4〜5月公開 Z世代が選ぶ観たい映画1位はコナン
ベストカレンダー編集部
2026年3月5日 17:47
GW初夏映画ランキング
開催期間:4月1日〜5月31日
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Z世代が選んだGW〜初夏の“観たい映画”ランキングの実像
株式会社シネブリッジと株式会社テスティーが共同で実施した調査(対象:12〜22歳、回答数:1,200サンプル、調査期間:2026年1月30日〜2月18日)によると、2026年ゴールデンウィークから初夏にかけて公開される作品の中で、Z世代(10代・20代前半)が最も「映画館で観たい」と回答した作品は『劇場版 名探偵コナン ハイウェイの堕天使』でした。
本調査は自社モニター「Powl」を用いたインターネット調査で、中学生400名、高校生400名、大学生400名の計1,200サンプルを回収しています。回答結果の提示は、同社による正式発表に基づきます(引用・転載時は『㈱シネブリッジ、㈱テスティー 調べ』の明記が必要)。
「名探偵コナン」が圧勝した理由
1位の『名探偵コナン』は、2位以下にダブルスコア以上の差をつける圧倒的な支持を得ました。観たい理由のうち「原作が好き」と回答した割合は75.7%に達し、全作品中で最も高い数値となっています。
この結果は盤石なファン層の存在に加え、予告編などのプロモーションにより「ストーリーが面白そう」「ハラハラできそう」といった期待を喚起していることが示唆されます。初動の動員が高くなる可能性が高い作品と考えられます。
- 1位:劇場版 名探偵コナン ハイウェイの堕天使(主な観たい理由:原作ファン、ストーリー期待、臨場感)
- 2位:『マリオ』続編(2位だがコナンとの差は大きい)
- 4位:『プラダを着た悪魔2』(20年ぶりの続編。親子鑑賞の可能性)
- 5位:『スター・ウォーズ』(世界観没入を重視する傾向)
映画館は鑑賞から“共有体験のハブ”へ──消費行動の変化
調査結果からは、映画館での鑑賞が単に「作品を観る」行為にとどまらず、共有体験を作る場として機能していることが明確に読み取れます。鑑賞後にSNSで発信したり、友人と食事やプリクラを含むお出かけとして楽しむ傾向が強まっています。
こうした態度は、過去にヒットした作品の動員伸長要因にも表れており、たとえば『ズートピア2』『秒速5センチメートル』などはSNSでの話題化とリアルな口コミの相乗効果で観客を増やしました。また、『ストロベリームーン 余命半年の恋』では友人同士での来場が目立ち、鑑賞後の行動までを含めた1つの「体験」として消費されています。
劇場での追加消費の実態
映画館での追加消費としては、これまでの定番であるポップコーンに加え、グッズ購入やIMAX・4DXなどの特殊上映への支出が目立ちます。単なる物販だけでなく、上映環境そのものへの投資意欲が高い点が特徴です。
また、年間に映画館を2回以上利用する層は、年1回以下の層と比べて趣味への投資額が高く、エンタメ消費の中で映画が重要な位置を占めていることが示されています。
- 趣味への投資
- 約3割が「月1万円以上」を趣味に支出。特にライブ・コンサートやアニメ分野に支出が偏る傾向。
- 鑑賞ジャンル
- 邦画を観ることが多いと回答した割合は63%。
作品選定の基準と世代横断的なヒットの兆し
Z世代が劇場へ足を運ぶ条件として、今回の調査は以下の3つの要素を挙げています。これらが組み合わさる作品ほど観客動員の期待値が高くなる傾向です。
- 既存の好きな原作があること(ファンベースの存在)
- 世間での話題性が高いこと(SNSやメディアでの拡散)
- 映画館ならではの没入感があること(特殊上映や大スクリーンの価値)
この観点から、20年ぶりの続編『プラダを着た悪魔2』は、親世代(ミレニアル)にも認知が高く、世代を超えた鑑賞が生まれる可能性があると指摘されています。『スター・ウォーズ』も世界観への没入を求める層に強く支持されました。
一方、過去の成功例として挙げられる『ズートピア2』『秒速5センチメートル』の動員拡大には、SNS上での話題化とリアルな口コミが相互に作用している点が共通しています。これらの作品は、鑑賞後の語りや共有を誘発する仕掛けが好影響を与えました。
調査概要と主要データの整理
ここでは本調査の実施体制と主要な数値を整理します。調査は株式会社シネブリッジと株式会社テスティーの共同実施で、チャットボットを活用した自社モニター「Powl」(ポール)を用いて行われました。Powlの登録ユーザー数は600万人(2024年10月末時点)で、若年層の意見を可視化する点が特長です。
以下の
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査実施者 | 株式会社シネブリッジ / 株式会社テスティー(共同調査) |
| 調査期間 | 2026年1月30日〜2026年2月18日 |
| 調査対象 | 12歳〜22歳の中学生・高校生・大学生(男女) |
| 有効回答数 | 1,200サンプル(中学生400 / 高校生400 / 大学生400) |
| 調査方法 | インターネット調査(自社モニター「Powl」利用) |
| 1位(観たい映画) | 劇場版 名探偵コナン ハイウェイの堕天使(「原作が好き」75.7%) |
| その他上位作品 | 2位:『マリオ』続編、4位:『プラダを着た悪魔2』、5位:『スター・ウォーズ』 |
| 映画館での消費動向 | ポップコーン以外にグッズ購入や特殊上映(IMAX・4DX)への支出が顕著 |
| 趣味への支出 | 約3割が「月1万円以上」を趣味に支出。ライブやアニメ分野での支出が目立つ |
| 邦画志向 | 邦画を観ることが多いと答えた割合:63% |
最後に、報告書では引用・転載時の明記条件として『㈱シネブリッジ、㈱テスティー 調べ』の表示が必要であることが記されています。企業情報として、株式会社シネブリッジはシネアドを中心とした劇場空間プロモーションを行うエージェンシー(URL:https://www.cine-bridge.com/)、株式会社テスティーはチャットボットを活用した広告・ネットリサーチ事業を展開し、Powlのプラットフォームを通じて若年層の意見を可視化するリサーチを行っています(URL:https://www.testee.co/)。
本調査は、Z世代の映画鑑賞行動と消費動向を定量的に示すもので、映画館を中心としたプロモーション設計や興行戦略を検討するうえで示唆に富むデータを提供しています。