ひろぎんホールディングス、2024年10月23日にTableau導入を発表

Tableau導入発表

開催日:10月23日

Tableau導入発表
ひろぎんホールディングスは何を導入したの?
ひろぎんホールディングスは、広島銀行にデータ分析プラットフォーム「Tableau」を2024年6月に導入しました。
Tableauを導入することで何が変わるの?
Tableau導入により、営業データの高度化や業務効率化が進み、顧客対応と事業成長に注力できる環境が整います。

ひろぎんホールディングス、広島銀行へのTableau導入について

株式会社セールスフォース・ジャパンは、2024年10月23日、株式会社ひろぎんホールディングス(以下、ひろぎんHD)が子会社の広島銀行にデータ分析プラットフォーム「Tableau」を導入したことを発表しました。この導入により、営業データの高度化や集計業務の軽減を図り、顧客対応と事業成長に注力することを目指しています。

ひろぎんHDは、2023年からデジタルマーケティングの高度化を図るために「Marketing Cloud」を活用しており、今回のTableau導入はその一環として位置づけられています。今後は、Tableauをグループ全体に展開することも視野に入れています。

データ利活用の必要性と課題

金融業界全体が直面している課題の一つに、柔軟なデータ分析が十分に行われていないことが挙げられます。ひろぎんHDにおいても、社内には豊富なデータが存在するものの、事業戦略へのデータ活用は限定的でした。特に広島銀行の営業店では、支店運営に必要なデータの閲覧が限られており、データ集計やインサイトの可視化ができる担当者が少ないため、集計作業や資料作成に伴う業務負担が大きな問題となっていました。

このような状況を改善するために、ひろぎんHDはTableauを導入し、データドリブンな意思決定を促進することを目指しています。

Tableauの導入による具体的な取り組み

ひろぎんHDは2024年6月にTableauを導入し、DX統括部および広島銀行の営業企画部にて営業関連領域を中心に以下の取り組みを進めています。

  • 収益関連帳票の移行:広島銀行の営業企画部では、収益関連帳票をTableau上に移行し、営業関連のダッシュボードの拡充を進めています。将来的には営業関連以外の情報にもアクセスできるプラットフォームへの拡張を目指しています。
  • 効率化の実現:複数のデータベースをまたがる結合や複雑な前処理を伴うデータ抽出・加工業務について、Tableauによる標準化・自動化を進めています。これにより、業務効率化が実現され、重要度の高い業務へのリソースシフトが可能になります。
  • 経営状態の把握:広島銀行の事業性貸出や預金残高の増減などのデータを、地区単位や支店単位、個社別に可視化し、スピーディかつ詳細に確認できるようになりました。

関係者のコメント

株式会社ひろぎんホールディングスの執行役員DX統括部長である石原和幸氏は、次のように述べています。「地域の活性化を推進するDXの一環として、当社はこの度Tableauを活用したデータ分析の取り組みを開始しました。現在は広島銀行における営業部門での活用を中心としていますが、将来的には管理部門、またグループ全体へ活用を拡大することで、意思決定の高度化や的確な顧客価値の提供を通じて、地域の活性化とお客様の成長・発展に貢献していきたいと考えております。」

また、Salesforceの常務執行役員である福島隆文氏は、「この度、株式会社ひろぎんホールディングス様に当社のビジュアル分析プラットフォームであるTableauをご採用いただいたことを光栄に思います。Tableauは、ユーザー第一に設計された直感的なインターフェースと信頼できるAIにより、お客様のデータカルチャーの構築を支援します。」と述べています。

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まとめ

ひろぎんホールディングスが広島銀行にTableauを導入したことにより、営業データの高度化や業務効率化が期待されています。データ利活用を促進することで、地域の活性化や顧客価値の向上に貢献することを目指しています。

項目 内容
導入企業 株式会社ひろぎんホールディングス
導入プラットフォーム Tableau
導入目的 営業データの高度化、業務効率化、顧客対応の強化
今後の展望 グループ全体への展開を視野に入れたデータ利活用の促進

このような取り組みを通じて、ひろぎんHDは地域社会の豊かな未来の実現に貢献していくことが期待されています。

参考リンク: