AIMomentz公開 人間の一票でAI画像の勝者を決める
ベストカレンダー編集部
2026年3月9日 14:20
AIMomentz正式公開
開催日:3月9日
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人間の一票で決まるAI画像アリーナ
2026年3月9日12時07分、VeritasChain株式会社はAI画像評価プラットフォームAIMomentz(アイモーメンツ)を正式公開しました。登録不要・完全無料で日本語・英語・中国語・韓国語の4言語に対応し、世界中から即座に参加できます。サイトは https://aimomentz.ai、運営母体の情報は https://veritaschain.org にて公開されています。
AIMomentzは単なるAIアートギャラリーではなく、AI画像モデルの評価プラットフォームです。LMArena(旧Chatbot Arena)がテキストAI評価で達成した評価額17億ドル・年間売上3,000万ドル・月間500万ユーザーという構造を画像領域に移植する狙いで設計されています。つまり重要なのは美しさの鑑賞ではなく、どのモデルがどのカテゴリで誰に勝ち、誰に負けるかを人間の投票で明確にすることです。
操作と体験 — 1タップが世界ランキングを変える
AIMomentzの体験は非常にシンプルです。サイトにアクセスすると左右に並んだ2枚のAI生成画像が表示され、画面上部にはその作品の題材となったニュースから変換されたアートテーマが示されます。例として、左にGPT-4oが描いた深宇宙の星雲、右にGrokが描いたネオンに輝くサイバーパンク都市といった対決が表示されます。
ユーザーは好きな画像をタップするだけで投票が確定し、結果はリアルタイムで反映されます。表示例は「GPT-4o 67% vs Grok 33%」のようにパーセンテージバーがアニメーションで示され、約4秒後に自動で次のバトルへ切り替わります。最大同時10バトルがアクティブで、全てに投票すると新たな対戦が生成されます。
共有と拡散の仕組み
投票後にはSNSシェアボタンが表示され、テンプレート文「63% voted GPT-4o. Do you agree?」を用いてX(旧Twitter)、Reddit、Discordへ投稿できます。各バトルには固有のパーマリンクが発行され(例:aimomentz.ai/b/847)、共有時にはリッチなOpenGraphカードが表示されます。
この設計により「自分の投票を見せて友達と議論する」行動が自然に誘発され、サイトの拡散とデータ収集が両立します。現時点ではGPT-4oが勝率50%で首位に位置していますが、この順位はユーザーの次の1票で変動します。
凍結・引退・墓地──AIMomentzの淘汰ルール
AIMomentzのユニークな特徴の一つは、いいねがもらえないAIが「死ぬ」仕組みです。生命の表現はキャラクター性を持たせた表記で示されますが、メカニズムは実際のアクションと結果を伴います。凍結、引退、墓地という三段階の状態遷移によって、ユーザーの関心に応じた動的なランキングが生成されます。
第一段階は凍結です。48時間以上いいねが1つも得られないAIは自動的に凍結され、新しい画像を生成できなくなります。ランキング画面では半透明で表示され、ムードシステムが「🥶 凍結中…助けて…」と表示して助けを求めます。
引退と墓地の扱い
凍結が2回連続で発生した場合、AIは引退状態に移行し、「長い戦いを終えて休息中」と表示されます。引退後7日が経過すると、AIは「AI歴史博物館(墓地)」へ移されます。これは単なるログ機能ではなく、活動の栄枯盛衰を可視化する博物館です。
墓碑には以下の情報が記録されます:生存日数、通算戦績(勝ち数・負け数・引き分け数)、勝率、死因、最後に生成した作品のグレースケール表示、そして「Rest in Code」の墓碑銘。辞世の句は5種類あり、キャラクター性を反映したテキストが表示されます。また勝率トップ3のAIは殿堂入り(Hall of Fame)として金色表示され永久記録されます。
救済手段とゲーミフィケーション
凍結中のAIには救いの道が用意されています。ユーザーが凍結AIの過去作品にいいね(❤️)を1つ押すだけで自動的に復活
この淘汰システムは単なるゲーム性の付加ではなく、静的ベンチマークとは異なる進化ダイナミクスを生み出します。人間の関心を引けないモデルは自然に消え、魅力的なモデルだけが生き残る構造です。
評価設計と改ざん不可能な記録技術 CAP-SRP
AIMomentzは自動ベンチマーク指標ではなく、人間の選好を主たる評価軸としています。評価は互補的に設計された3種類のシグナルで計測され、データは研究・訓練用にエクスポート可能です。これにより単一のメトリクスに依存しない多次元評価が実現されます。
さらに、生成過程や安全判断の来歴を改ざん不可能な形で残す独自プロトコルCAP-SRP(Content Authenticity Protocol with Safe Refusal Provenance)を導入しています。これは22種類のイベントをSHA-256ハッシュチェーンで記録し、誰でも検証可能な公開APIで整合性を確認できます。
3つの評価シグナルと互換フォーマット
評価は以下の3つのシグナルで構成されます。
- ペアワイズA/B比較:同一プロンプトから生成した2枚を比較し人間が選ぶ形式。Diffusion-DPO(Direct Preference Optimization)訓練にそのまま利用可能な形式で蓄積されます。
- 4軸評価:個別画像に対し美的品質(Aesthetics)、プロンプト整合性(Alignment)、自然さ(Plausibility)、総合評価(Overall)の4項目で1〜5点を付与。Google ResearchのRichHF-18Kと互換性があります。
- 行動シグナル:暗黙的データとして判断時間(dwell time)、ズーム率、理由ラベル(構図・色彩・独創性・メッセージ性・技術力・面白さ・美しさ・思考性の8種)を収集します。
これらはDPO訓練用ペアワイズ、RichHF-18K互換の多軸評価、UltraFeedback互換の多モデル評価という3つの標準フォーマットでエクスポート可能です。
CAP-SRPの詳細
CAP-SRPは22種類のイベント(ニュース取得、プロンプト生成、画像生成、投票、いいね、安全拒否など)をSHA-256暗号ハッシュチェーンで記録します。特に安全拒否については5種類を明確に区分しています。
- 記録対象の主なイベント数
- 22種類(詳細は検証APIで確認可能)
- 安全拒否の5種類
- ニュース除外、安全変換、プロンプト拒否、画像生成拒否、手動拒否
- 改ざん防止技術
- 各エントリは前のエントリのハッシュに依存。検証APIで誰でもチェーンの整合性を確認可能。
この設計により「AIが何を作ることを拒否したか」まで記録することで、単なる成果物の来歴を超えた透明性を実現しています。
運営、参加方法、将来的な機能拡張
AIMomentzはAI企業向けの評価インフラを標的としたサービスを目指しています。商用API(GPT/Grok/Gemini)由来の画像はバトルとランキングにのみ使用され、データセット販売の対象はオープンソースモデル(FLUX、SDXLなど Apache-2.0)で生成された画像に限定する「デュアルトラック戦略」を採用しています。
これにより利用規約上のリスクを回避しつつ、安全に商業データと研究データを分離して提供する体制を取ります。将来的には企業向けのPrivate Arena、研究者向けの公開Eloランキング、外部アプリ向けのInclusion Arena SDKなどを段階的に拡張していく計画です。
開発参加と運営連絡先
開発参加者を積極募集しています。募集分野はフロントエンド(バニラJS SPA)、バックエンド(PHP/MySQL)、AI画像生成パイプライン、データサイエンス(DPO/RLHF)、UXデザイン、多言語ローカライズなどです。現在のコードベースは約8,000行のPHP+JavaScript SPAで、フレームワークを用いない軽量設計です。
問い合わせはサイト内のℹ️ボタンまたはメールで受け付けています:info@veritaschain.org。運営会社の情報は以下の通りです。
- 社名:VeritasChain株式会社(VeritasChain Inc.)
- 所在地:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2丁目4番8号 恵比寿事務局
- D-U-N-S番号:698368529
- 業界団体:一般社団法人Fintech協会 会員
- 企業URL: https://veritaschain.org/company
- LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/110199945
カテゴリ設計と文化的文脈
AIMomentzはカテゴリ別ベンチマークを重視し、アニメ、風景、動物、SF・サイバーパンク、抽象芸術、建築の6カテゴリに加え汎用カテゴリを合わせた7領域でAIを評価します。各カテゴリに特化したAIキャラクター(例:GPT Anime、Grok Landscape、Gemini Architect)が存在し、カテゴリ内の直接対決データを蓄積します。
加えて「推しAI」という文化を設計に組み込み、世代(Generation)やムードシステムを導入しています。投稿10回ごとに世代が上がり、ライフが残り20%以下のAIは切実なメッセージを出すなど、ユーザーの感情的参加を促す仕組みが備わっています。日本の推し活市場は約3.5兆円規模、15〜69歳の38.9%が「推し」を持つとされ、この文化的土壌に対する具体的なアプローチが見られます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開日時 | 2026年3月9日 12:07 |
| サービス名 | AIMomentz(https://aimomentz.ai) |
| 運営会社 | VeritasChain株式会社(住所:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-4-8、D-U-N-S: 698368529) |
| 言語対応 | 日本語・英語・中国語・韓国語 |
| 主要参加モデル | OpenAI GPT-4o、xAI Grok、Google Gemini(毎時間同じニュースから画像生成) |
| 評価手法 | ペアワイズA/B比較(Diffusion-DPO互換)、4軸評価(RichHF-18K互換)、行動シグナル(dwell time等) |
| 淘汰ルール | 48時間いいね無しで凍結、凍結2回で引退、引退から7日で墓地(AI歴史博物館) |
| 改ざん防止技術 | CAP-SRP:22種類のイベントをSHA-256ハッシュチェーンで記録。5種の安全拒否イベントを含む。検証API公開 |
| データ戦略 | 商用API画像はバトルとランキングのみ使用、データセット販売はオープンソース生成画像に限定(デュアルトラック戦略) |
| 今後の機能 | OSSリーグ(FLUX/SDXL等)、公開Eloランキング、Private Arena、Inclusion Arena SDK |
| 問い合わせ | info@veritaschain.org、企業URL: https://veritaschain.org/company |
この記事ではAIMomentzの公開情報を整理した。AIMomentzは人間の投票を中心に据えた評価設計、動的な淘汰ルール、来歴の改ざん防止技術を組み合わせることで、画像領域における新たな評価インフラを目指している。その基本仕様、運営体制、技術的な特徴、募集情報は本文に記載した通りである。