2024年11月23日、八戸十和田トレイルのウォークイベント開催決定

八戸十和田トレイル（仮称）の試験開通に向けた取り組み

八戸十和田トレイル（仮称）は、青森県の美しい自然と豊かな文化を体験できる新たなロングトレイルとして、環境省、青森県、八戸市、南部町、五戸町、十和田市の共同で進められています。このトレイルは、十和田八幡平国立公園と三陸復興国立公園を結び、八戸市から南部町、五戸町を経て十和田市の十和田神社までの約120kmをカバーします。2025年4月頃の試験開通を目指し、現在ルート整備が進められています。

このプロジェクトは、地域住民やトレイルハイカーにトレイルの魅力を知ってもらい、共にその可能性を考えることを目的として、ウォークイベントとシンポジウムを開催します。

八戸十和田トレイル（仮称）の概要

八戸十和田トレイルの基本情報は以下の通りです。

• 名称: 八戸十和田トレイル（仮称）
• 設置主体: 環境省、青森県、八戸市、南部町、五戸町、十和田市
• 総延長: 約120km
• 起点: 八戸駅観光案内所
• 終点: 十和田神社

このトレイルの特徴として、りんごやにんにく、長芋、ごぼうなどの地元の農産物に触れられる里道や、歴史を感じる奥州街道、神秘的な奥入瀬渓流、さらには国立公園の核心部である霊場十和田湖など、多様な自然と文化を体験できる点が挙げられます。

ウォークイベント及びシンポジウムの詳細

八戸十和田トレイルの魅力を体験するために、以下のイベントが予定されています。

ウォークイベント

ウォークイベントは、2024年11月23日（土）に開催され、十和田エリアの道の駅奥入瀬から奥入瀬渓流温泉までの約15kmのルートを歩きます。このイベントは、環境省東北地方環境事務所の主催で、青森県、八戸市、十和田市、五戸町、南部町、VISITはちのへ、十和田奥入瀬観光機構が共催します。

実施は一般社団法人トレイルブレイズハイキング研究所とモディ株式会社が行い、プロアドベンチャーレーサーである田中陽希氏がゲストとして参加します。

シンポジウム

シンポジウムは、2024年11月24日（日）に八戸卸センターコネクトで開催されます。開場は13:30、開会は14:00から16:30までの予定です。こちらも環境省東北地方環境事務所が主催し、各地方自治体や観光機構が共催します。

ゲストスピーカーには田中陽希氏が「歩く旅の楽しさ・地域の魅力」について講演を行い、他にも長谷川晋氏（トレイルブレイズハイキング研究所）や相澤久美氏（みちのくトレイルクラブ）などが参加予定です。

イベントの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

八戸十和田トレイル（仮称）イベント詳細

参考情報と長距離自然歩道について

八戸十和田トレイルは、1969年に提唱された長距離自然歩道の流れを汲むものであり、日本各地で自然歩道が整備されてきました。例えば、1974年に完成した東海自然歩道、1980年に完成した九州自然歩道、2019年に全長1,000kmを超えるみちのく潮風トレイルが開通しました。

これらの自然歩道は、四季を通じて手軽に楽しく安全に歩くことができ、沿線の自然や歴史、文化に触れることができる場を提供しています。

問い合わせ先

イベントの詳細や申込については、上記のウェブサイトを参照してください。取材希望の方は、11月22日（金）17時までに、社名、代表者氏名、人数を明記の上、以下の問い合わせ先までご連絡ください。

十和田八幡平国立公園管理事務所　新田
TEL：0176-75-2728
FAX：0176-75-2746
E-Mail：KAZUHITO_NITTA@env.go.jp

三陸復興国立公園管理事務所八戸管理官事務所　塚本
TEL：0178-73-5161
FAX：0178-73-5162
E-Mail：KOTA_TSUKAMOTO@env.go.jp

八戸十和田トレイル（仮称）は、地域の自然と文化に触れながら楽しむことができる貴重なトレイルであり、今後の発展が期待されます。詳細な情報は、公式ウェブサイトで随時更新されるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。