リーナー、2024年10月25日に約15億円の資金調達を発表

リーナー資金調達

開催日:10月25日

リーナー資金調達
リーナーが資金調達した理由って何?
リーナーは、調達・購買業務のデジタル化を進め、企業の利益向上を支援するために資金を調達しました。
リーナーの新しいサービスってどんなもの?
リーナーは「リーナー購買」をリリースし、企業の購買プロセスをデジタル化してコストダウンを実現しています。
調達・購買業務向けクラウドサービスを提供するリーナー、シリーズBラウンドにて約15億円の資金調達を実施 画像 2

リーナー、シリーズBラウンドで約15億円の資金調達を実施

株式会社Leaner Technologies(以下、リーナー)は、2024年10月25日09時に、調達・購買業務向けのクラウドサービスを提供する企業として、シリーズBラウンドにおいて約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。この資金調達は、リード投資家であるグロービス・キャピタル・パートナーズからの追加出資に加え、新たにBessemer Venture PartnersおよびGMO VenturePartnersが参画したことが特徴です。

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リーナーの事業状況と資金調達の目的

リーナーは「調達のスタンダードを刷新し続ける」というミッションのもと、調達・購買活動の高度化と効率化を推進し、企業の利益向上を支援する調達DXクラウドサービスを提供しています。具体的には、リーナーの提供する「リーナー見積」は、従来のアナログな見積業務をデジタル化し、見積依頼から仕入先選定までのプロセスを一貫して管理します。このデジタル化により、定型業務の標準化が進み、大幅な工数削減が実現されます。

さらに、蓄積されたデータを分析・活用することで、バイヤーの経験やスキルの体系化と継承を促進し、データに基づく効率的な調達戦略の立案を支援します。現在、リーナーのサービスは1万社を超える企業に利用されており、その成長は著しいものがあります。

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新サービス「リーナー購買」のリリース

2023年5月には「リーナー購買」をリリースし、企業の間接材購買における購買管理やガバナンスの強化を図っています。このサービスは、発注から納品・検収までのプロセスをデジタル化し、企業が抱える課題を解決します。蓄積された購買データをもとに購買傾向を可視化し、最適な購買先の選定やボリュームディスカウントを通じてコストダウンを実現しています。

今回の資金調達を通じて、リーナーは近年加速度的に多様化・複雑化する調達・購買領域のニーズに応えるため、マルチプロダクト展開を視野に入れた開発体制およびビジネス体制の強化を目指しています。

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資金調達の概要

リーナーの今回の資金調達に関する詳細は以下の通りです。

調達金額 約15億円
調達方法 第三者割当増資
引受先 グロービス・キャピタル・パートナーズ、Bessemer Venture Partners、GMO VenturePartners

リーナーの取り組みと企業連携

リーナーは、企業やパートナーとの連携が調達のスタンダードの刷新に不可欠であるとの考えから、様々な取り組みを行っています。具体的には、調達業務の改革をテーマにした「調達DXカンファレンス」を開催し、エキスパートやリーダーを招いてオンラインでのセッションを行っています。このカンファレンスでは、調達業務に関するさまざまな課題や取り組みが議論されています。

また、PwCコンサルティングとの協業により、調達業務のスキル継承と高度化を目指すプロセス「Rapid sourcing transformation」の取り組みも開始しています。これにより、調達業務の効率化を図り、企業全体の生産性向上に寄与することを目指しています。

投資家からのコメント

資金調達に関するコメントも寄せられています。グロービス・キャピタル・パートナーズの湯浅エムレ秀和氏は、2022年のシリーズAラウンドに続き、今回のシリーズBでもリード投資を行ったことを述べ、リーナーの成長を高く評価しています。また、Bessemer Venture PartnersのBryan Wu氏は、リーナーが日本の多くの企業の調達プロセスをデジタル化する旅に参加できることに期待を寄せています。

GMO VenturePartnersの村松竜氏は、リーナーが企業の購買活動における効率と持続可能性の両立を実現している点を強調し、Fintech領域での事業開発支援を通じて、さらなる顧客課題の解決を目指すと述べています。

リーナーの今後の展望

リーナーの代表取締役である大平裕介氏は、調達のスタンダードを刷新し続けることが企業の競争力や利益率を上げると信じており、今回の資金調達を資源としてマルチプロダクト化を進めることを表明しています。これにより、日本企業の未来に貢献することを目指しています。

まとめ

リーナーは、調達・購買業務のデジタル化を通じて企業の利益向上を支援するクラウドサービスを提供しており、今回の資金調達によりさらなる成長を目指しています。調達DXカンファレンスやPwCとの協業など、多様な取り組みを進めており、今後の展開に期待が寄せられます。以下に、リーナーに関する主要な情報をまとめました。

法人名 株式会社Leaner Technologies
代表者 代表取締役 大平 裕介
所在地 東京都品川区西五反田7丁目23-1 第3TOCビル9階
設立 2019年2月22日
URL https://leaner.co.jp

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