カシオの製品が2024年度グッドデザイン賞を受賞！10月28日に発表

カシオ計算機株式会社が「2024年度グッドデザイン賞」を受賞

2024年10月28日、カシオ計算機株式会社は、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2024年度グッドデザイン賞」（Gマーク）において、同社の3つの製品が受賞したことを発表しました。この賞は、デザインによって人々の暮らしや社会を豊かにすることを目的に、1957年に創設された日本を代表するデザイン賞です。

受賞製品は以下の通りです：

• 耐衝撃ウオッチ “BABY-G”「BGD-10K」
• 耐衝撃ウオッチ “G-SHOCK”「GPR-H1000」
• 電子ピアノ “CELVIANO”「AP-S450」

受賞製品の詳細

それぞれの製品について、受賞理由や特徴を詳しく見ていきましょう。

耐衝撃ウオッチ “BABY-G”「BGD-10K」

この製品は、チャームとしても腕時計としても使用できる2WAY仕様の耐衝撃ウオッチです。Y2Kファッションからインスパイアを受けたカラフルなデザインが特徴で、ベゼルとバンドを取り外し、センターケースを専用ホルダーに取り付けることで、バッグや洋服のベルトに取り付けて楽しむことができます。

評価コメントでは、従来の腕時計が持つファッション性や自己表現の要素を維持しつつ、スマートフォンの普及によって変化した市場に対応した点が評価されています。特に、ユーザーが自分好みにデコレーションできる点が新しいとされ、30年の歴史を持つBABY-Gブランドの挑戦的な姿勢が光ります。

製品詳細はこちらから確認できます。

耐衝撃ウオッチ “G-SHOCK”「GPR-H1000」

GPR-H1000は、過酷な自然環境下での状況把握を目的としたサバイバル仕様の耐衝撃ウオッチです。防塵・防泥構造の本体には、方位・気圧／高度・温度を計測するトリプルセンサーや心拍数を測定できる光学式センサー、GPS機能を搭載しています。

評価コメントによると、デザインの総合的なバランスが良く、G-SHOCKの「らしさ」と「進化」が見事に体現されているとのことです。特に、液晶の見やすさや操作性の良さは、タフでゴツいボディとは相反する魅力を持っています。周囲の環境情報や身体状況を把握できる安心感も高く評価されています。

製品詳細はこちらから確認できます。

電子ピアノ “CELVIANO”「AP-S450」

AP-S450は、グランドピアノの豊かな響きや演奏性、高い表現力を実現した電子ピアノです。特に、タッチの強弱やダンパーペダルの踏み込み量を視覚的に確認できる「ビジュアルインフォメーションバー」などの独自機能を搭載し、新しいピアノの楽しみ方を提案しています。

評価コメントでは、クラシカルな特徴を残しつつ、シックでモダンなデザインに仕上げている点が高く評価されています。現代の住居サイズに対応し、どのような環境にも調和する設計が魅力です。

製品詳細はこちらから確認できます。

パッケージデザインの受賞

また、カシオ計算機は、パッケージデザインに特化した世界的なデザインコンペティション「Pentawards（ペントアワード） 2024」において、プロトタイプを対象とした「プロフェッショナルコンセプト部門」で銀賞を受賞しました。

受賞したパッケージは、アナログ時計の最大の特徴である「時計の針」をモチーフにしたデザインです。薄い蓋は「長針」、下の箱は「短針」を造形し、影がはっきり落ちるように短針の底面に傾斜をつけています。時計の針をイメージしやすい工夫が施されており、回転しながら開封する仕組みも魅力的です。

グッドデザイン賞とPentawardsの概要

グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催し、デザインによって人々の暮らしや社会を豊かにすることを目的に創設された賞です。今年度のテーマは「交意と交響」であり、異なる価値観や技術が交わることで完成した社会をより良い方向に導くデザインが評価されています。

Pentawardsは、2007年にベルギーで創設されたパッケージデザインに特化した世界初のコンペティションで、これまでに95カ国以上から累計30,000点を超える応募があり、多くの受賞者が世界のパッケージングの舞台で活躍しています。今年も世界62カ国から2,000点を超える応募がありました。

以上がカシオ計算機株式会社の受賞情報です。これらの製品は、デザインの革新性と機能性を兼ね備え、多くの人々に愛されることでしょう。カシオの取り組みが今後も続くことを期待しています。