カナダ産食材で広がる新感覚アフタヌーンティー体験
ベストカレンダー編集部
2026年3月3日 17:21
カナダ産アフタヌーン体験
開催日:2月26日
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カナダ産食材が描く、アフタヌーンティーの新しい表情
カナダ農務・農産食品省および在日カナダ大使館は、2026年2月26日(木)に在日カナダ大使館および大使公邸で、ホテル・レストラン業界関係者50名を招いた「アフタヌーンティー特別体験会」を開催しました。プレスリリースはカナダ大使館 商務部より2026年3月3日14時30分に発表されています。
本体験会は、拡大するアフタヌーンティー市場を背景に、カナダ産食材の高品質性、サステナビリティ、そして多様な活用方法を紹介し、ホテルやレストランがメニュー開発で新たな選択肢を見いだすことを目的に行われました。参加者は実際のメニュー体験と講演を通じて、素材の特性や導入メリットを直接学びました。
市場背景と取り組みの趣旨
アフタヌーンティーのニーズは、単なるスイーツの提供を超え、顧客体験やストーリー性が重視される方向へと変化しています。今回のイベントでは、その潮流に合わせてカナダ産食材をどのように組み込むかが示されました。
カナダの食材は、雄大な自然や四季に育まれた品質と、持続可能な生産管理を強みとしており、これを活用することで日本のホテル・レストランに新たな価値を付与できると位置づけられています。
大使公邸での特別アフタヌーンティー:プログラムとメニューの全貌
イベントは二部構成で実施され、第一部はトレンド解説と食材紹介、第二部は着席形式の特別アフタヌーンティー体験となりました。会場となった大使公邸では、実際にカナダ産食材を用いたフルコースのティーフーズを提供しました。
使用された食材は、カナダビーフ、カナダポーク、メープルシロップ、ワイン、アイスワイン、紅茶(Four O’Clock)など、多岐にわたります。セイボリーとスイーツ双方でカナダ素材を活用し、ワインやアイスワインとのペアリングによる味わいの調和も提案されました。
当日のメニュー(提供順・使用食材明記)
以下は当日提供されたアフタヌーンティーメニューの詳細です。括弧内の「*」はカナダ産食材を示しています。
| カテゴリー | メニュー(詳細) |
|---|---|
| STARTER | カナダ風チャウダー(*ずわい蟹と*ベーコン) |
| SAVOURY | *カナダポークテンダーロインのオープンサンド |
| ミニ・モントリオールベーグル 、*クランベリーソース添え | |
| *カナダビーフ サーロインのローストとトマトジャム | |
| 先住民のアプリコットとローズマリー バノック | |
| *ロブスターシュー | |
| *ワイルドライスマカロンと いちじくと *メープルナッツのチャツネ | |
| SAVOURY(続き) | 炭焼き*ドライトマトとスモークパプリカのムース、ハーブショートブレッド添え |
| (セイボリー全体にカナダ産素材を活用) | |
| SWEETS | オンタリオ*はちみつ入りバターミルクタルト |
| 赤味噌入りナナイモバー | |
| *ブルーベリーコンポート、*オーツ麦のクランブル添え | |
| 依田 馨シェフ(Seiichiro,NISHIZONO)によるスイーツ | |
| *プティガトー フォールインケベック(第16回メープルスイーツコンテスト 2025年 洋菓子部門 最優秀賞作品) | |
| *アイスワイン、*ブルーベリーのヴェリーヌ | |
| *メープルフィナンシェ | |
| スモア | |
| TEA & DRINK | Four O’Clock(カナダ発オーガニックティーブランド): ザクロとカモミールのフィズ(ウエルカムドリンク)、ラズベリー クリームティー、メープル香るブラックティー、ココアスパイスチャイ |
| WINE | Tawse 2022 Spark Riesling、Blue Mountain 2023 Estate Cuvée Chardonnay、Henry of Pelham Riesling Icewine、Rief Estate Winery Vidal Icewine |
飲料はカナダワインとアイスワインを中心に、ティーブランドFour O’Clockの茶葉を用いた複数のティーで構成されました。ペアリングによって、甘味・酸味・香りのバランスが設計されています。
当日の配膳には、元カナダ大使館公邸ヘッドシェフであるQuentin Glabus(クエンテイン・グラブス)氏が考案したティーフーズと、パティシエ・依田馨氏(Seiichiro, NISHIZONO)の受賞作を含むスイーツが並びました。
登壇者とシェフの役割:背景と受賞実績
イベントでは講演と実演を兼ねたプログラムが組まれ、ティー文化やメニュー開発の観点から専門家が解説しました。登壇者とシェフのプロフィールは、参加者が素材選定や調理提案を理解するうえで重要な背景情報を提供しました。
以下では登壇者とシェフの主要な経歴と今回の役割を整理します。
- 倉橋由利子(講師)
- Studio Lily主宰。ティー文化・アフタヌーンティープランナーとして国内外のホテルやブランドの監修、講演、執筆を行う。これまでに300を超えるアフタヌーンティーを体験しており、メニュー開発に求められるストーリー性や顧客体験の重要性について講演を行った。
- Quentin Glabus(シェフ)
- カナダ・アルバータ州生まれ。幼少期から先住民族の料理に触れて育ち、2008年に来日し在日カナダ大使館大使公邸のヘッドシェフを務めた経験を持つ。現在はカナダ食材を用いたIndigenous Chef(先住民シェフ)として幅広く活動。今回、ティーフーズを考案・提供した。
- 依田 馨(パティシエ・シェフ)
- Seiichiro,NISHIZONOでシェフパティシエとして商品開発に従事。製菓学校での講師経験も持ち、2025年11月の第16回メープルスイーツコンテスト洋菓子部門で最優秀賞を受賞した経歴がある。今回、受賞作品を含む複数のスイーツを提供した。
これらの講師・シェフは、それぞれの立場から素材と調理、そして提供方法の工夫を示し、実際のメニューへの応用方法を参加者に提示しました。
生産者・輸入事業者との交流と参加者の反応、関連キャンペーン
体験会終了後には、生産者や輸入事業者がテーマ別にテーブルを設け、参加者が自由に回遊して担当者と直接対話できる交流時間が設けられました。これにより、仕入れや導入に向けた具体的な議論が行われました。
交流テーブルのテーマは以下の通りで、各テーブルには担当者が配置される形式でした。
- カナダビーフ
- カナダポーク
- メープルシロップ/メープル製品
- Four O’Clock(カナダ発オーガニックティーブランド)
- Heavenly Vines(カナダワイン・スピリッツ)
- Eleven International(カナダワイン・アイスワイン)
参加者からは具体的な評価や意見が寄せられ、イベントがメニュー開発や仕入れ検討につながる有意義な場になったことが示されました。
参加者の声(抜粋)は次の通りです。いずれも参加者の生の感想としてまとめられています。
- 「メニュー開発における新しい選択肢として魅力を感じた」
- 「アフタヌーンティーのセイボリー/スイーツ共に使える可能性を感じた」
- 「素材の背景やストーリーを聞けたことで、導入後の提案がイメージしやすい」
また、プレスリリースではカナダ産食材の持続可能性や品質に言及し、これが日本のアフタヌーンティー文化に新たな価値をもたらす可能性が示されました。
この取り組みと関連して、カナダ農務・農産食品省および在日カナダ大使館は、消費者向けのキャンペーンも展開しています。以下がキャンペーンの概要です。
- キャンペーン名称
- カナダの美味しい春を食べよう!カナダフェア
- 開催期間
- 2026年2月27日 10:00 ~ 2026年3月29日 09:59
- 特典
- 先着利用限定(先着1,220回)、対象アイテムにより最大20%オフクーポンを配布
- 主催
- カナダ農務・農産食品省、在日カナダ大使館
- 関連リンク
- キャンペーンページ(楽天)、公式ウェブサイト
まとめ表:イベントの主要情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | カナダ大使館 商務部(プレスリリース発表日:2026年3月3日 14:30) |
| 開催日・場所 | 2026年2月26日(木)、在日カナダ大使館および大使公邸 |
| 参加者 | ホテル・レストラン業界関係者 50名 |
| 目的 | カナダ産食材の高品質性・サステナビリティ・多様な活用方法の紹介とメニュー開発支援 |
| 登壇者・シェフ | 倉橋由利子(講師)、Quentin Glabus(考案シェフ)、依田 馨(パティシエ・シェフ) |
| 提供メニュー(主な項目) | カナダ風チャウダー、カナダポークテンダーロインのオープンサンド、ミニ・モントリオールベーグル、カナダビーフ サーロインのロースト、ロブスターシュー、ワイルドライスマカロン、オンタリオはちみつ入りタルト、ナナイモバー、プティガトー フォールインケベック、アイスワイン・ブルーベリーのヴェリーヌ、メープルフィナンシェ 等 |
| 使用茶ブランド | Four O’Clock(カナダ発オーガニックティーブランド) |
| 提供ワイン | Tawse 2022 Spark Riesling、Blue Mountain 2023 Estate Cuvée Chardonnay、Henry of Pelham Riesling Icewine、Rief Estate Winery Vidal Icewine |
| 交流テーブル | カナダビーフ、カナダポーク、メープル製品、Four O’Clock、Heavenly Vines、Eleven International |
| 関連キャンペーン | 「カナダの美味しい春を食べよう!カナダフェア」(2026/02/27 10:00 ~ 2026/03/29 09:59、先着1,220回・最大20%オフ等) |
| 関連リンク | https://event.rakuten.co.jp/area/global/canada/、https://jp.tastecanadianfood.ca/ |
本稿では、2026年2月26日に在日カナダ大使館および大使公邸で実施されたアフタヌーンティー特別体験会の開催趣旨、プログラムの全容、登壇者・シェフの役割、交流会の内容、参加者の反応、そして関連キャンペーン情報を整理しました。カナダ産食材の特性と具体的なメニュー適用例を通じて、ホテル・レストランにおける導入検討の参考となる情報を網羅しています。