OUR初、特定技能2号合格者誕生──海外教育から長期就労へ
ベストカレンダー編集部
2026年3月2日 13:09
OUR初 特定技能2号合格
開催日:1月31日
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OURから初の特定技能2号合格者が誕生 — 海外教育から日本での長期キャリアへ
株式会社ONODERA USER RUN(以下、OUR)は、2026年1月に実施された「2025年度第3回特定技能2号試験(外食業・飲食料品製造業)」において、OUR BLOOMとしては初めての特定技能2号合格者を輩出したと、2026年3月2日11時00分付のリリースで発表しました。今回の合格は、海外の教育環境から日本での長期的な就労と安定したキャリア形成へと移行する具体的な事例として注目されます。
発表によれば、在留資格「特定技能2号」への移行が実現することで、これまで特定技能1号で認められていた通算5年の在留制限が撤廃され、日本での継続的な就業と高度な責任ある業務への従事が可能になります。今回合格した人材は、海外で受けた専門教育を基盤に日本での就業を続け、2号合格を経て長期定着へ道を開きました。
合格者の経歴と試験までの取り組み
合格者は「ピョーさん」。OURはアジア5カ国で運営する無償教育拠点OUR BLOOMING ACADEMYのヤンゴン校(ミャンマー)にて日本語と特定技能の専門教育を提供しており、ピョーさんは同校で学びました。日本での勤務は、2023年7月より給食事業を展開する株式会社ミントにて行っています。
ピョーさんは2回目の挑戦で合格を手にしました。リリースに記載された本人コメントでは、OURの教材と外部の学習リソースを併用し、業務の合間を縫って実践的に学習を進めたこと、1回目の不合格後は弱点を徹底的に見直し、OURの担当講師によるZoomでの個別指導を受けたことが合格につながったと述べられています。
- 研修機関:OUR BLOOMING ACADEMY(ヤンゴン校、ミャンマー)
- 就業先:株式会社ミント(給食事業)/勤務開始:2023年7月
- 試験:2025年度第3回 特定技能2号試験(外食業・飲食料品製造業)/実施:2026年1月
- 合格回数:2回目の挑戦で合格
ピョーさんのコメントは、学習方法や講師のサポートの具体性を示し、個別の指導と繰り返しの復習が合格に直結した点を明確に伝えています。
特定技能2号の位置づけと試験の難易度
まず制度の背景を整理すると、「特定技能」制度は2019年4月に創設され、深刻化する外食業界の人材不足に対応する目的で導入されました。特定技能1号では在留期間が通算5年に限定されていますが、特定技能2号への移行が認められると在留更新の制限がなくなり、日本での長期的な就労とキャリア形成が可能になります。
外食分野における人数動向としては、2025年6月末時点で特定技能1号の受入れ人数は35,771人に達しており、特定技能2号として活躍する人材は同時点で510人となっています(出典:出入国在留管理庁「特定技能在留外国人数の公表等」)。これらの数値は、1号から2号へ移行する事例が増えつつあることを示していますが、2号は高度な技能と経験を必要とするため難易度は高いという特徴があります。
特定技能2号取得に必要な主な要件
外食分野で特定技能2号を取得するためには、複数の要件を満たす必要があります。必要な項目は技能試験と日本語能力、実務経験の3点が中心です。
- 技能要件
- 「外食業特定技能2号技能測定試験」への合格が必須。
- 日本語能力
- 日本語能力試験(JLPT)でN3以上の合格が必要。
- 実務経験
- 食品衛生法の営業許可を得た飲食店で、複数のアルバイト従業員や特定技能外国人等を指導・監督しながら接客を含む業務に従事し、店舗管理を補助する者(副店長、サブマネージャー等)としての実務経験が求められる。
これらの要件からもわかる通り、日本語の運用能力に加え、調理や接客にとどまらない店舗管理や教育指導の専門知識が外国人材に対して要求されます。試験の難易度は実務的な理解と高い学習意欲を必要とする水準です。
実際の合格率は、2025年度第3回特定技能2号試験(外食業・飲食料品製造業)で56.5%にとどまっており、要求されるレベルの高さがうかがえます。
OURの教育支援体制と合格に向けた具体的施策
OURは海外現地で展開する無償教育拠点「OUR BLOOMING ACADEMY」にて、オリジナルカリキュラムによる日本語および特定技能の専門教育を提供しています。加えて、日本での就労開始後も支援を継続し、特定技能2号へのステップアップを目指す人材に対して「OUR College」やオリジナル教材を提供しています。
リリースでは、教育支援の専任部署がカリキュラム作成と徹底した学習サポートを行い、受験者に寄り添った指導を行ったことが今回の合格を後押ししたと説明されています。具体的な支援は現地教育に留まらず、就労開始後のオンライン指導や模擬試験の作成など多面的です。
OURスタッフが公開した支援内容の詳細
OURのスタッフコメントには、1回目の受験での不合格から得られた学習上の知見を活かし、模擬試験に反映させた点や、受験者の勤務休業日にあわせたオンライン対策講座を実施した点が記されています。長文読解や計算問題の強化、重要ポイントの反復確認など、実務に直結する形で指導が行われました。
- オンライン学習ポータル「OUR College」の活用
- AI翻訳を用いた公式テキストの理解補助
- オリジナル模擬試験の作成と反復演習
- Zoomを用いた個別指導(業務時間外や休業日に実施)
これらの支援の結果、合格者は必要な技能と日本語能力を実務経験と並行しながら身につけ、2号取得へと至りました。OURでは今後も特定技能2号や在留資格「介護」への移行を希望する人材に対して支援を継続する旨が明記されています。
企業情報と数値で見るOURの取り組み
プレスリリースはまた、OURの事業実績と組織情報を具体的な数値で示しています。これにより、海外教育から紹介・就業・資格取得までを一貫して支援する独自スキームの実効性が確認できます。
以下はリリースに記載された主要な数値と企業情報です。これらは2026年1月31日現在の集計値が中心で、教育から就業までのパイプラインの規模感を示します。
- 累計教育人数
- 9,828名(自社海外アカデミー在学及び終了した累計人数、2026年1月31日現在)
- 特定技能試験合格者数
- 8,627名(累計)
- 職業紹介内定者数
- 7,925名(特定技能人材の職業紹介における内定数)
- 就業開始人数
- 6,058名(累計で紹介先企業で就業を開始した人数)
会社概要としては以下の通りです。
- 会社名:株式会社ONODERA USER RUN(OUR)
- 所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 大手センタービル5階
- 設立:2016年11月1日
- 資本金:1億円
- 代表者:代表取締役社長 加藤 順
- 当社は法務省認定の登録支援機関であることが明記されています。
- URL:https://onodera-user-run.co.jp/
また、ONODERA GROUPについてもグループ代表CEO 小野寺 裕司氏の下で多様な事業を全国・海外で展開している旨が説明されています(URL:https://www.onodera-group.jp/)。
要点整理
ここまでの記事中で触れた重要事項を表形式で整理します。表は発表内容を簡潔に把握するための一覧です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレス発表日 | 2026年3月2日 11時00分 |
| 発表企業 | 株式会社ONODERA USER RUN(OUR) |
| 合格者 | ピョーさん(OUR BLOOM 元受講生、ヤンゴン校出身) |
| 研修拠点 | OUR BLOOMING ACADEMY(ヤンゴン校、ミャンマー) |
| 就業先 | 株式会社ミント(給食事業)/勤務開始 2023年7月 |
| 試験名称 | 2025年度第3回 特定技能2号試験(外食業・飲食料品製造業)/実施:2026年1月 |
| 試験合格率 | 56.5%(当該回の合格率) |
| 制度背景 | 特定技能制度(2019年4月創設)。特定技能1号は在留通算5年制限、2号は在留更新制限なし。 |
| 外食分野の受入人数(1号) | 35,771人(2025年6月末時点) |
| 外食分野の2号在籍人数 | 510人(2025年6月末時点) |
| OURの累計教育人数 | 9,828名(2026年1月31日現在) |
| OURの特定技能合格者数 | 8,627名(累計) |
| 職業紹介の内定数/就業開始数 | 内定:7,925名、就業開始:6,058名(累計) |
| OUR所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 大手センタービル5階 |
| OUR設立・資本金・代表 | 設立:2016年11月1日/資本金:1億円/代表取締役社長:加藤 順 |
| 関連URL | https://onodera-user-run.co.jp/ 、https://www.onodera-group.jp/ |
上表の通り、今回の合格はOURが提供する教育と就労支援の一連の取り組みが成果を上げた事例として読み取れます。特定技能2号は高度な技術と指導力、適切な日本語運用能力を求められるため、採用側・教育側双方の継続的な支援が重要となります。本記事では発表された全情報を整理して伝えました。