鷹野隆大 決定版写真集『IN MY ROOM REVISITED』刊行
ベストカレンダー編集部
2026年3月12日 15:52
銀座蔦屋刊行記念展
開催期間:3月1日〜3月23日
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鷹野隆大が再び提示する「部屋」の記憶──『IN MY ROOM REVISITED』の構成と制作背景
写真家・鷹野隆大の写真集『IN MY ROOM REVISITED』が、印刷会社発の出版レーベルYAMADA Book Publishingより刊行されます。発行は2026年3月、刊行発表は株式会社山田写真製版所のプレスリリース(2026年3月12日 13:00)に基づきます。本書は、2005年に蒼穹舎より刊行された『IN MY ROOM』と、2006年に100部限定で刊行された『in my room 6×6』を1冊に再構成した決定版です。
鷹野は本書について、当時の制作状況や表現意図を明確に述べています。自宅へ招いた人物たちを撮影した一連の作品は、親密さをそのまま表象することを目的にしたものではなく、他者を「わからない存在」として可視化しようとする試みの延長線上にあります。4×5判カメラでの手持ち撮影が困難な環境で撮られた原点的なシリーズと、試験的に6×6判で撮影した別系列を併せて編集し直すことで、新たな読み直しを可能にしています。
原著との関係性と撮影フォーマット
本書は復刊と再構成を兼ねています。鷹野自身は「これは2005年の写真集の復刊である」と明記し、当時の撮影プロセスを振り返っています。4×5判での撮影は、手持ちでは困難な画面構成や質感を伴い、作品に独特の沈黙と空気感を刻印しました。
同時に撮影されていた6×6判作品は、より手軽な手法で別の可能性を探るための試みでした。2006年にゼロックスコピーを用いた手製本として発表されたこの6×6作品は、今回の再構成で公に再掲されています。鷹野は、この二つの系列をまとめることにより「長い間放置してきた宿題を一つ終えたような安堵」を述べています(2026年2月 鷹野隆大)。
刊行物としての仕様と制作体制
『IN MY ROOM REVISITED』の仕様は詳細に公開されています。ページ数、寸法、装丁・製本・印刷といった物理仕様はアートブックとしての読み応えと制作の丁寧さを示しています。
以下は書籍の主要仕様と制作クレジットです。
- 書名
- IN MY ROOM REVISITED
- 発行
- 2026年3月
- 著者
- 鷹野隆大
- ブックデザイン
- 橋詰冬樹
- 発行所
- YAMADA Book Publishing(株式会社山田写真製版所)
- サイズ
- 縦282㎜×横210㎜
- 仕様
- 糸かがり上製本
- 頁数
- 144頁
- 印刷
- 株式会社 山田写真製版所
- 製本
- 新日本紙工株式会社
- 協力
- 斉藤篤(roshin books)
- 取次
- ツバメ出版流通
- 定価
- 本体8,000円+税(ISBN 978-4-911496-02-2 C0072 ¥8000E)
印刷会社が自ら立ち上げたレーベルによる刊行であるため、印刷・製本の工程が見える形で反映されています。糸かがり上製本という仕様は、長期保存や読み返しに耐える作りとなっており、写真集としての質を保つことを意図しています。
デザイン担当とその背景
ブックデザインは橋詰冬樹が担当しています。橋詰は1986年生まれ、長野県出身。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業後、凸版印刷を経て独立し、印刷物を中心としたデザインと出版活動を行っています。2025年より長野県軽井沢町在住。
橋詰の受賞歴は多岐にわたり、造本装丁コンクール文部科学大臣賞や國華賞、Graphis Design AnnualのGold Prize、NY TDCなど国内外の賞を受けています。こうした経歴は本書の造本・装丁に反映されています。
刊行記念イベントと流通・販売情報
刊行を記念した展覧会やトーク、販売イベントが各地で予定されています。イベントは国内外の会場で行われ、詳細は各会場とYAMADA Book Publishingの公式SNSやウェブサイトで更新されます。
以下に発表されたイベント情報と販売関連の要点を掲載します。
- 銀座蔦屋書店(銀座)
- 鷹野隆大『IN MY ROOM REVISITED』刊行記念展
- 会期:2026年3月1日(日)〜23日(金)
- Instagram:@ginzatsutayabooks_photofashion
- International Center of Photography(ニューヨーク)
- イベント:Living Through the Ordinary—Ryudai Takano, Elle Pérez, and Emiko Inoue in Conversation
- 日時:March 12, 2026 (6:00PM – 7:30PM ET)
- 詳細・申込:https://www.icp.org/events/living-through-ordinary-ryudai-takano-elle-perez-and-emiko-inoue-conversation
- THE BOOK END(神戸)
- 展示:in my room 6×6 Ryudai Takano
- 会期:2026年3月5日(木)〜30日(金)
- 詳細:https://www.the-book-end.com/
販売面では、レギュラーエディションがオンラインストアで販売中です。加えて、〈コレクターズエディション〉の企画が進行中で、決定次第YAMADA Book Publishingのオンラインストアに案内が掲載される予定です。
オンラインストアと公式SNSは次の通りです。
- YAMADA Book Publishing オンラインストア:https://yamada-book-publishing.com/
- YAMADA Book Publishing Instagram:@yamada_book_publishing
流通・会社窓口
取次はツバメ出版流通が担当しています。問い合わせや取材窓口はYAMADA Book Publishing(株式会社山田写真製版所)にて受け付けられます。連絡先情報は公開されています。
株式会社山田写真製版所およびYAMADA Book Publishingの連絡先は以下のとおりです。
- 所在地:富山県富山市太田口通り2-1-22
- TEL:076-421-1136
- E-mail:info@yppnet.co.jp
- 山田写真製版所 ホームページ:https://www.yppnet.co.jp/
- 山田写真製版所 Instagram:@yamada_photo_process
著者・デザイナーのプロフィールと刊行情報の整理
本章では、本書に関わる主要人物のプロフィールと、本記事で触れた刊行情報を整理します。鷹野隆大の活動歴や受賞歴、橋詰冬樹のデザイン経歴も含め、刊行物の背景を確認します。
鷹野隆大は1963年生まれ。性や表象の二項対立に揺れる領域を可視化する作家として知られており、『IN MY ROOM』で第31回木村伊兵衛写真賞を受賞(2006年)。主な個展として『毎日写真1999-2021』(国立国際美術館、2021年)や『カスババ ―この日常を生きのびるためにー』(東京都写真美術館、2025年)等があります。2022年には第72回芸術選奨・文部科学大臣賞(美術部門)受賞、第38回写真の町東川賞国内作家賞受賞などの実績があります。
橋詰冬樹のプロフィールは前章に示した通りで、書籍デザインと造本の経験・受賞歴が豊富です。本書のブックデザインにより、写真表現と造本設計が結実した形で刊行されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | IN MY ROOM REVISITED |
| 著者 | 鷹野隆大 |
| 発行 | 2026年3月(YAMADA Book Publishing) |
| 仕様 | 縦282×横210mm、144頁、糸かがり上製本 |
| 印刷 | 株式会社 山田写真製版所 |
| 製本 | 新日本紙工株式会社 |
| 定価 | 本体8,000円+税(ISBN 978-4-911496-02-2) |
| 展覧会・イベント | 銀座蔦屋書店(3/1-3/23)、THE BOOK END(3/5-3/30)、ICPトーク(3/12 18:00-19:30 ET) |
| オンライン販売 | https://yamada-book-publishing.com/(レギュラーエディション販売中、コレクターズエディション企画進行中) |
この記事は、プレスリリースに記載された全情報を網羅的に整理し、刊行物の成立過程・仕様・関係者・販売・イベントまでを明確に伝えています。書籍の物理仕様や関係者情報、イベントスケジュール、購入・問い合わせ先など、確認すべき点を一覧化しました。
必要な追加情報や最新のイベント詳細は、YAMADA Book Publishingのオンラインストアおよび各イベント会場の公式ページ、SNSで随時更新されています。