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3月14日公開『父と家族とわたしのこと』家族に残る戦争の傷

父と家族とわたしのこと公開

開催期間:3月14日〜3月27日

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父と家族とわたしのこと公開
この映画って何を描いてるの?
戦争に従軍した世代が抱えた心の傷が子や孫にどう連鎖したかを、当事者の証言と家族史を通じて丹念に追う127分のドキュメンタリー。PTSDや虐待の構造を可視化する内容です。
いつどこで観られるの?
公開は2026年3月14日からポレポレ東中野での上映開始。2週間の上映期間中に連日トークを実施し、1週目は12:00回終了後、2週目は14:00回終了後にゲストが登壇します。

戦争の傷と家族を見つめ直す一作 ― 劇場公開と連続トークの概要

ドキュメンタリー映画『父と家族とわたしのこと』が、2026年3月14日(土)からポレポレ東中野にて公開されます。本作は戦争に従軍した世代が抱えた心の傷が、その子や孫へとどのように影響を及ぼしてきたかを丹念に描き、当事者たちが自らの生きづらさに向き合う姿を追った作品です。公開を記念して、上映後にゲストを招いたトークイベントが連日開催されることが決定しました。

本稿は2026年3月6日 09時00分にNDNが配信したプレスリリースの内容をもとに、上映スケジュール、登壇者、作品の主題と登場人物の物語、監督や制作クレジット、協力・助成情報、公式リンクなど、リリースに記載されたすべての情報を整理して伝えます。

戦争によるトラウマの世代間連鎖を描いたドキュメンタリー映画「父と家族とわたしのこと」ポレポレ東中野にてトークイベント開催決定のお知らせ 画像 2

開催期間と上映回の特徴

上映とトークは2週間にわたり実施されます。1週目は3月14日〜3月20日の12:00からの回上映後、2週目は3月21日〜3月27日の14:00からの回上映後にそれぞれトークが行われます。いずれの期間も監督の島田陽磨氏は連日登壇します。

トークゲストにはライター、公認心理師、フォトジャーナリスト、俳優、劇作家・精神科医、新聞編集委員、講談師、映画監督など多彩な顔ぶれがそろい、戦争に起因するトラウマが個人や社会に及ぼす影響について、多角的に語られる予定です。武力行使が相次ぐ現在において、こころの傷をめぐる議論が公共の場で交わされる機会となります。

戦争によるトラウマの世代間連鎖を描いたドキュメンタリー映画「父と家族とわたしのこと」ポレポレ東中野にてトークイベント開催決定のお知らせ 画像 3

登壇者一覧と各日の詳細

以下に、プレスリリースに記載された連日トークイベントの登壇者と日付を漏れなく記載します。1週目・2週目に分けて、日付・回(12:00または14:00の回上映後)と登壇者名、職業・肩書きを明示します。島田陽磨監督は連日登壇します。

1週目(3月14日〜3月20日)12:00からの回上映後の登壇者:

  • 3月14日(土):市原和彦さん(本作出演者)
  • 3月15日(日):武田砂鉄さん(ライター)
  • 3月16日(月):信田さよ子さん(公認心理師・臨床心理士)
  • 3月17日(火):安田菜津紀さん(フォトジャーナリスト)
  • 3月18日(水):サヘル・ローズさん(俳優・タレント、イラン出身)
  • 3月19日(木):大島新さん(ドキュメンタリー監督)

備考:島田陽磨(監督)は連日登壇します。

2週目(3月21日〜3月27日)14:00からの回上映後の登壇者:

  • 3月21日(土):中村江里さん(上智大学 准教授)
  • 3月22日(日):大久保真紀さん(朝日新聞編集委員)
  • 3月23日(月):くるみざわしんさん(劇作家・精神科医)
  • 3月24日(火):西村カリンさん(ラジオ・フランス リベラシオン特派員)
  • 3月25日(水):神田香織さん(講談師)
  • 3月26日(木):寺田和弘さん(『生きる』大川小学校津波裁判を闘った人たち 監督)

備考:島田陽磨(監督)は連日登壇します。

戦争によるトラウマの世代間連鎖を描いたドキュメンタリー映画「父と家族とわたしのこと」ポレポレ東中野にてトークイベント開催決定のお知らせ 画像 4

映画が描く人物とテーマ ― 生きづらさの起源をたどる視点

本作は、元兵士の帰還後に生じた心的外傷後ストレス症(PTSD)や精神の不調が、家族、とくに子や孫世代にまで影響を及ぼしてきた事例を中心に描きます。作品は個別の家族史を丹念に追い、虐待や暴力、依存といったかたちで表出した戦争の影響が、世代を越えてどのように連鎖してきたかを可視化します。

具体的な登場人物を通じて、その構造は明確になります。以下に映画で描かれる主な人物像とその背景を示します。

藤岡美千代(大阪市、喫茶店経営)
幼少期に父から激しい虐待を受け、9歳のときに父の自死を知った際には複雑な感情が噴出した。成長後、彼女自身も娘を虐待するという苦悩を抱えるという循環を経験する。
市原和彦(神奈川県、タクシー運転手)
幼少期に父が母に浴びせた罵声や暴力の記憶を抱え、40代で結婚後に妻に暴力を振るってしまったことを悔い続けている。作中では本作出演者として胸の内を語る。
佐藤ゆな(仮名、シングルマザー)
幼少期の虐待による複雑性PTSDを抱え、娘との関係や日常生活に支障をきたす。また新興宗教に傾倒した母からの過剰な支配を経験しており、その影響が現在も続いている。

取材を進めるなかで浮かび上がった共通点は、彼らの父や祖父が戦争に従軍していたことです。映画は、当事者たちが父や祖父の足跡をたどりつつ、自分の生きづらさと向き合う過程を追い、戦争の直接的な暴力だけでなく、その後に残された精神的被害がいかに家族に堆積してきたかを描き出します。

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語られることの少なかった「戦後」の現実

プレスリリースおよび応援コメントの引用内容から、本作が扱う問題は日本の戦後社会が長年放置してきた側面を照らし出すものであることが読み取れます。復員兵たちの心の不調が家庭内で「家族の恥」として秘められ、被害の連鎖が見過ごされてきた経緯が述べられています。

作品に寄せられた応援コメント群は、戦争トラウマの構造的な影響と、それを語りなおすことの重要性を強調しています。ライターやフォトジャーナリスト、精神科医、劇作家・精神科医らによる多様な視点が集まっています。

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制作クレジット、監督プロフィール、助成・協力、公式情報

本作の監督は島田陽磨(しまだ ようま)氏。1975年生まれ。テレビディレクターとして国内外の報道やドキュメンタリーを多数手掛け、受賞・ノミネート歴も数多くあります。主な取り組みとして「ベトナム戦争40年目の真実」(朝日放送)でNewYork Festival2016 World Best TV & Film入賞、映画『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。』で第76回毎日映画コンクールドキュメンタリー部門ノミネート、World Media Festival 2023ドキュメンタリー部門(Human Concerns)金賞などの実績があります。

監督作としての最近の実績に加え、島田氏は映画『生きて、 生きて、 生きろ。』でWorld Media Festival 2025 エンタテイメント銀賞部門を受賞するなど、ドキュメンタリー制作における評価が高いことが示されています。

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作品情報(クレジット)

撮影/監督/制作:島田陽磨

編集/撮影:鈴木響 撮影:井上耀介、熊谷裕達

音楽:渡邊崇 音楽助手:中原実優

オンラインエディター:中田勇一郎 効果/整音:高木創

協力:PTSDの日本兵家族会

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)

製作/配給:日本電波ニュース社

制作年:2026年/カラー/127分/ドキュメンタリー

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公式情報と問い合わせ先

作品の公式情報は以下の公式サイトおよびSNSで公開されています。プログラムやイベントの最新情報は公式ページで確認してください。

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支援・賛同コメントの要旨と解説、そしてまとめ表

本作には多数の賛同・応援コメントが寄せられています。主なコメントは次のような主張を含みます:復員兵が抱えた経験が個人の倫理観や他者への信頼感を破壊し、その後の家族生活や社会的な機能不全に直結していること、長年にわたりその問題が「家庭の内密」にされてきたこと、戦後日本が経済復興を優先するあまりトラウマの手当てを怠った可能性があること、そして当事者の語りが新たな理解と共感をもたらす可能性があること。

寄せられたコメントは、武田砂鉄(ライター)、安田菜津紀(フォトジャーナリスト)、くるみざわしん(劇作家・精神科医)、西村カリン(ラジオ・フランス特派員)、中村江里(上智大学准教授)、蟻塚亮二(精神科医)、寺田和弘(映画監督)らによるものです。各人が自身の専門性や経験をもとに本作の主題に対する視点を提供しています。

以下の表で、本記事で扱った主要情報を要点ごとに整理します。情報の出典は2026年3月6日のNDN配信プレスリリースです。

項目 内容
作品名 『父と家族とわたしのこと』
公開開始日・劇場 2026年3月14日(土)〜 ポレポレ東中野
上映時間 127分(カラー)
ジャンル ドキュメンタリー(戦争トラウマ、PTSD、世代間連鎖)
トーク開催期間 1週目:3月14日〜3月20日(12:00の回上映後) / 2週目:3月21日〜3月27日(14:00の回上映後)
主な登壇者(抜粋ではなく全記載) 3/14 市原和彦(本作出演者)
3/15 武田砂鉄(ライター)
3/16 信田さよ子(公認心理師・臨床心理士)
3/17 安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
3/18 サヘル・ローズ(俳優・タレント)
3/19 大島新(ドキュメンタリー監督)
3/21 中村江里(上智大学准教授)
3/22 大久保真紀(朝日新聞編集委員)
3/23 くるみざわしん(劇作家・精神科医)
3/24 西村カリン(ラジオ・フランス リベラシオン特派員)
3/25 神田香織(講談師)
3/26 寺田和弘(『生きる』大川小学校津波裁判を闘った人たち 監督)
※島田陽磨(監督)は連日登壇
監督 島田陽磨(1975年生まれ、テレビディレクター出身。多数のドキュメンタリー制作・受賞歴あり)
制作・配給 日本電波ニュース社
協力・助成 協力:PTSDの日本兵家族会 / 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)
公式情報 公式HP http://chichito.ndn-news.co.jp/、公式X https://x.com/chottokita、公式Facebook https://www.facebook.com/share/17gibCg8N4/?mibextid=wwXIfr
出典 NDN プレスリリース(2026年3月6日 09:00)

上記はプレスリリースに記載された全情報を網羅的に整理したものです。本作は、戦後に生じたトラウマの「見えにくさ」とそれに伴う世代間連鎖を可視化し、当事者の語りを通じて歴史と個人史の接点を問い直す試みと位置づけられます。公開と連日トークは、映画から広がる議論の場となることが期待されます。