録画をアップロードするだけで自動化、Copelfの仕組み
ベストカレンダー編集部
2026年3月10日 13:17
Copelfリリース
開催日:3月10日
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画面録画で「人のやり方」をそのまま自動化するCopelfの狙い
2026年3月10日10時13分、コーレ株式会社はブラウザ操作を画面録画からAIが読み取り、繰り返し実行するブラウザ自動化ツールCopelf(コペルフ)をリリースしました。リリース情報は同社の公式サイト(https://copelf.com/)およびプロモーションムービー(https://youtu.be/HIJjH6wLpmo)で公開されています。
Copelfは「業務マニュアルが実態と乖離している」「既存ツールが外部連携に対応していない」など、現場が抱える複数の導入障壁を解消することを目的としています。ユーザーは自分のブラウザ操作を録画してアップロードするだけで、AIが操作手順を抽出し、再現可能なワークフローとして構築・自動実行します。
リリースと提供の概要
発表日時は2026年3月10日10時13分。提供形態は個人・法人を問わず利用可能なセルフサーブ型で、ユーザー登録後すぐに利用を開始できる点が特徴です。日本国内のみならず英語圏、特にアメリカ市場での展開を想定しています。
Copelfは画面録画を起点に、プログラミングや複雑なプロンプト設計を必要とせずにブラウザ業務を自動化する点をセールスポイントとしています。API非対応のレガシーツールや各種SaaS上の操作も対象となるため、従来の自動化手段で困難だったケースにも適用できます。
現場の課題から見たCopelfの意義
企業がAIによる自動化を進める際、単にAIを導入すればよいわけではなく、「自社のやり方に沿ってAIに操作させること」が最大のハードルになります。多くの現場では設定の複雑さ、暗黙知に基づく運用、そして業務プロセスそのものが明文化されていない点が問題です。
従来のRPAやワークフロービルダーは定型的なシナリオに向いている一方で、プログラミング知識や高度な設定が求められ、現場担当者が自力で自動化を完結するのは容易ではありません。Copelfは「画面を見せるだけ」という直観的な手段でこれらの障壁を低減します。
具体的に解消される障壁
Copelfが対象とする代表的な現場課題は次の通りです。これらはプレスリリースに明示された問題点を整理したものです。
- 外部連携機能を持たないレガシーシステムの存在
- 独自設定や暗黙の運用ルールが説明されないまま使われている状況
- 業務マニュアルが古く、現場で参照されていないこと
- 作業の時系列や抜け漏れが業務プロセスを明文化する際に発生すること
これらを受けて、Copelfは録画→解析→ワークフロー構築→自動実行という一連の流れで、業務プロセスの可視化と自動化を同時に行います。
技術の中核 — Video-to-AgentアプローチとAgentic Workflow RITSU
Copelfのコア技術は、ユーザーが録画したブラウザ上の作業風景をAIが解析してワークフローに変換するVideo-to-Agentのアプローチです。録画をアップロードするだけで、AIが人の操作を見て学習し、再現性のある手順として構造化します。
この解析結果は、Copelfの中核にある汎用的なAgenticワークフロー指示構文「Agentic Workflow RITSU」に基づいて表現されます。RITSUにより、AIエージェントがブラウザ操作を高い再現精度で実行できる点が特徴です。
RITSUの特徴と適用範囲
RITSUは特定のツールに依存しない構文仕様として設計されており、Copelf以外のAIエージェントやワークフローツールにも適用可能です。解析されたワークフローがRITSUで構造化されることで、実行側のエージェントは共通の指示体系に従って動作します。
RITSUの導入により、次のような効果が期待されます。
- ワークフローの標準化:ツール依存を排して指示の互換性を確保
- 再現性の向上:録画から抽出した手順を正確にAIが解釈
- 将来的な連携拡張:他システムやエージェントとの共通言語としての活用
RITSUは解析結果を表現するためのフォーマットであり、Copelfのオペレーション精度を支える基盤技術です。
利用手順、主要機能、提供体制と展開戦略
Copelfの利用はシンプルな3ステップで完結します。ユーザーは操作の録画をアップロードするだけで、AIが解析してワークフロー化し、自動実行に移します。専門的なプログラミングやプロンプト設計の知識は不要です。
主な機能としては、繰り返し処理に対応するループ実行、作業難易度に応じた段階的な推論レベルの自動調整、そして重要判断点での確認が可能なヒューマン・イン・ザ・ループ(HITL)機能が挙げられます。これらにより、単純作業は高速に、判断を要する作業は慎重に処理できる設計になっています。
利用の流れと主要特徴
利用の流れは以下の通りです。
- Web業務を録画してアップロードする
- AIが動画を解析し、操作手順を言語化してワークフローを構築する
- 構築されたワークフローに従い、AIエージェントがブラウザを自動操作する
主要な特徴は次の三点です。
- 1. ループ処理による繰り返し作業への対応
- コピー&ペーストの往復や多数パターンの調査など、条件を少しずつ変えながら繰り返す作業を自動実行できます。
- 2. 段階的な推論レベルの自動調整
- 単純作業では高速推論、判断を要する知的作業では慎重な推論へと自動的に切り替わります。
- 3. ヒューマン・イン・ザ・ループ
- 重要な判断ポイントで処理を一時停止し、担当者による確認や介入が可能です。安全性と信頼性を担保します。
これらの機能は、実務で頻繁に発生する「少しずつ違う繰り返し」を効率化するために設計されています。
提供体制と市場展開
Copelfは個人、法人ともに利用可能で、法人利用でも事前の契約交渉や個別打ち合わせを設けないセルフサーブ型のサービスです。登録後すぐに利用を開始できる仕組みとなっています。
展開は日本国内に加えて英語圏、特にアメリカ市場への展開を視野に入れており、将来的にはAPIやCLIを通じた他システムとの統合、MCP(マルチエージェント・コントロールポイント)経由での他AIからの呼び出し、さらにブラウザ操作を越えたPC操作やロボット制御への拡張を計画しています。
企業情報と要点の整理
Copelfを開発・提供するのはコーレ株式会社(英語表記:CORe Inc.)です。設立は2017年5月17日、代表取締役CEOは奥脇真人氏、取締役CTOは池田直人氏。本社所在地は東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー18階で、同社の公式URLは https://co-r-e.com/ です。
以下の表に、本記事で触れた主要な事項を整理してまとめます。要点を一覧で確認できるよう構成しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Copelf(コペルフ) |
| リリース日時 | 2026年3月10日 10時13分 |
| 提供会社 | コーレ株式会社(CORe Inc.) |
| 提供形態 | セルフサーブ型(個人・法人ともに利用可能、登録後すぐ利用可能) |
| 公式URL | https://copelf.com/ |
| プロモーションムービー | https://youtu.be/HIJjH6wLpmo |
| 中核技術 | Video-to-Agent解析、Agentic Workflow RITSU(ワークフロー指示構文) |
| 主な機能 | 録画解析→ワークフロー構築→自動実行、ループ処理、推論レベル自動調整、ヒューマン・イン・ザ・ループ |
| 想定適用範囲 | API非対応のレガシーツールや各種SaaS、Webブラウザ操作、将来的にはPC操作やロボット制御まで拡張予定 |
| 事業展開 | 日本国内および英語圏(特にアメリカ市場)、将来的にAPI/CLI連携による他システム統合 |
| 会社概要(要点) | 設立:2017年5月17日/代表:奥脇真人/CTO:池田直人/所在地:東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー18階/URL:https://co-r-e.com/ |
本稿はコーレ株式会社によるリリース内容を基に、技術的特徴、運用上の意義、提供体制および企業情報を整理してまとめたものです。Copelfは画面録画を起点に業務プロセスの可視化と自動化を同時に実現する製品として設計されており、既存の自動化手法では対応しにくかった業務領域への適用を想定しています。