2025年7月1日、キヤノンITSとTCSが合併しIT事業を強化

キヤノンITSとTCS合併

開催日:7月1日

キヤノンITSとTCSが合併する理由は何?
キヤノンITSとTCSの合併は、ITプラットフォーム事業の強化を図り、両社の技術やノウハウを統合して市場競争力を向上させるためです。
合併はいつ実施されるの?
キヤノンITSとTCSの合併は、2025年7月1日に実施される予定です。この日をもって、TCSは消滅会社となります。

キヤノンITソリューションズとTCSの合併についての詳細

2024年10月23日、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下キヤノンMJ)は、完全子会社であるキヤノンITソリューションズ株式会社(以下キヤノンITS)と、同じく完全子会社であるTCS株式会社(以下TCS)との吸収合併を2025年7月1日付で実施することを決定したと発表しました。この合併により、両社のシナジーを最大化し、ITプラットフォーム事業の強化を図ることが目的とされています。

キヤノンMJグループは、2024年6月12日に発表した通り、ITインフラの設計・構築、システム保守・運用やデータセンターなどに関する技術やノウハウを持つTCSを2023年10月に完全子会社化しました。この背景には、キヤノンITSがグループ内のITソリューション事業の中核会社であることから、両社の統合が最適であるとの判断があります。

合併の目的と期待される効果

合併の主な目的は、TCSの技術やノウハウ、人材をキヤノンITSに統合することにより、ITプラットフォーム事業の強化と拡大を加速させることです。具体的には、以下のような効果が期待されています。

  • 技術の統合: TCSが得意とするITインフラの設計・構築技術をキヤノンITSに取り入れることで、より高度なシステムインテグレーションが可能となります。
  • フルサポート体制の拡充: キヤノンITSが持つシステムインテグレーション事業との一体運営により、顧客のITライフサイクルをフルサポートする体制が強化されます。
  • 市場競争力の向上: 統合により、両社のリソースを最大限に活用し、競争力のあるサービスを提供することが可能になります。

統合の詳細情報

合併の具体的な内容については、以下の通りです。

項目 詳細
統合方式 キヤノンITSを存続会社、TCSを消滅会社として合併
合併効力発生日 2025年7月1日(予定)

キヤノンITS(存続会社)の概要

キヤノンITSは、東京都港区に本社を置く企業で、ITソリューション事業を展開しています。以下はその概要です。

  • 社名: キヤノンITソリューションズ株式会社
  • 住所: 東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー
  • 資本金: 3,617百万円

TCS(消滅会社)の概要

TCSは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、ITインフラに関するさまざまなサービスを提供しています。以下はその概要です。

  • 社名: TCS株式会社
  • 住所: 東京都渋谷区恵比寿1-19-19 恵比寿ビジネスタワー2F
  • 資本金: 868百万円

まとめ

キヤノンMJは、ITインフラ事業の強化を図るため、キヤノンITSとTCSの吸収合併を2025年7月1日に実施することを発表しました。この統合により、両社の技術やノウハウを融合させ、顧客に対するサービスの質を向上させることが期待されています。合併によって、ITプラットフォーム事業の強化と、顧客のITライフサイクルに対するフルサポート体制の構築が進むことが見込まれます。

以下に、今回の合併に関する重要な情報をまとめました。

項目 詳細
合併日 2025年7月1日(予定)
存続会社 キヤノンITソリューションズ株式会社
消滅会社 TCS株式会社
キヤノンITSの資本金 3,617百万円
TCSの資本金 868百万円

この合併は、今後のITソリューション事業における新たな展開を促進し、顧客に対するサービスの向上に寄与することが期待されます。

参考リンク: