アメリカン・エキスプレス、2024年末までに再生プラスチックカード導入へ
ベストカレンダー編集部
2024年10月25日 19:33
再生プラスチックカード導入
開催日:12月31日
アメリカン・エキスプレスの再生プラスチックへの切り替え
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.は、2024年末を目途に全世界で発行するプラスチック製カードの大半を、70%以上の再生プラスチック素材に切り替えることを発表しました。この取り組みは、アメリカン・エキスプレスが推進するコーポレート・サステナビリティ戦略の一環であり、気候変動対策の推進を目指しています。
日本国内でも、提携カードを含む新たに発行されるプラスチック製カードにおいて、再生プラスチックまたはリサイクルプラスチックを70%以上使用することが決定されました。一部のカードは対象外となりますが、これによりアメリカン・エキスプレスは持続可能な社会の実現に向けた重要なステップを踏み出しています。
再生プラスチックの具体的な使用例
再生プラスチックを使用したカードには、裏面に「MADE WITH 76% RECYCLED PLASTIC」と印字されることになります。これにより、利用者はカードが環境に配慮した素材で作られていることを視覚的に確認することができます。
再生プラスチックの導入は、以下のような利点をもたらします:
- 環境負荷の軽減:再生プラスチックを使用することで、新たなプラスチックの生産を抑制し、CO2排出量の削減に寄与します。
- リサイクルの促進:プラスチックのリサイクルを促進し、廃棄物の削減に貢献します。
- 消費者の意識向上:再生プラスチックの使用を通じて、環境問題への関心を高めることが期待されます。
アメリカン・エキスプレスのサステナビリティ戦略
アメリカン・エキスプレスが掲げるコーポレート・サステナビリティ戦略は、以下の3つの柱から成り立っています:
- 健全な財務基盤の構築:持続可能な経営を実現するための基盤を整えます。
- 気候変動対策の推進:環境への配慮を重視し、持続可能な製品の開発に取り組みます。
- DE&I(Diversity, Equity, Inclusion)の促進:多様性と包摂を重視した企業文化の構築を目指します。
この戦略は、アメリカン・エキスプレスが社会的責任を果たすための重要な枠組みとなっており、再生プラスチックへの切り替えもその一環として位置付けられています。
アメリカン・エキスプレスの歴史と展開
アメリカン・エキスプレスは1850年に米国ニューヨーク州で創立されたグローバル・サービス・カンパニーです。個人向けには多様なライフスタイルをサポートする商品やサービスを提供し、法人向けには経費管理やデータ分析のツールを提供しています。日本では1917年に横浜に支店を開設し、現在では世界200以上の国や地域に広がる独自の加盟店ネットワークを持ち、最高品質のサービスを提供しています。
アメリカン・エキスプレスのカードは、JCBとの提携により、ホテルやレストラン、小売店など多様な業種で利用可能です。また、公共料金やスーパーマーケット、ドラッグストアなど、日常生活においても広く利用されています。
まとめ
アメリカン・エキスプレスが再生プラスチックへの切り替えを行うことは、環境への配慮と持続可能な社会の実現に向けた重要な取り組みです。これにより、利用者はより環境に優しい選択肢を持つことができ、企業としても社会的責任を果たすことが期待されます。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2024年10月25日 |
再生プラスチック切り替え目標 | 全世界で発行するプラスチック製カードの70%以上を再生プラスチックに切り替え |
対象カード | 日本国内で発行されるプラスチック製カード(一部除く) |
サステナビリティ戦略の柱 | 財務基盤構築、気候変動対策、DE&Iの促進 |
このように、アメリカン・エキスプレスの取り組みは、環境への配慮と持続可能な未来に向けた重要な一歩と言えます。
参考リンク: