3月8日・国際女性デー調査:8割がキャリア断絶
ベストカレンダー編集部
2026年3月3日 16:15
国際女性デー調査
開催日:3月8日
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ライフイベントで遮られる女性のキャリア──調査が示した実態
ブリューエン株式会社が2026年3月3日に公表した国際女性デーに合わせた意識調査は、子育てとキャリアの両立に悩みを持つ女性30名を対象に、働くこととライフステージの関係を探ったものです。調査は2026年2月18日から2月26日までの期間にインターネットで実施され、回答者の内訳は同社スタッフとSNS経由の募集による参加者で構成されています。
調査結果は、ライフイベント(育児・介護・パートナーの転勤など)に伴うキャリアの中断や大幅なセーブが多数を占める一方で、制約がなければスキル習得やキャリア更新に強い意欲を示す傾向が明確に表れていることを示しています。以下では数値と当事者の声を基に、課題の構造と働き方の示唆を整理します。
- 調査対象
- ブリューエン株式会社スタッフおよびSNS経由、子育てとキャリアの両立に悩みを持つ女性30名
- 調査期間
- 2026年2月18日〜2026年2月26日
- 調査方法
- インターネット調査
数値で見る「断絶」と「潜在意欲」
本調査で集計された主要指標は、ライフイベントによるキャリア影響の頻度と、キャリア断絶後の心理、そして環境が整った際の学習・再挑戦意欲の三点に集中しています。これらは個人の選択というよりも、就業構造と環境制約が生む結果として解釈されるべきデータです。
以下に調査サマリーとして示された主要数値を整理します。数値は回答者30名に基づく割合で表記されています。
- キャリアの断絶経験: 回答者の76.9%が育児・介護・パートナーの転勤等の環境変化により、キャリアを中断または大幅にセーブした経験を有する。
- 自信の喪失と幸福度: キャリア中断期に「社会との繋がりが薄れたことで自信を喪失した」経験者は68%。一方で、自分の名前で社会貢献できている実感が人生の幸福度に影響すると回答した人は96.2%に達する。
- 潜在的な成長・アップデート意欲: 環境が整えば新しいITスキルや専門知識を学び、キャリアをアップデートしたいという意欲を持つ人は84%。
- 場所・時間による不完全燃焼: 「場所や時間の制約が一切なければ、もっと責任ある立場や高い成果を出せた(出したい)」と強く回答した人は88%。
- 働くことがもたらすポジティブな変化: 働くことで「家族や周囲との関係にポジティブな変化があった」と回答した人は80.8%。
当事者の声と内面的な影響
調査には自由記述欄が設けられ、数値だけでは表せない当事者の感情や経験が多く寄せられました。ここでは一部抜粋の形で、回答者の具体的な言葉を紹介します。彼女たちの声は、単なる統計では見落とされがちな“日常のリアル”を伝えています。
下記は原文のまま引用した回答の抜粋です。いずれも育児や転勤などの制約の中でキャリアとの向き合い方を模索している状況を示しています。
- 2児を子育て中・過去に転勤の経験あり
- 「やりがいのある仕事を重視するならフルタイム、そうでなければ専業主婦か簡単なパートをするしかないと、キャリアと育児の極端なバランスに悩んでいました。しかしブリューエンで働く中で、ライフステージに応じた多様な選択肢があることに気づき、こうした働き方がもっと社会に浸透してほしいと感じています。」
- 1児(小学生)を子育て中
- 「シングルマザーとなり、経済的・心理的な不安が強くありましたが、スキルアップを続ければ自分に合う働き方が必ずあると伝えたい。もし今は環境が邪魔をしてやりたい仕事ができない状況でも、いつか必ずできる時が来ると、自分自身にも言い聞かせたいです。」
- 2児を子育て中・過去に転勤の経験あり(フルリモート実働者)
- 「フルリモート・フルフレックスで自分のペースに合わせて働けるため、隙間時間を活用して無理なく仕事を続けられています。そのおかげで、妻や母親という役割だけでなく、『自分自身』として評価される喜びを感じられるようになりました。」
キャリア中断がもたらす心理的影響
調査は、キャリア中断が単に職歴の空白を生むだけでなく、社会との接点の希薄化による自信喪失に結びつくことを示しています。回答者のうち68%が中断期に自信を喪失したと回答しており、心理面での影響が深刻であることが示唆されます。
同時に96.2%が「自分の名前で社会貢献できている実感」が幸福度に影響すると回答している点は、就業機会や社会参加の持つ意義を改めて浮き彫りにします。この点は労働政策や企業の働き方設計における重要な指標となります。
フルリモート導入の実際と企業の取り組み
ブリューエンでは「フルリモート・業務委託」を採用し、国内外から多様なスタッフが参画することで、場所や時間に縛られない働き方を実現しています。社内の実例として、通勤が不要になったことや隙間時間を活用できることが、当事者の精神的な余裕や成果につながっている旨がインタビューで語られています。
企業として掲げるミッションは「あるべきを破壊し、持続可能な未来を創る。」であり、個人が環境によって選択肢を狭められない社会を目指す取り組みが紹介されています。具体的には、働く時間や場所の柔軟化を通じて、地域に眠る価値や個人の潜在力を引き出すことが掲げられています。
- ブリューエン株式会社(概要)
- 本社:岐阜県大垣市、代表取締役:田中結子
- ミッション
- 「あるべきを破壊し、持続可能な未来を創る。」
- Webサイト
- https://bluhen.org/
- 詳細な調査結果(外部リンク)
- https://note.com/bluhen_staff/n/n71c8ea33519b
調査結果の整理(要点表)
ここまで紹介した調査の主要項目と数値を表にまとめます。表は調査で明らかになったポイントを項目別に整理したもので、数値は調査発表に基づきます。
以下の表は、キャリア中断の有無、心理的影響、再学習意欲、働くことの効果などの観点を横断的に比較できる形式にしています。
| 項目 | 数値 | 内容の説明 |
|---|---|---|
| キャリア断絶経験 | 76.9% | 育児・介護・パートナーの転勤等の環境変化により、キャリアを中断または大幅にセーブした経験の割合。 |
| 自信の喪失(中断期) | 68% | 社会との繋がりが薄れたことで自信を喪失したと回答した割合。 |
| 幸福度と社会貢献実感 | 96.2% | 自分の名前で社会貢献できている実感が人生の幸福度に影響すると回答した割合。 |
| 学び直し・アップデート意欲 | 84% | 環境が整えば新しいITスキルや専門知識を学び、キャリアをアップデートしたいと考える人の割合。 |
| 場所・時間の制約による不完全燃焼 | 88% | 制約がなければより責任ある立場や高い成果を出せた(出したい)と回答した割合。 |
| 働くことがもたらしたポジティブ変化 | 80.8% | 働くことで家族や周囲との関係にポジティブな変化があったと回答した割合。 |
| 調査対象・期間 | 30名・2026/2/18〜2/26 | ブリューエンスタッフおよびSNS経由で参加した、子育てとキャリアの両立に悩む女性30名を対象としたインターネット調査。 |
本調査は、ライフイベントによって一時的にキャリアが止まるケースが多く存在する一方で、その内にある自己実現や学び続ける意欲が高いことを示しています。数値と当事者の声を合わせると、場所や時間の制約を解消する仕組みや支援の必要性が明確になります。詳細な集計やコメント全文は、ブリューエンの公式noteで公開されています(https://note.com/bluhen_staff/n/n71c8ea33519b)。