2024年10月25日、Xムラを抑えた可変NDフィルター「バリアブルND-W」発売
ベストカレンダー編集部
2024年10月27日 23:33
バリアブルND-W発売
開催日:10月25日
広角レンズ使用時のXムラを極限まで抑えた可変NDフィルター「バリアブルND-W」の発売
株式会社ケンコー・トキナーは、2024年10月25日より、広角レンズ使用時のXムラ発生を極限まで抑えた可変NDフィルター「バリアブルND-W」の販売を開始します。この製品は、特に一眼動画撮影や静止画でのスローシャッター撮影に最適で、広範囲の光量調整が可能です。メーカー希望小売価格は、77mm径が57,000円、82mm径が60,000円(税込み)。
バリアブルND-Wの主な特徴
バリアブルND-Wは、前枠を回転させることで減光量を調整できる可変NDフィルターです。特筆すべきは、独自の製法によりXムラを極限まで抑えた設計で、広角側での実用可能範囲を広げることに成功しました。これにより、広角24mmの焦点距離でND2.5からND128相当までの使用が可能となっています。
具体的には、以下のようなND濃度の設定が可能です:
- ND2.5(2段分の減光)
- ND4(2段分の減光)
- ND8(3段分の減光)
- ND16(4段分の減光)
- ND32(5段分の減光)
- ND64(6段分の減光)
- ND128(7段分の減光)
ただし、ND1000付近まで減光可能ですが、Xムラや色ムラが発生しやすくなるため、使用する際は注意が必要です。
Xムラとは何か
Xムラとは、可変NDフィルターの特性により、濃度を上げた際に発生するX状のムラのことを指します。特に焦点距離が短いレンズを使用する場合、この現象が起こりやすくなります。バリアブルND-WはこのXムラを抑えるために、独自の設計と製法を採用しています。
以下は、Xムラの発生のメカニズムに関する説明です:
- Xムラの発生要因
- 可変NDフィルターの濃度を上げることで生じる光の屈折の不均一性。
- 影響を受ける焦点距離
- 焦点距離が短いほどXムラが発生しやすい。
使いやすさと機能性
バリアブルND-Wは、操作性を考慮した設計が施されています。フィルターの枠には、減光量を絞り段数で表記しており、必要なND濃度に素早くセットすることが可能です。また、動画撮影時に便利なレバーが付属しており、回転枠の可動範囲は90°に設定されています。これにより、スムーズな撮影が実現されます。
レバーは2つの位置に取り付けることができ、自分の操作しやすい位置にセット可能です。さらに、低反射デジタルマルチコートⅡを採用しており、余計なフレアやゴーストの発生を抑えています。
製品情報と購入方法
バリアブルND-Wは、以下のリンクから詳細情報を確認できます:
また、発売元である株式会社ケンコー・トキナーの公式サイトでも、製品情報や購入方法が案内されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
製品名 | 価格(税別) | 対応径 | 使用可能ND濃度 |
---|---|---|---|
バリアブルND-W | 77mm径:57,000円 82mm径:60,000円 | 77mm、82mm | ND2.5〜ND128相当 |
バリアブルND-Wは、広角レンズ使用時の撮影において、Xムラを抑えつつも多様な光量調整が可能な優れた製品です。特に一眼動画撮影やスローシャッター撮影を行う方にとって、ぜひ手に入れたいアイテムとなるでしょう。詳細情報は、公式サイトでご確認いただけます。
参考リンク: