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推し活視点で解く株式IR:第一生命HDの若年層接点づくり

第一生命HD株プレゼン大会

開催日:2月4日

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第一生命HD株プレゼン大会
どんな企画だったの?
Oshicocoと第一生命HDが2026年2月4日に行ったプレゼン大会で、推し活の言葉でIRを翻訳し若年層への接点づくりを検証。9名が3チームでプレゼンし、約1,600人の外部投票で勝敗を決めた取り組みです。
株主優待って実際何がもらえるの?
第一生命HDは100株以上でヘルスケアアプリ「QOLism」や会員制サービス「ベネフィット・ステーション」が利用可能。さらに優待利用者向けの限定イベント応募権など、日常のサービス割引が中心です。

株式を「推し」として語る──若年層へ届くIRの発想転換

2026年2月4日に実施された本企画は、株式会社Oshicoco(本社:東京都渋谷区、代表取締役:多田夏帆)と第一生命ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長グループCEO:菊田 徹也、以下「第一生命HD」)が共同で取り組んだ試みです。表面的な金融教育や数値の提示ではなく、「推し活ユーザーの言語でIRを翻訳する」ことを目的に、株式を若年層にどのように届けられるかを検証しました。

この企画が問いかけるのは、株式が若年層にとって依然として“遠い存在”であるという課題です。資産形成という観点は広がりつつある一方で、株式は「難しそう」「自分ごとに感じにくい」といった印象を持たれやすく、接点づくりそのものが重要であるという認識に基づいています。

「株を“推し”として語れるか?」推し活視点でアップデートするIRの可能性〜若年層に届ける「第一生命HD株プレゼン大会」を実施〜 画像 2

着眼点と評価基準

本企画では「情報の正確な伝達」よりも、どのように関係性を設計するかに重きを置きました。評価基準も金融知識の正確さを主軸にはせず、次の観点で判断しました。

  • その企業の“推しポイント”を語れているか
  • 株主優待を魅力的に表現できているか
  • 思わず応援したくなる関係性を設計できているか

これらの基準を通じて、若年層の生活や趣味の延長に自然と溶け込む発信手法を探りました。

「株を“推し”として語れるか?」推し活視点でアップデートするIRの可能性〜若年層に届ける「第一生命HD株プレゼン大会」を実施〜 画像 3

当日の構成と実施概要:現場での流れと参加者

プレゼン大会は2026年2月4日に第一生命HD本社(東京都千代田区)で開催され、参加者は合計9名、3チームに分かれて実施されました。チームはOshicocoの推し活歴が長い社員と現役オタク大学生が混成となり、各チームが第一生命HD株の“布教”をテーマにプレゼンを行いました。

評価は上記のとおり数値よりも語り方や解釈の新しさに重きが置かれ、当日は資料作成からプレゼン、外部コミュニティでの投票までを含む流れで実施されました。

項目 内容
実施日 2026年2月4日
参加者 9名(3チーム)
実施場所 第一生命HD本社(東京都千代田区)
評価基準 推しポイントの表現、株主優待の魅力化、応援したくなる関係性の設計
「株を“推し”として語れるか?」推し活視点でアップデートするIRの可能性〜若年層に届ける「第一生命HD株プレゼン大会」を実施〜 画像 4

当日の進行の流れ

当日はチームごとにプレゼンを行い、その後Oshicocoの公式LINEコミュニティに資料を公開してフォロワー投票を実施しました。投票は外部の約1,600名を対象として行われ、結果は集計のうえ発表されています。

プレゼン準備では、専門用語を避け、推し活で馴染みのある体験や比喩を積極的に用いる方針が各チームに共有されていました。会場での発表は短時間でインパクトのある表現に焦点を当てる構成でした。

「株を“推し”として語れるか?」推し活視点でアップデートするIRの可能性〜若年層に届ける「第一生命HD株プレゼン大会」を実施〜 画像 5

プレゼンの内容と外部投票の結果:体験で語る株式への翻訳

各チームが共通して採用したのは、利回りや財務指標といった専門数値を主軸に据えない手法でした。代わりに、推し活に既知の「体験」「日常の接点」「ファンとの関係性」を介して株式を解釈するアプローチが採用されました。

具体的な例としては、次のような視点が挙げられます。

  • 推し活の遠征や日常生活との接点としての株主体験の提案
  • 株主優待を「推し活インフラ」として位置づける発想
  • 株主を“ファンクラブ会員”に置き換える翻訳
  • 保有の概念をトレーディングカードに例える説明

これらは、株式を「理解してもらう対象」ではなく「解釈し直す対象」として提示する手法であり、推し活層がすでに理解している言葉や体験に置き換えることで敷居を下げることを狙っています。

「株を“推し”として語れるか?」推し活視点でアップデートするIRの可能性〜若年層に届ける「第一生命HD株プレゼン大会」を実施〜 画像 6

フォロワー投票と寄せられた反応

プレゼン終了後、Oshicoco公式LINEコミュニティにて約1,600名のフォロワーを対象にプレゼン資料を公開し、「最もオタクの心に響いたプレゼンはどれか」というテーマで投票を行いました。結果、僅差でOshicoco社員チームが最多票を獲得しました。

投票で寄せられた代表的な感想としては次のような声がありました。

  1. 「トレカなど身近な例えで、仕組みが直感的に理解できた」
  2. 「具体的な金額や手順があり、実際に挑戦するイメージが持てた」
  3. 「専門用語が少なく、スマホでも読みやすかった」
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株主優待の中身、関係者コメント、企業情報の整理

第一生命ホールディングスの株主優待は、100株以上の保有で利用できる特典が中心です。具体的にはヘルスケアアプリ「QOLism(キュオリズム)」、会員制生活総合サービス「ベネフィット・ステーション」、および優待利用者向けの限定イベント応募権などが提供されます。

これらの優待は日常の健康管理や生活サービスを割引等で受けられる点が特徴で、推し活層にとっても「生活インフラとしての価値」を伝えやすい内容になっています。

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株主優待の詳細

1. ヘルスケアアプリ「QOLism(キュオリズム)」
第一生命グループのQOLeadが提供するアプリ。歩数や体重記録など健康増進の実績に応じてポイントを獲得し、電子マネーやギフト商品等に交換可能です。
2. 会員制生活総合サービス「ベネフィット・ステーション」
第一生命グループのベネフィット・ワンが提供する会員制サービス。グルメ・レジャー・ショッピング・スポーツ・旅、eラーニングや育児・介護など、約140万件のサービスを割引価格で利用できます。
3. 優待利用者向け限定イベント
過去の開催例として、(1)講演会(桐谷広人氏)、(2)資産運用セミナー×マッカーサー記念室特別見学会、(3)クラシックコンサート(第一生命ホール)などが挙げられます。詳細は第一生命HDの株主優待ページを参照してください(https://www.dai-ichi-life-hd.com/investor/share/benefit.html)。

これらの優待を「推し活インフラ」として提示することにより、趣味や生活体験と株式保有を結びつける表現が可能になります。

関係者コメント(要旨)

Oshicocoコメント(要旨)

Oshicocoは、推し活で生まれる「応援し続ける構造」が企業にも当てはまり得ると述べています。単なる機能や価格だけでなく、企業の取り組みやストーリーを伝えることで「企業推し」を増やすことが重要だとし、若年層が生活の延長で自然に触れられるIR発信の必要性を指摘しました。

第一生命ホールディングス様コメント(要旨)

第一生命HDは、利回りや指標の前に「生活」「応援」「体験」という言葉で株式が語られていた点に意義を見出したと述べています。推し活の文脈を介することで、専門用語だけでは届きにくい層にも当社株式が身近に感じられる入口が生まれたと評価しています。

株式会社Oshicoco 会社情報

Oshicocoは「推し活」女子を主要ターゲットに、オタク領域でのオンラインストアやメディア運営、企業向けのオタク企画プロデュースやコンサルティングを行う企業です。設立は2021年11月で、代表は多田夏帆氏です。

所在地や事業内容、各種リンクは次の通りです。

所在地
東京都渋谷神宮前3-32-2 K’s APARTMENT303
代表取締役
多田 夏帆
設立
2021年11月
事業内容
推し活マーケティング支援(企画・調査・広告)、グッズ製造・ライセンス、ECモール運営 等
会社サイト等
会社HP |
note |
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Instagram |
オンラインストア
本記事の要点整理
項目 内容
企画名(趣旨) 「第一生命HD株をオタクに布教する」プレゼン大会:推し活視点でIRを翻訳し若年層との接点を検証
実施日 2026年2月4日
参加人数 9名(3チーム)
実施場所 第一生命HD本社(東京都千代田区)
外部投票数 約1,600名による投票
最終結果 Oshicoco社員チームが最多票を獲得(僅差)
主要株主優待 QOLism(ヘルスケアアプリ)、ベネフィット・ステーション、優待利用者向け限定イベント応募
関連リンク 第一生命HD株主優待ページ:https://www.dai-ichi-life-hd.com/investor/share/benefit.html
Oshicoco:https://corp.oshicoco.co.jp/

今回の企画は、株式を単に金融商品として説明するのではなく、生活や趣味の延長線上で語り直すことで若年層に新しい接点を作る一例を示しています。利回りや指標だけでは伝わりにくい価値を、推し活の体験や言語に置き換えることで、より日常に寄り添ったIR発信の可能性が確認されました。