2024年10月28日、JPMCとブロードエンタープライズが業務提携を発表

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JPMCとブロードエンタープライズの業務提携って何をするの?
JPMCのサブリースとブロードエンタープライズのリノベーションサービスを連携し、賃貸物件の空室改善を目指す提携です。
BRO-ROOMのサービス内容はどんな感じ?
BRO-ROOMは初期費用0円でマンションの空室をリノベーションし、魅力的な住環境を提供するサービスです。
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業務提携の概要

2024年10月28日、株式会社JPMCと株式会社ブロードエンタープライズは業務提携を発表しました。この提携により、両社のサービスを連動させ、賃貸物件の空室改善を目指す新たな取り組みが始まります。具体的には、JPMCの「JPMCサブリースシリーズ」とブロードエンタープライズの「BRO-ROOM」が相互に提供され、賃貸物件のオーナーに対してより良い空室対策を提供することを目的としています。

この業務提携は、賃貸物件のオーナーが抱える空室に関する不安を解消することを目指しています。特に、リノベーションにかかる初期費用や、リノベーション後に空室が埋まるかどうかというリスクを軽減する仕組みが整えられています。

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JPMCサブリースシリーズとは

「JPMCサブリースシリーズ」は、オーナーが所有する新築または既存のアパートやマンションを一括で借上げ、その賃貸経営を代行するサービスです。最長35年の借上げ期間を設け、収益分配型を採用することで、オーナーの収益最大化を図ります。このサービスの特徴は、オーナーが賃貸物件を経営する際の手間を大幅に軽減し、安定した収益を確保できる点にあります。

具体的には、オーナーは物件をJPMCに貸し出すことで、安定した賃料収入を得ることができ、管理や運営の負担を軽減することが可能です。また、賃料の見直しや契約の更新についても、専門のスタッフがサポートを行います。

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BRO-ROOMのサービス内容

一方、ブロードエンタープライズが提供する「BRO-ROOM」は、空室に悩むマンションオーナー向けに、初期導入費用0円でお部屋のリノベーションを行うサービスです。このサービスは、オーナーが空室を埋めるための魅力的な住環境を提供することを目的としています。

具体的には、BRO-ROOMではリノベーションを行うことで、室内の間取りや設備を新しくし、入居者を惹きつける魅力的な物件に変えることができます。この取り組みは、特に空室が多い物件において効果的です。

業務提携による相互の利点

今回の業務提携により、両社はそれぞれの販売パートナーに対して、相互にサービスを案内し、活用することができるようになります。これにより、販売パートナーの競争力を高め、両社の利益拡大を図ることが期待されています。

ブロードエンタープライズには、取引管理会社919社、販売代理店84社が存在し、JPMCには約1,400社の加盟店パートナー企業がいます。これらのネットワークを活用することで、より多くのオーナーに対して効果的なサービスを提供することが可能になります。

具体的な導入事例

業務提携の具体的な実施例として、以下の賃貸マンションへの導入が進められています。

物件名 所在地 総戸数 空室数 リノベーション予定内容
COSPA魚町 大分県杵築市 10戸 10戸 間取り変更(3DK⇒2LDK)、住宅設備新調

この物件では、2024年秋から冬にかけてフルリノベーション工事が完了する予定です。これにより、空室が埋まりやすくなることが期待されています。

ブロードエンタープライズの企業紹介

ブロードエンタープライズは、2000年に設立され、全国の空室問題を解決するために様々なサービスを提供しています。特に、マンション向け高速インターネット「B-CUBIC」や、IoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」、宅内IoTリノベーション「BRO-ROOM」、外壁塗装・大規模修繕工事「BRO-WALL」など、多岐にわたるサービスを展開しています。

同社は、事業全体で20万世帯以上の導入実績を持ち、入居率を向上させるサービスと独自のファイナンススキームを組み合わせることで、オーナーのキャッシュフロー最大化に貢献しています。また、快適でスマートな住環境の提供を目指し、ESGやSDGsへの対応にも積極的に取り組んでいます。

会社概要

以下に、ブロードエンタープライズの基本情報をまとめます。

  • 社名:株式会社ブロードエンタープライズ
  • 設立:2000年12月15日
  • 本社所在地:大阪府大阪市北区太融寺町5-15 梅田イーストビル9F
  • 資本金:77百万円
  • 代表:中西 良祐
  • 従業員数:142名(2024年9月末時点)
  • 事業内容:マンション向け高速インターネット、IoTインターフォンシステム、宅内IoTリノベーション、外壁塗装・大規模修繕工事など

JPMCの企業紹介

株式会社JPMCは、2002年に設立され、賃貸住宅経営代行事業や賃貸住宅一括借上事業を手掛けています。特に、サブリース事業においてはパイオニアとしての地位を確立しており、全国の不動産会社や建築業者、介護事業者と約1,400社のパートナー制度を基盤に、オーナーの利益最大化を追求しています。

同社は、賃貸経営代行を通じて地方創生や物件の再生、ダイバーシティ社会の確立にも寄与し、業務のDX化を進めています。

会社概要

以下に、JPMCの基本情報をまとめます。

  • 社名:株式会社JPMC
  • 設立:2002年6月7日
  • 本社所在地:東京都千代田区丸の内3-4-2 新日石ビルヂング
  • 資本金:465,803,500円
  • 上場取引所:東京証券取引所 プライム市場 証券コード:3276
  • 代表者:武藤英明
  • 事業内容:賃貸住宅経営代行事業、賃貸住宅管理事業、高齢者向け賃貸住宅事業など

まとめ

株式会社JPMCと株式会社ブロードエンタープライズの業務提携は、賃貸物件の空室改善に向けた新たな取り組みを示しています。両社のサービスを連動させることで、オーナーは初期費用を抑えながら効果的な空室対策を実施でき、安定した収益を確保することが可能となります。

この業務提携により、今後の賃貸市場において、より多くのオーナーが安心してリノベーションを行い、空室を埋めることができる環境が整うことが期待されます。

項目 詳細
提携企業 株式会社JPMC、株式会社ブロードエンタープライズ
目的 賃貸物件の空室改善
サービス JPMCサブリースシリーズ、BRO-ROOM
導入事例 COSPA魚町(大分県)
会社概要(ブロードエンタープライズ) 設立:2000年、資本金:77百万円、従業員数:142名
会社概要(JPMC) 設立:2002年、資本金:465,803,500円、上場取引所:東京証券取引所

このように、業務提携によって両社の強みを活かし、賃貸物件の管理や運営において新たな価値を提供することが期待されます。

参考リンク: