葵電機展:エアコン愛が育んだ10歳の個展(今治)
ベストカレンダー編集部
2026年3月4日 09:45
葵電機展
開催期間:3月4日〜3月30日
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エアコンへの「すき!」が生んだ表現世界──越智葵さんの歩みと広がる反響
社会福祉法人来島会(今治市北宝来町、理事長:越智清仁)が支援する小学4年生、越智葵(おち あおい)さんは、2歳で天井に取り付けられたエアコンを見上げたことをきっかけに、以来エアコンを描き続けてきました。これまでに5,000点以上のスケッチを重ね、図鑑やインターネットで構造を調べ、段ボールで再現するなど多彩な表現に発展しています。
葵さんにとってエアコンを描くことは「遊び」であり「学び」であり、周囲とつながるための重要なコミュニケーション手段でもあります。こうした純粋な興味が周囲に伝播し、地域内外からの反響を生むに至りました。
メディアと企業が反応した軌跡
葵さんの活動は段階的に注目を集めています。2025年8月に今治市内で初の個展「葵電機展」を開催したことが報道機関各社に取り上げられ、さらに2025年10月にはNHK「おはよう日本」で全国放送されました。その放映を契機に、2025年12月にはパナソニック株式会社 空質空調社の社員から問い合わせがあり、今治での出前授業が実現しました。
出前授業を行ったパナソニック社との交流は一過性のものにとどまらず、同社の工場への招待へと繋がっています。プレスリリースによれば、2026年4月に葵さんと支援スタッフが群馬県のエアコン製造工場を見学する予定が決定しています。
- 2025年8月:初の個展「葵電機展」開催(今治市)
- 2025年10月:NHK「おはよう日本」で全国放送
- 2025年12月:パナソニック株式会社 空質空調社の社員による出前授業(今治)
- 2026年4月(予定):群馬県のパナソニック工場見学
伊予銀行ギャラリーでの個展──開催概要と展示内容の全容
葵さんの作品を地域で広く紹介するため、社会福祉法人来島会は2026年3月4日(水)から3月30日(月)まで、伊予銀行今治支店1階の「ギャラリー呑吐樋(どんどび)」にて個展『葵電機展からの軌跡~「すき!」からはじまったぼくだけの物語』を開催します。会場は今治市常盤町4丁目2-1にある伊予銀行今治支店の1階ギャラリーです。
本展ではエアコンをモチーフにした作品約10点の展示のほか、これまで葵さんが描いてきたノート類やスケッチブック、2025年8月に実施した初展覧会の様子、そしてパナソニック株式会社による交流授業の模様を伝えるパネル展示も行われます。来場者は作品そのものだけでなく、葵さんの表現がどのように広がってきたかを振り返ることができます。
開催概要(詳細)
以下は個展の開催に関する公式の情報です。日程や場所、展示内容を正確に示します。
- タイトル
- 葵電機展からの軌跡~「すき!」からはじまったぼくだけの物語
- 展示期間
- 2026年3月4日(水)~3月30日(月)
- 場所
- 伊予銀行今治支店 1階 ギャラリー呑吐樋(どんどび) 住所:今治市常盤町4丁目2-1
- 展示内容
-
- エアコンをモチーフにした作品およそ10点
- これまで描いたノート類・スケッチブック
- 2025年8月の初展覧会の様子を伝えるパネル
- パナソニック株式会社様との交流授業の様子を伝えるパネル
地域に日常的に開かれた銀行のギャラリーを舞台に、葵さんの作品と歩みを地元で改めて紹介する企画です。展示は無料の旨はプレスリリースに明記されていませんが、会場と期間は上記の通りです。
支援の現場――放課後等デイサービス「なかよし学童くらぶ」と来島会の取り組み
葵さんが利用する放課後等デイサービス「なかよし学童くらぶ」は、日々のアート活動をはじめ、体を動かすプログラムや地域との関わりを重視する多彩な取り組みを行っています。コミュニケーション練習や外出プログラムを通して、家庭だけでは得られない体験を提供し、子どもたちの自信や社会性の育成につなげています。
来島会は個々の「好き」を才能の芽として尊重する方針のもと、具体的な支援メニューを実践しています。葵さんの例は「すき!」を伸ばす支援がどのように成果を生むかを示す具体例です。
主な取り組み
「なかよし学童くらぶ」を含む来島会の支援は、日常のプログラムを通じて子どもたちの発達を支援する内容が中心です。以下の項目はプレスリリースで明記された主な支援です。
- 個別支援:子どもの特性や発達段階に応じたサポートを行い、小さな成功体験を積み重ねて自信につなげる。
- コミュニケーション支援:絵カードなどの視覚支援やソーシャルスキルトレーニングを通して、自分の気持ちを伝える力を育てる。
- 集団活動:運動・アート・ソーシャルサーカスなど日替わりの活動で、社会性や協調性を養う。
- 「すき!」を伸ばす支援:子どもの興味に寄り添い、「できた」「はじめて」の経験を積み重ねる。
これらの支援は、葵さんがエアコンというテーマに深く関わり続けることを可能にしました。作品制作は学びの連鎖を生み、外部との交流にもつながっていることが明示されています。
来島会の背景と地域における活動、展示の要点まとめ
社会福祉法人来島会は1994年(平成6年)に知的障害者入所更生施設「今治福祉園」の開設とともに設立され、組織として成長を続けてきました。プレスリリースの末尾には創立年として創立:1993年6月が併記されており、長年にわたり地域の福祉サービスに取り組んでいる団体であることが確認できます。
現在は障害者福祉事業、児童福祉事業、高齢者福祉事業、公益事業(委託事業)など幅広い分野で21施設・55事業を運営しています。2023年4月にはFC今治の本拠地・アシックス里山スタジアム敷地内に、全国初のスタジアム併設型複合福祉施設「コミュニティービレッジきとなる」を開設しました。さらに2026年からは市民参加型アートプロジェクト「イマバリ・パラビエンナーレ」を展開する計画が示されています。
以下の表は本記事で触れた主要な情報を整理したものです。展示の要点や葵さんのプロフィール、来島会の基本情報を一覧で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示タイトル | 葵電機展からの軌跡~「すき!」からはじまったぼくだけの物語 |
| 展示期間 | 2026年3月4日(水)~3月30日(月) |
| 会場 | 伊予銀行今治支店 1階 ギャラリー呑吐樋(どんどび) 住所:今治市常盤町4丁目2-1 |
| 展示内容 | エアコンモチーフの作品およそ10点、ノート類・スケッチ、過去展・交流授業のパネル展示 |
| 作者プロフィール | 越智 葵(小学校4年生) 自閉症スペクトラム・知的障害あり。5,000点以上のスケッチ。SDGs 障がい者貝絵アート 展示会・コンテスト2023 最優秀賞受賞経験あり。 |
| メディア掲載・企業連携 | 2025年8月:初個展。2025年10月:NHK全国放送。2025年12月:パナソニック社員による出前授業。2026年4月:パナソニック工場見学(予定)。 |
| 主催 | 社会福祉法人 来島会(理事長 越智清仁) |
| 来島会の概要 | 設立に関する記述:1994年(平成6年)に今治福祉園の開設とともに設立。創立:1993年6月。21施設・55事業を運営。地域密着の総合福祉団体。 |
葵さんの活動は、個人の「好き」が地域や企業、メディアへとつながっていく一連の事例であり、支援の現場と地域社会の接点を示す好例となっています。伊予銀行ギャラリーでの展示は、これまでの歩みと今後の交流の端緒を地域に示す機会として位置づけられます。
本記事は社会福祉法人来島会が発表したプレスリリースの内容をもとに、展示の概要、葵さんのプロフィール、来島会の取り組み、パナソニック社との交流について整理して伝えています。展示は2026年3月4日から開催されますので、展示期間中に会場で作品やパネルを通じて葵さんの軌跡を確認することができます。