2024年10月22日、ChatSenseがPDF画像学習機能を追加!企業の効率化を支援
ベストカレンダー編集部
2024年10月25日 23:35
ChatSense新機能発表
開催日:10月22日
新機能の概要と背景
株式会社ナレッジセンスは、2024年10月22日に法人向けRAGサービス「ChatSense」の新機能を発表しました。このアップデートにより、PDF内の画像やグラフを学習対象にすることが可能になり、企業の知的活動をさらに効率化することが期待されています。これまでの「追加学習」機能では、PDFファイルに含まれるテキストや表データのみが学習対象でしたが、今回のリリースにより、PDF内の視覚情報も学習することができるようになりました。
この機能は、特に決算資料やプレゼン資料など、画像が多く含まれるPDFを扱う企業にとって大きな利点となります。これにより、ユーザーはより精度の高い回答を得ることができるようになります。
ChatSenseの「追加学習」機能
ChatSenseの「追加学習」機能は、社内データを活用して生成AIが回答するための重要な要素です。この機能を利用することで、企業は自社のデータを基にしたカスタマイズされたAIを構築することが可能になります。特に、PDFファイルをアップロードすることで、AIが自動的に学習を行い、ユーザーの業務効率を向上させることができます。
具体的には、以下のようなファイル形式がアップロード可能です:
- テキストファイル (txt)
- CSVファイル (csv)
- Excelファイル (xlsx)
- Wordファイル (docx)
- PDFファイル (pdf)
- PowerPointファイル (pptx)
- HTMLファイル (html)
- 特定のページを指定するURL
さらに、複数のファイルを同時に読み込むことができ、最大で原稿用紙100万枚分のデータを学習させることが可能です。このような柔軟性は、企業のニーズに応じたAIの構築を実現します。
PDF内の画像・グラフ学習機能の詳細
今回のアップデートにより、PDF内の画像、グラフ、フローチャートなども学習対象となります。これにより、ユーザーは以下のような具体的な用途でChatSenseを活用することができます:
- 画像データの学習:PDF内に含まれる画像データが自動的に学習され、AIがそれに基づいた回答を生成します。
- グラフの解析:例えば、棒グラフや円グラフなど、視覚的に表現されたデータをAIが読み取り、適切な情報を提供します。
- フローチャートの理解:フローチャートも学習対象となり、プロセスや手順をAIが理解し、ユーザーに情報を提供します。
- スキャンPDFの活用:スキャンされたPDF(OCR未処理)も学習対象とされ、ユーザーはアップロードするだけで自動的に文字起こしが行われます。
これらの機能により、ユーザーは手動での文字起こし作業から解放され、業務をより効率的に進めることができます。
ChatSenseの利点と企業への影響
ナレッジセンスのChatSenseは、法人向けのセキュリティに配慮した環境で運用されており、多くの企業に導入されています。特に、東証プライム上場企業を含む400社以上の企業がこのサービスを利用しており、その信頼性と効果が証明されています。
ChatSenseの「追加学習」機能は、企業が自社のデータを活用して独自のAIを構築するための強力なツールとなります。これにより、業務効率が大幅に向上し、企業の競争力を強化することが可能です。
さらに、ChatSenseでは、AIが生成した回答の参照元を常に表示することができるため、ユーザーはAIの回答をダブルチェックすることができます。これにより、情報の信頼性が高まり、企業の意思決定をサポートする役割を果たします。
まとめ
機能 | 詳細 |
---|---|
PDF内の画像学習 | PDF内の画像やグラフを学習対象にする |
スキャンPDF対応 | OCR未処理のスキャンPDFも自動で文字起こし |
多様なファイル形式 | 複数のファイル形式をアップロード可能 |
参照元表示 | AIの回答に利用したデータの参照元を表示 |
以上のように、ChatSenseの新機能は企業の業務効率を向上させるだけでなく、信頼性の高い情報提供を実現します。ナレッジセンスは、引き続き企業のDX推進をサポートし、生成AIの活用を促進していく方針です。
参考リンク: