チエル、2024年10月28日にオキジム株式取得で教育ICT市場拡大へ
ベストカレンダー編集部
2024年10月28日 17:37
オキジム株式取得
開催日:10月28日
チエル株式会社、株式会社オキジム株式取得に関する基本合意を発表
2024年10月28日、チエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:粟田 輝)は、取締役会において株式会社オキジムの株式を取得し、子会社化するための基本合意書を締結することを決議した。この決定により、チエルはオキジムとの独占交渉権を持ち、今後の協議を進めることになる。
チエルは学校教育向けにICTの利活用を支援する企業であり、教育ICT専業メーカーとしての地位を確立している。オキジムは沖縄県で設立されて以来約70年の歴史を持つ企業であり、事務機器販売やITソリューション事業を展開している。特に、官公庁や大手企業を中心に約5,000社との販路を築いている点が特徴である。
株式取得の理由と背景
チエルの株式取得の理由は、オキジムが持つ強固な販売ネットワークを活用し、教育ICT製品・サービスの展開を加速することにある。特に、国のGIGAスクール構想の第二期において、教育市場でのシェアを拡大することが期待されている。
また、オキジムは沖縄県内において学校教育ソフトやタブレット、電子黒板などのハード機器販売でも大きなシェアを持っており、医療介護施設への営業活動にも力を入れている。これにより、チエルは沖縄県内にあるグループ連結子会社とのシナジーを発揮し、eラーニングシステムの拡大を図ることができる。
オキジムの企業概要とチエルとのシナジー
オキジムは、沖縄県内での事務機器販売やITソリューション事業においてトップクラスの企業である。具体的な業務内容としては、以下のようなものがある:
- 事務機器の販売
- ITソリューションの提供
- 学校向けソフトウェアの開発
- 医療介護施設への営業活動
これに対し、チエルは教育ICT事業に特化した企業であり、以下のような製品やサービスを展開している:
- フルデジタルCALLシステム
- タブレット対応授業支援システム
- クラウド型教材配信サービス
両社の協力により、沖縄県内の教育市場におけるシェア拡大が期待される。特に、オキジムが持つ販売ネットワークを通じて、チエルの製品をより多くの学校や教育機関に届けることが可能になる。
株式取得に関する具体的な情報
現在、株式取得に関する具体的な情報はまだ決定していない。取得株式数や取得価額、取得前後の所有株式の状況については、今後の協議により速やかに開示される予定である。また、株式取得価額の妥当性については、適切なデューデリジェンスを実施し、交渉の過程で算定される。
このように、チエルはオキジムとの株式取得に関する協議を進めることで、教育市場におけるさらなる成長を目指している。
今後の見通しと連結業績への影響
チエルは、オキジムの株式取得がグループ全体の連結業績に与える影響を現在精査中である。正式に株式取得が決定した場合には、影響に関する詳細を速やかに公表する意向である。これにより、投資家や関係者に対して透明性のある情報提供を行うことが期待される。
チエルの企業理念は「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支える」であり、教育ICT市場においてさらなる成長を遂げることを目指している。
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
企業名 | チエル株式会社 |
株式取得先 | 株式会社オキジム |
株式取得の理由 | 教育ICT製品の販売拡大、グループシナジーの発揮 |
オキジムの設立年 | 約70年前 |
オキジムの主な事業 | 事務機器販売、ITソリューション、教育市場向けソフトウェア |
チエルの主な製品 | フルデジタルCALLシステム、タブレット対応授業支援システム |
今後の見通し | 株式取得による連結業績への影響を精査中 |
このように、チエル株式会社は株式会社オキジムの株式取得を通じて、教育ICT市場における地位をさらに強化することを目指している。今後の展開に注目が集まる。