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職場で使えるヘルスコミュニケーション術 生理・更年期対応

こころとからだ職場づくり

開催日:3月6日

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こころとからだ職場づくり
どんなイベントだったの?
ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパンが共催した社内向けオンライン講演で、助産師の知見を元に生理や更年期など女性特有の健康課題と職場での支援・対話法を議論。105名が参加し制度とプロダクトの事例共有が行われた。
職場で具体的に何が変わるの?
病状の詳細より業務の支援範囲や想定期間を共有するフォーマット導入や『ととのえ休暇』など制度、リラックスショーツ等のプロダクト連携で日常的な支援文化を促す動きが示された。

企業の枠を越えた共同取組が問い直した「心身の揺らぎ」の扱い方

株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:小谷建夫)とコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 最高経営責任者:カリン・ドラガン)は、2026年3月6日(金)12:00~13:00に社内向けオンラインイベント「こころとからだに寄り添う職場づくり ー女性特有の健康課題とヘルスコミュニケーションー」を共催した。本イベントは、同年3月8日の国際女性デーに合わせた取り組みの一環として実施され、参加者は両社および協力企業を含めて105名が参加した。

今回の共催には、株式会社ネクイノ(本社:大阪市北区、代表取締役:石井 健一)の協力を得て、助産師資格を持つネクイノの下青木 彩氏が進行役を務めた。主題は、生理や更年期などの女性特有の不調に起因するプレゼンティズム(出勤しているにもかかわらず本来のパフォーマンスが発揮できない状態)に対し、個人の我慢に委ねない職場づくりをどう進めるかにあった。

【開催報告】ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパン 企業の枠を超え「誰もが働きやすい職場」へ ~助産師に学ぶ、現場で実践できる「ヘルスコミュニケーション」の秘訣~ 画像 2

国際女性デーとプレゼンティズムの定義

国際女性デーは1975年に国連が制定した啓発の日で、1904年のニューヨークで婦人参政権を求める行動が起源とされる。イベントではこの日に照準を合わせ、性別に関わらず生じうる心身の変化に対する組織としての対応を改めて議論した。

また、プレゼンティズムという概念を共有し、体調不良や精神的な問題が労働生産性や職場の活力に与える影響を参加者が理解することを目的とした。日常的なすれ違いや誤解が、個人の生活の質のみならずチーム全体の機能低下につながる点が指摘された。

【開催報告】ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパン 企業の枠を超え「誰もが働きやすい職場」へ ~助産師に学ぶ、現場で実践できる「ヘルスコミュニケーション」の秘訣~ 画像 3

医学的知見を職場に落とし込む──助産師によるセルフケアと対話の設計

講義はネクイノの助産師による「医学的知見に基づいたセルフケアとヘルスコミュニケーション」が中心となり、具体的なセルフケア方法や職場での対話のあり方を深掘りした。医学的背景に基づいた情報提供を行うことで、個人差や経験の有無によって生じる認識の差を埋める狙いが示された。

講義では、症状の細かな説明よりも業務遂行に必要な情報の共有に重心を置くコミュニケーション法が強調された。例えば、病状の詳細な説明ではなく「必要なサポートの範囲」「見込まれる支障の期間」を共有することがチーム運営上の実務的判断材料になると説明された。

具体的なセルフケアとコミュニケーションの指針

講義は以下の点を中心に構成された。

  • 生理・更年期等に関する基礎的な医学知識の整理
  • 日常的に実践しやすいセルフケアの紹介(休息の取り方、服装や商品利用の工夫など)
  • 相談する側と受ける側の双方が迷わないための情報共有フォーマットの提案(期間・サポート範囲を中心に)

これらの指針は、職場での「特別対応」ではなく、日常のコミュニケーションによって互いの状況を尊重する文化を形成することを目的としている。

企業事例から見えた支援とプロダクトの連携

イベントではコカ・コーラ ボトラーズジャパンとファミリーマートが、それぞれの施策と商品を通じた支援の事例を紹介した。両社ともに制度とプロダクトの両面から従業員のウェルビーイング向上に取り組んでいる点が示された。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンはホルモン療法への費用補助制度や、生理休暇の名称変更による制度改定など制度面の具体策を紹介した。一方、ファミリーマートは新商品である「リラックスショーツ」や既存のブラウェア累計販売数約13万点といった商品展開を通じて、従業員および顧客のウェルビーイング向上に寄与する取り組みを示した。

紹介された制度とプロダクトの要点

コカ・コーラ ボトラーズジャパン
ホルモン療法への費用補助制度や、生理休暇の呼称を見直した「ととのえ休暇」など、キャリア継続を支える具体的制度を導入・周知。
ファミリーマート
「リラックスショーツ」など商品を通じて身体の負担軽減を促進。コンビニエンスウェア事業での取り組みとしてブラウェア累計販売数は約13万点(2026年3月時点)。
ネクイノ
助産師の専門的知見を企業に提供し、正しい知識の浸透と相談しやすい環境づくりを支援。

企業側の制度と現場で使えるプロダクトを組み合わせることで、日常的な職場文化に変化を生み、従業員が無理をしないで働き続けられる土壌をつくることが目指された。

クロストークと参加者の声:実務で使えるヒント

三社によるクロストークでは、相談しやすい空気の作り方や日常的な声かけの工夫が議論された。重要な共通認識として提示されたのは、チーム内で「誰にでも体調や状況の波はある」という前提を持つことだ。

対話の中では、個別の症状の掘り下げよりも業務面での具体的な調整事項の共有が優先されるべきという実務的な助言が繰り返された。相談を受ける側が対応に迷わないように、あらかじめ共有する情報の種類を定めることが効果的であるとされた。

参加者の反応と関係者コメント

参加者からは「『知らない』から生じるすれ違いに気づけた」「制度面と商品面の両輪で支え合う具体的な一歩が見えた」といった声が寄せられた。以下に登壇した関係者のコメントを示す。

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
心身の不調については性別を問わず相手に直接聞きにくいことがある。特に婦人科系の症状は理解が難しい面があり、性別を問わず理解を深め、適切なコミュニケーション術を学ぶことでインクルーシブなカルチャー醸成につなげたい、と述べた。
株式会社ネクイノ
企業と共に職場における理解促進のあり方を考える機会は意義深いとし、女性特有の健康課題について性別を問わず正しい知識の共有が重要だと述べた。
株式会社ファミリーマート
共創を通じ、多様な違いを当たり前に受け入れ、困っている時に自然に支え合う組織のあり方が重要であると再認識した旨のコメントが示された。

これらの意見は、個々の従業員が抱える課題を組織としてどう支えるかを実務に落とし込むうえでの指針として示された。

開催概要と要点の整理

本イベントの正式名称は「こころとからだに寄り添う職場づくり ー女性特有の健康課題とヘルスコミュニケーションー」。日時は2026年3月6日(金)12:00~13:00、参加者は105名だった。開催目的は医学的知見に基づく正しい知識の浸透と、互いの揺らぎを尊重し自然にフォローし合える職場文化の醸成であり、エンゲージメント向上を目指す点が明確にされた。

開催内容としては以下の構成で実施された。

  1. ネクイノの助産師による「医学的知見に基づいたセルフケアとヘルスコミュニケーション」の講義
  2. 両社による「健康課題を支える制度とプロダクト」の事例紹介
  3. 三社による「相談しやすい空気づくり」をテーマにしたクロストーク

また、記事末尾に本イベントの主要データを表形式で整理した。参考情報として、ファミリーマートは2026年9月に創立45周年を迎えること、スローガン「いちばんチャレンジ」に基づき8つの分野で挑戦を続ける旨も本リリースで示されている。8つの分野は「おいしい」「ちょっとおトク」「わくわく楽しい」「ステキが見つかる」「革新的・最先端」「環境にやさしい」「働きたい」「地域に愛される」である。

項目 内容
イベント名 こころとからだに寄り添う職場づくり ー女性特有の健康課題とヘルスコミュニケーションー
開催日時 2026年3月6日(金)12:00~13:00
主催 株式会社ファミリーマート、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(協力:株式会社ネクイノ)
参加人数 105名
講演・進行 ネクイノ 助産師(下青木 彩氏が進行)
主な紹介内容 医学的知見に基づくセルフケア、ホルモン療法費用補助制度、ととのえ休暇(生理休暇の前向き名称)、リラックスショーツ等のプロダクト
目的 正しい知識の浸透と職場文化の醸成、従業員エンゲージメント向上
関連情報 ファミリーマート創立45周年(2026年9月)、新スローガン「いちばんチャレンジ」、ブラウェア累計販売数約13万点(2026年3月)
参考リンク https://www.family.co.jp/ (ファミリーマート公式サイト)

本記事は、3月6日に実施されたイベントの内容を網羅的に整理したものである。医学的知見に基づくセルフケア、企業による制度・プロダクトの連携、日常の対話を通じた職場文化の醸成という三つの軸が、誰もが働きやすい職場づくりに向けた実務的な示唆を与えている点が確認できる。