスの乗降時にタッチするだけで決済・乗車が完了する仕組みです。導入は5事業者・合計260台で行われ、一部路線・一部バス会社は未対応である点に留意が必要です。
背景と期待される効果:訪日客増と空港アクセスの課題解消
観光庁の推計では2025年の訪日外国人旅行者数は4,268万人となり、関西空港の利用者数は2,173万人に上りました。両空港を合わせた国内外の利用者数は5,027万人に達しているとされ、空港アクセスの利便性向上は重要な課題となっています(出典:JNTOおよび関西エアポートの公表データ)。
従来、空港リムジンバスでは交通系ICカード対応が進んでいる一方で、自動券売機による切符購入やバス停での切符販売に起因する混雑、係員の負荷といった運営面の課題が残っていました。今回の導入により、交通系ICカードを持たない訪日外国人旅行者や、現金や切符購入を避けたい国内利用者も、普段使い慣れているクレジットカード等で乗車可能となり、キャッシュレス化の更なる推進と地域交通の利便性向上が見込まれます。
対象路線と利用方法:空港発着の主要路線をカバー
乗車方法は簡便で、利用者はタッチ決済対応カードまたはカード情報を設定したスマートフォン等を、バスに新たに設置される専用端末にタッチするだけです。端末の設置位置はバス車両によって異なりますが、乗車時のスムーズな操作を想定した配置になります。
対象となる路線は以下のとおりです。関西空港発着と大阪(伊丹)空港発着でそれぞれ複数路線が指定され、府県をまたぐ路線も含まれます。すべての路線が一斉に対応するわけではなく、導入は一部路線・一部バス会社未対応となる点は注意が必要です。
関西国際空港 発着の対象路線
- 大阪府内:大阪駅前線、大阪空港(伊丹空港)線、近鉄上本町線、南港・USJ線、りんくうタウン線、スカイシャトル線
- 兵庫県内:神戸線、西宮線、尼崎線
- 奈良県内:奈良線
大阪(伊丹)空港 発着の対象路線
- 大阪府内:大阪駅前線、新大阪線、なんば線、あべの橋線、上本町線、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン線、関西国際空港線
- 兵庫県内:神戸三宮線、甲子園線
- 京都府内:京都線
- 奈良県内:奈良線
運用の詳細と参加企業、決済ブランド
決済で利用可能なブランドは以下のとおりです。Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(UnionPay)など多様な国際ブランドに対応します。これにより、海外からの利用者が自身のカードでそのまま決済できる環境が整備されます。
導入に関わる主な企業と各社の概要(プレスリリース記載の内容)は下記の通りです。複数のバス事業者とカード・端末の提供企業が協働して導入を進めます。
- 関西空港交通株式会社
- 本社:大阪府泉佐野市、取締役社長:河合 潤二
- 阪急観光バス株式会社
- 本社:大阪市豊中市、代表取締役社長:寺西 保
- 阪神バス株式会社
- 本社:兵庫県尼崎市、代表取締役社長:城島 和弘
- 近鉄バス株式会社
- 本社:大阪府東大阪市、取締役社長:渡壁 伊智郎
- 奈良交通株式会社
- 本社:奈良県奈良市、代表取締役社長:田中 耕造
- 三井住友カード株式会社
- 本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 CEO:大西 幸彦(公共交通向けソリューション「stera transit」を提供)
- 株式会社ジェーシービー
- 本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:二重 孝好
- QUADRAC株式会社
- 本社:東京都中央区、代表取締役社長:高田 昌幸(タッチ決済履歴の確認サービス等を提供)
- 株式会社小田原機器
- 本社:神奈川県小田原市、代表取締役社長:津川 直樹
- レシップ株式会社
- 本社:岐阜県本巣市、代表取締役社長:北野 元昭
サービス導入台数は合計260台(5事業者)で、関西国際空港および大阪(伊丹)空港の空港リムジンバスへのタッチ決済導入は、本件が初の事例であると三井住友カードの調査で報告されています(2026年2月、同社調べ)。
タッチ決済の確認方法
タッチ決済の履歴確認については、QUADRACが提供する「Q-move」サイト(https://q-move.info/)でマイページ登録を行うことで履歴の確認が可能になります。サイト上で会員登録手続きを完了すると、乗車時のタッチ決済履歴を確認できる仕組みです。
利用者は登録により、自身の決済履歴を遡って確認できるため、乗車証跡の管理や利用明細の照合に役立ちます。Q-moveの利用イメージや操作手順は同社のサイトにて案内されます。
要点の整理(表形式)と結びの説明
以下の表に、本件で発表された主要ポイントを整理します。導入日や対象路線、参加企業、対応決済ブランド、履歴確認の方法などをまとめました。続く文章では表の内容を受けて本稿のまとめを行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年2月12日 11:00(プレスリリース発表) |
| 導入開始日 | 2026年3月1日(日) |
| 対象施設 | 関西国際空港・大阪(伊丹)空港の空港リムジンバス(一部路線・一部事業者は未対応) |
| 対象路線(主な路線) | 関西空港発着:大阪駅前線、大阪空港線、近鉄上本町線、南港・USJ線、りんくうタウン線、スカイシャトル線、神戸線、西宮線、尼崎線、奈良線。 伊丹発着:大阪駅前線、新大阪線、なんば線、あべの橋線、上本町線、USJ線、関西空港線、神戸三宮線、甲子園線、京都線、奈良線。 |
| 導入規模 | 5事業者 合計260台 |
| 主要参加企業 | 関西空港交通、阪急観光バス、阪神バス、近鉄バス、奈良交通、三井住友カード、JCB、QUADRAC、株式会社小田原機器、レシップなど |
| 対応決済ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(UnionPay) |
| タッチ履歴確認方法 | QUADRAC「Q-move」サイト(https://q-move.info/)でマイページ登録後に履歴確認可能 |
| 備考 | (※1)タッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)やカードが設定されたスマートフォン等。 (※2)本件が関西国際空港および大阪(伊丹)空港の空港リムジンバスへのタッチ決済導入としては初の事例(2026年2月 三井住友カード調べ)。 (※3)利用者数等の出典はJNTOおよび関西エアポートの公表データ。 |
以上がプレスリリースの要点と詳細の整理です。表にまとめた情報を基に、実際に利用する際は乗車前に対応路線・車両の案内を確認し、タッチするカードや端末の準備を行うとよいでしょう。履歴確認についてはQ-moveのアカウント登録方法を確認のうえ、必要に応じて利用してください。