元F-15パイロットが語るリアルな操縦体験、2024年10月24日発売の新刊
ベストカレンダー編集部
2024年10月25日 23:35
F-15戦闘機書籍発売
開催日:10月24日
航空自衛隊のF-15戦闘機のリアルを知る新刊
2024年10月24日、株式会社河出書房新社から新たに出版される書籍『元イーグルドライバーが語る F-15戦闘機 操縦席のリアル』は、航空自衛隊の主力機であるF-15戦闘機の操縦や訓練について、元パイロットの前川宗氏がその実態を詳細に語る内容となっています。この書籍は、戦闘機の操縦に関心を持つ人々にとって、非常に貴重な情報源となるでしょう。
著者の前川氏は、航空自衛隊のF-15戦闘機パイロットとして20年間の経験を持ち、アグレッサー部隊の一員として若手パイロットの指導にも携わってきました。彼の経験に基づく本書は、F-15の性能や操縦法、訓練の実際に迫ります。
F-15戦闘機の基本性能とその役割
F-15戦闘機は、アメリカ空軍が1972年に開発した制空・迎撃型のジェット戦闘機であり、その最大速度はマッハ2.5、上昇限度は1万9000m、戦闘行動半径は1900kmと非常に優れた性能を誇ります。日本では、航空自衛隊が約200機を運用し、国防の要として重要な役割を果たしています。
本書では、F-15の発進から帰投までの過程や、実際の訓練の様子が詳述されています。特に、以下のようなテーマが取り上げられています:
- スクランブル発進の実際
- 高高度・音速飛行の体験
- ロックオンや迎撃の手法
- ドッグファイトの戦術
- 体にかかる強烈なGの影響
これらのテーマは、一般の読者が戦闘機パイロットとしての生活や訓練に対する理解を深める助けとなるでしょう。
戦闘機パイロットの訓練とその過酷さ
前川氏は、航空自衛隊のF-15戦闘機パイロットとしての経験から、訓練の厳しさや、パイロットに求められる技術についても触れています。特に、アグレッサー部隊での経験は、若手パイロットの指導や、実戦を想定した訓練での重要な役割を果たしました。
以下は、訓練における主なポイントです:
- 発進から帰投までの一連の流れを理解すること
- 敵機との遭遇を想定した戦闘技術の習得
- 緊急時の対応や失速時のリカバリー法の習得
- 航空自衛隊の任務に応じた柔軟な対応能力の養成
- チームとしての連携を強化する訓練
これらの訓練を通じて、パイロットは高度な技術と精神力を養い、任務に臨む準備を整えます。
F-15戦闘機の未来とその意義
本書では、F-15戦闘機の将来についても考察されています。初飛行から50年以上が経過した現在でも、その基本設計や搭載装備の近代化により、依然として世界最強の戦闘機の一角を占めています。前川氏は、F-15の実力が再び脚光を浴びる日が来ることを期待しています。
また、戦闘機パイロットとしての使命感や覚悟、そして自衛隊の役割についても深く掘り下げられています。特に、国民との信頼関係を築くことの重要性や、自衛隊のあり方が時代とともに変わっていく必要性についても言及されています。
書籍の概要と著者について
書名:『元イーグルドライバーが語る F-15戦闘機 操縦席のリアル』
著者:前川 宗
仕様:46判/並製/200ページ
発売日:2024年10月24日
税込定価:1793円(本体1630円)
ISBN:978-4-309-29440-7
装丁:こやまたかこ
出版社:河出書房新社
著者の前川宗氏は、航空自衛隊の戦闘機パイロットとしての豊富な経験を持ち、現在は複数の会社の役員や顧問を務める傍ら、講演活動や教育にも力を入れています。
項目 | 詳細 |
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書名 | 元イーグルドライバーが語る F-15戦闘機 操縦席のリアル |
著者 | 前川 宗 |
発売日 | 2024年10月24日 |
定価 | 1793円(税込) |
ISBN | 978-4-309-29440-7 |
出版社 | 河出書房新社 |
本書は、F-15戦闘機の魅力やパイロットの実態を知るための貴重な資料であり、航空自衛隊における戦闘機パイロットの訓練や任務について、具体的な情報を提供しています。戦闘機やパイロットに興味を持つ方々にとって、非常に有意義な一冊となることでしょう。
参考リンク: