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コスメディ製薬の貼る注射が優秀賞に 3/25表彰式

近畿ブロック表彰式

開催日:3月25日

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近畿ブロック表彰式
貼る注射って何?
皮膚に貼るシート型の「溶解型マイクロニードル」で、数百μmの微細な針が水溶性ヒアルロン酸でできており皮膚の水分で溶けて成分を皮内に放出。痛みが少なく自己投与や美容用途での利用が進んでいる。
表彰式っていつどこであるの?
経済産業省近畿経済産業局主催の近畿ブロック表彰式が2026年3月25日(水)に大阪市内で開催予定。コスメディ製薬の受賞者らが出席する見込みで、開催の詳細は主催者の案内を確認。

世界で初めて工業化した「貼る注射」とは何か

コスメディ製薬が世界で初めて実用化した「溶解型マイクロニードル」は、皮膚に直接貼り付けることで薬剤や成分を届けるシート型のデバイスで、一般に「貼る注射」と呼ばれます。プレスリリースは2026年3月10日付で発表され、経済産業省が2026年3月5日に公表した第10回ものづくり日本大賞の優秀賞受賞に関する情報を受けてのものです。

本技術は長さが数百マイクロメートルの微細な針を剣山状に数百本から数千本配列したシートで構成され、針材に水溶性ヒアルロン酸を採用し、皮膚内の水分で針が溶けることで有効成分を皮内に放出します。針は皮膚表層0.02ミリメートルに挿入されて留まる富士山形状として設計されており、痛みや不快感を抑えて患者自身による自己投与を可能にする点が特徴です。

コスメディ製薬、溶解型マイクロニードル製造工程開発チームが第10回「ものづくり日本大賞」優秀賞受賞 画像 2

技術的なポイント

この項目では、溶解型マイクロニードルの主な技術的特徴を整理します。材料、形状、製造面での工夫が、医療や美容領域での実用化を後押ししました。

  • 針材: 水溶性ヒアルロン酸を使用し、安全性を優先(ステンレスではなく生体由来の基材を採用)。
  • 形状: 針は富士山形状で0.02mm厚の皮膚表層に挿入されて留まる設計。
  • 寸法と配列: 長さ数百μm、数百本〜数千本をシート上に林立させる構造。
  • 作動原理: 皮膚の水分で針が溶け、内包成分を皮内に放出する溶解型。
コスメディ製薬、溶解型マイクロニードル製造工程開発チームが第10回「ものづくり日本大賞」優秀賞受賞 画像 3

受賞の経緯と受賞者・表彰式の予定

経済産業省は2026年3月5日に第10回「ものづくり日本大賞」優秀賞受賞者を発表し、コスメディ製薬の溶解型マイクロニードル製造工程開発チーム4名が優秀賞に選定されました。対象となったのは製造工程のプロセス開発と量産化に携わったチームです。

表彰に関する具体的な日程としては、経済産業省近畿経済産業局が主催する近畿ブロック表彰式・受賞者の集いが2026年3月25日水曜日に大阪市内で開催される予定とされています。

コスメディ製薬、溶解型マイクロニードル製造工程開発チームが第10回「ものづくり日本大賞」優秀賞受賞 画像 4

受賞者と所属

受賞者
李 英哲、辻井 モナ、豊田 圭太、川崎 一馬(4名)
所属企業
コスメディ製薬株式会社(本社:京都市)
発表元
経済産業省(第10回ものづくり日本大賞 優秀賞 発表日:2026年3月5日)
コスメディ製薬、溶解型マイクロニードル製造工程開発チームが第10回「ものづくり日本大賞」優秀賞受賞 画像 5

事業化の歩みと市場・生産体制

コスメディ製薬は京都薬科大学発のベンチャー企業として、TTS(経皮吸収治療)に特化した研究開発を進めてきました。マイクロニードルと貼付剤をコア技術として、まず承認プロセスに時間を要する医薬・医療領域より先に美容領域での製品化を実施しました。

2006年の技術開発当時は微細加工が困難で、工業的製品は試作段階が多かったものの、同社は工業的製法を確立し2008年に世界で初めてマイクロニードル化粧品を量産化、社会実装しました。以降、形態進化と製品多様化を続け、リーディングカンパニーとして市場を牽引しています。

コスメディ製薬、溶解型マイクロニードル製造工程開発チームが第10回「ものづくり日本大賞」優秀賞受賞 画像 6

市場動向と生産能力

市場については、2025年7月の報道を引用して、マイクロニードルを活用したニードルコスメの2025年の市場規模は2024年比25.8%増の380億円と報じられており、製品市場は拡大が続くと想定されています。

生産体制では、コスメディ製薬の工場は国内トップクラスの製造量を誇り、パッチ型マイクロニードル化粧品の年間最大生産枚数の目安は年間1億枚と示されています。これにより、美容用途での安定供給と医療用途への展開準備が進められています。

  1. 2006年: 開発開始(微細加工の困難さが課題)。
  2. 2008年: 量産化に成功、化粧品として社会実装。
  3. 2025年: ニードルコスメ市場の拡大報告(市場規模380億円)。
  4. 2026年: 第10回ものづくり日本大賞 優秀賞受賞(発表日:2026年3月5日、表彰式:2026年3月25日予定)。

コスメディ製薬の企業情報、受賞技術と参考資料の整理

コスメディ製薬は2001年5月30日に設立され、京都市を拠点にTTSを中心とする研究開発と製造を続けている企業です。代表取締役社長は権 英淑氏で、本社所在地は京都市南区西九条東比永城町75 GRAND KYOTO 3Fとされています。

同社は「マイクロニードル」「貼付剤」をコア技術とし、医療・医薬、美容・健康の各領域で事業を展開。伝統と革新が共存する京都を拠点に独創的なものづくりを進めています。コーポレートサイトは次のURLで公開されています。

  • 公式サイト: https://cosmed-pharm.co.jp
  • 関連プレスリリース: https://cosmed-pharm.co.jp/news/pressrelease/20251104/

受賞対象となった技術には注記があり、世界初とする記述は公益社団法人日本薬剤学会発行の学会誌「薬剤学」を参照しているとのことです。受賞概要は経済産業省の公開資料を出典としています。

関連出典と注釈

注1
「世界初」という表現は公益社団法人 日本薬剤学会の学会誌「薬剤学」等の記載をもとにしている。
注2
受賞概要は経済産業省 第10回ものづくり日本大賞 優秀賞の受賞概要(PDF)に基づく。
注3
市場規模の数値は2025年7月16日付 日経MJ(富士経済による推計)を引用。
注4
年間生産枚数の目安(年間1億枚)はコスメディ製薬の設備能力をもとにした目安。

要点のまとめ

以下の表は、本記事で述べた重要な事実をわかりやすく整理したものです。受賞の事実、技術の特性、事業化の経緯、企業情報などを網羅的にまとめています。

項目 内容
プレス発表日 2026年3月10日 10時00分(コスメディ製薬による発表)
ものづくり日本大賞 発表日 2026年3月5日(経済産業省による発表)
受賞 第10回ものづくり日本大賞 優秀賞(コスメディ製薬 溶解型マイクロニードル製造工程開発チーム)
受賞者 李 英哲、辻井 モナ、豊田 圭太、川崎 一馬(4名)
表彰式 近畿ブロック表彰式・受賞者の集い(主催: 経済産業省近畿経済産業局) 2026年3月25日 大阪市内で開催予定
技術名称 溶解型マイクロニードル(マイクロニードル化粧品として2008年量産化、工業的製法を確立)
主要特徴 水溶性ヒアルロン酸製、富士山形針、針長数百μm、皮膚表層0.02mmに挿入、痛み軽減と自己投与可能性
事業化の経緯 2006年開発開始、2008年量産化・美容領域で社会実装、その後形態進化と製品多様化
市場規模の目安 ニードルコスメの2025年市場規模は380億円(2024年比25.8%増、出典 日経MJ/富士経済)
生産能力の目安 パッチ型マイクロニードル化粧品 年間最大生産枚数の目安: 年間1億枚(コスメディ製薬の設備能力に基づく)
会社概要 コスメディ製薬株式会社 本社: 〒601-8438 京都市南区西九条東比永城町75 GRAND KYOTO 3F 設立: 2001年5月30日 代表: 権 英淑
関連URL https://cosmed-pharm.co.jp および https://cosmed-pharm.co.jp/news/pressrelease/20251104/

上記は、コスメディ製薬が受賞した技術と事業化の経緯、受賞に関する事実関係と出典を整理したものである。製品は美容用途での社会実装を先行させた一方で、ワクチン接種などの医療・医薬領域への応用も期待されており、今後の技術展開や生産体制の動向が注目される。