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5月説明会予定の介護向け『ぷよぷよトレーナー』開発始動

介護施設向け説明会

開催期間:5月1日〜6月30日

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介護施設向け説明会
説明会っていつからあるの?
介護施設向け説明会は2026年5月〜6月頃にかけて順次開催予定。具体的な日程・申込方法は各社の公式サイトやSNSで追って案内されます。
現場で使える機能ってどんなもの?
短時間で始められる案内、難易度3段階、ひとり/ふたりモード、得点や回数の自動記録、業務負担を抑えるゲーム内チュートリアルなどを想定しています。

介護現場の“日常”を変える狙い—『ぷよぷよトレーナー』開発始動

2026年2月17日12時00分、エレコム株式会社、株式会社エンタケア研究所、GLOE株式会社、松竹ブロードキャスティング株式会社の4社は、製作委員会を設立し、株式会社セガが展開する国民的パズルゲーム『ぷよぷよ』を介護福祉や認知機能トレーニング向けに最適化した新作開発『ぷよぷよトレーナー』の開発開始を公表した。運営補佐として株式会社電通が参画する。

本プロジェクトは、介護福祉施設でのレクリエーションや日常の余暇時間を「やらなければならない時間」から、利用者が自発的に参加したくなる「遊びの時間」へと変えることを目的とする。ゲーム性の分かりやすさと楽しさを活用し、利用者の自発性や周囲との自然なやり取りを引き出す体験設計を目指す。

介護福祉向け『ぷよぷよ』活用ゲーム『ぷよぷよトレーナー』開発開始 画像 2

製作委員会の構成と役割

今回の製作委員会は、介護福祉とエンタテインメント双方の知見を持つ企業群で構成される。セガのIPを基盤に、各社の専門性を組み合わせた体制作りを行う点が特徴である。

参画企業の主な構成は以下の通りである。

  • エレコム株式会社(大阪市) — 入力デバイスやタブレット周辺機器等のハード面や操作性設計を担当。
  • 株式会社エンタケア研究所(東京都中野区) — 介護・医療・福祉分野の研究知見を活かした監修と効果検証を担当。
  • GLOE株式会社(東京都新宿区、東証グロース:9565) — ゲーム設計、eスポーツの知見を活かした体験設計と運用を担当。
  • 松竹ブロードキャスティング株式会社(東京都中央区) — メディア運営やシニアコミュニティとの接点を活かした普及支援を担当。
  • 株式会社セガ(東京都品川区) — 『ぷよぷよ』シリーズの提供とゲーム性の adapted 監修。
  • 株式会社電通(東京都港区) — 運営補佐としてプロジェクト運営支援に参画。

この体制により、現場の運用負担を増やさない形で導入・継続されることを前提にしたサービス設計が進められる。

介護福祉向け『ぷよぷよ』活用ゲーム『ぷよぷよトレーナー』開発開始 画像 3

『ぷよぷよトレーナー』の設計思想と主な機能

『ぷよぷよトレーナー』は、『ぷよぷよ』の持つ直感的なルール(同じ色を4つ以上つなげて消す)という強みを維持しつつ、介護福祉施設や認知機能トレーニングの利用環境に合わせて体験を再設計することを目的とする。

設計にあたっては「勝ち負けや上達を競う」ことを主目的にせず、「同じ画面を見て、同じ時間を過ごす」こと自体に価値を置く点が明確にされている。短時間でも成功体験が得られる性質を生かし、利用者の自発的参加を促すことが狙いである。

介護福祉向け『ぷよぷよ』活用ゲーム『ぷよぷよトレーナー』開発開始 画像 4

使いやすさのポイント(予定)

開発段階で提示されている主な使いやすさの要点は下記の通りである。

すぐ始められる:
画面案内に沿って進めることで、できるだけ短い操作で開始できる構成を目指す。
難易度は3段階:
「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の3段階設計で、利用者の状態に合わせて選択可能とする。
モードは2つに限定:
「ひとりで遊ぶ」「ふたりで対戦する」の2モードにし、選択に迷わない構成を採る。
記録が残る:
得点や回数などを自動で記録し、日常のレクリエーション実施状況を把握しやすい設計にする。

このほか、認知機能を鍛える目的のモード設定や、職員の業務負担を軽減するためのゲーム内チュートリアル、管理しやすいスコア集計機能など運用面の工夫も盛り込む予定である。

また、既存『ぷよぷよ』シリーズで採用されている「スピードちょうせい」や「ハンデせってい」といった機能の知見を活かし、高齢者や障がいのある方が一緒に楽しめる形を模索している点も明記されている。

介護福祉向け『ぷよぷよ』活用ゲーム『ぷよぷよトレーナー』開発開始 画像 5

専門家の参画・効果検証と導入スケジュール

開発段階から複数の精神科医、エンタケア研究所所属の在宅医・看護師・心理士、外部の作業療法士や介護福祉施設の施設長らが参画し、現場の声と専門的視点を反映しながら進められている。監修体制は、単なる楽しさの提供にとどまらず、身体・認知機能へどのように働きかけるかを評価する目的を持つ。

今後は、レクリエーションとしての継続性に加え、フレイル予防の観点からどのような変化が得られるかについても検証を進める方針である。ゲームが「楽しい時間」に留まらず、日常で自然に身体や頭を動かすきっかけになっているかを専門的に確認する。

介護福祉向け『ぷよぷよ』活用ゲーム『ぷよぷよトレーナー』開発開始 画像 6

介護福祉施設向け説明会の予定

『ぷよぷよトレーナー』の導入を検討する介護福祉施設向けに、2026年5月から6月頃にかけて順次説明会を開催する予定と発表された。

説明会で案内する内容は次のような項目を想定している:

  • どのような場面(レクリエーションや自由時間等)で活用できるか
  • 導入の始め方や費用の考え方
  • 実際の画面を用いたデモ体験
  • 導入に関する個別相談

開催日程や申込方法の詳細は、各社のWebサイトや公式SNSを通じて順次案内される予定である。

取り組みの背景と各社のコメント

製作委員会設立の背景には、介護人材不足と利用ニーズの拡大という構造的な課題がある。厚生労働省の資料(令和7年5月9日「介護人材確保の現状について」)を踏まえ、65歳以上人口は増加を続け、2040年には約3,900万人規模に達する見込みである。

人手不足の影響は介護職員数の必要推計にも表れており、令和4年度の約215万人から2026年度に約240万人、2040年度には約272万人が必要と推計されている(22年度比+約57万人)。その状況下で、利用者の生活の質を保ちつつ職員の負担を増やさないレクリエーションの選択肢を増やすことが求められている。

各社の代表コメント(要旨)

エレコム:ヘルスケア事業部 執行役員 葉田甲太は、入力デバイスや計測・連携を含めた体験設計で本プロジェクトを支援すると述べ、施設や家庭、自治体で参加率・継続率の高い環境構築に貢献する意図を示した。

エンタケア研究所:代表取締役 高丸慶は、最新の研究(BMC Geriatrics掲載)でVRなどのデジタル介入がMCIやフレイル傾向の改善に寄与する可能性を示したことに触れ、eスポーツを社会実装の手段と位置づけ、臨床経験と科学的知見の融合で健康寿命延伸を目指すと述べている。

GLOE:代表取締役 谷田優也は、ゲームを日常に存在する体験として設計する姿勢を強調し、「続けること」が目的化して無理が生じないよう、現場で無理なく使われ継続される体験設計を重視すると述べた。

松竹ブロードキャスティング:代表取締役社長 井田寛は、メディアとシニア向けコミュニティ『ナビトモ』の接点を活かし、会話や笑顔が生まれる場の創出を目指すと述べた。

関連情報と企業概要

発表に含まれる各社の概要と代表者、所在地、URLは以下の通りである。導入検討や詳細確認は各社の公式サイトを参照することが案内されている。

  • エレコム株式会社(代表:取締役社長執行役員 石見 浩一)

    所在地:大阪市中央区伏見町4丁目1番1号 明治安田生命大阪御堂筋ビル9F

    URL:https://www.elecom.co.jp/
  • 株式会社エンタケア研究所(代表:高丸 慶)

    所在地:東京都中野区新井1丁目24番4号

    URL:https://entercare-lab.co.jp/
  • 松竹ブロードキャスティング株式会社(代表:井田 寛)

    所在地:東京都中央区築地4丁目1番1号 東劇ビル5階

    URL:https://www.broadcasting.co.jp/sbc
  • 株式会社電通(代表:佐野 傑)

    所在地:東京都港区東新橋1-8-1

    URL:https://www.dentsu.co.jp/
  • GLOE株式会社(代表:谷田優也、古澤明仁、東証グロース:9565)

    所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア15F

    URL:https://gloe.jp
  • 株式会社セガ(代表:内海州史)

    役割:『ぷよぷよ』シリーズの提供元(本プロジェクトのゲーム性の基盤)

まとめ(要点整理)

『ぷよぷよトレーナー』は、介護福祉の現場で無理なく日常的に使われることを目標に、『ぷよぷよ』の分かりやすさを生かして高齢者向けに再設計する試みである。運営補佐として電通が参画するほか、専門家による監修と効果検証も組み込まれている。介護施設向け説明会は2026年5~6月に順次開催予定であり、詳細は各社Webサイトや公式SNSで案内される。

以下の表に本記事で触れた主要事項を整理する。

項目 内容
発表日 2026年2月17日 12:00
プロジェクト名 ぷよぷよトレーナー(『ぷよぷよ』を介護福祉向けに最適化)
製作委員会参加企業 エレコム、エンタケア研究所、GLOE、松竹ブロードキャスティング(電通は運営補佐、セガはIP提供)
想定利用場面 介護福祉施設のレクリエーション、認知機能トレーニング、余暇時間
主な機能(予定) すぐ始められる案内、難易度3段階、モード2種類(ひとり/ふたり)、自動記録、認知機能モード等
専門家の監修 複数の精神科医、在宅医・看護師・心理士、作業療法士、介護施設長等が参画
説明会 介護福祉施設向けに2026年5~6月頃より順次開催予定(詳細は各社Web/SNSで案内)
背景課題 高齢化の進行と介護人材不足(2040年に65歳以上人口約3,900万人、介護職員必要数は約272万人の推計)

以上が公表された内容の要点整理である。今後の詳細や導入に関する具体的な情報は各社の公式発表を参照することが案内されている。