斜線堂有紀の新作小説集が2024年11月6日に発売、VTuber推薦も注目
ベストカレンダー編集部
2024年10月29日 14:12
斜線堂有紀新作発売
開催日:11月6日
斜線堂有紀の新作掌編小説集が登場
作家・斜線堂有紀の最新刊『さよならに取られた傷だらけ 不純文学』が、2024年11月6日に河出文庫から発売されることが発表されました。この作品は、著者が2018年5月から2020年5月にかけてTwitter(現X)で発表した「#不純文学」と題された250の掌編作品を集めたものです。
本書では、「私」と「先輩」という二人のキャラクターがさまざまな世界で出会い、別れ、様々な出来事に遭遇する姿が描かれています。各ページごとに異なる世界観が展開され、読者はその不思議で不条理な物語に引き込まれていくことでしょう。
「#不純文学」の魅力と復刊の背景
「#不純文学」は、2019年に『不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語』として書籍化されました。しかし、その後長らく品切れとなっており、多くの読者から復刊の希望が寄せられていました。新刊では、2019年版の作品に加え、著者がその後も書き続けた新たな作品も含まれています。
今回の書籍化では、収録作品が倍増し、250話に改稿されているため、復刊を待ち望んでいた方や、2019年版を持っている方、さらにはTwitterでの投稿を追っていた方々にとっても新鮮な内容となっています。
帯推薦文と著者の紹介
本書の帯には、人気VTuber「にじさんじ」所属の栞葉るりさんからの推薦文が寄せられています。この推薦文は以下の通りです。
「250の世界の真ん中に、先輩と後輩がいる。ずっと、必ず、いてくれる。」
斜線堂有紀は、1993年に秋田県で生まれ、2016年に『キネマ探偵カレイドミステリー』でデビューを果たしました。その後も多くの著作を発表し、各種ミステリランキングに名を連ねるなど、注目を集めています。最近では『回樹』が第44回日本SF大賞最終候補に、また第45回吉川英治文学新人賞候補にも選ばれています。
新刊の詳細情報
新刊『さよならに取られた傷だらけ 不純文学』の詳細は以下の通りです。
書名 | 著者 | 仕様 | 発売日 | 税込定価 | ISBN | カバーデザイン | カバー装画 | URL |
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さよならに取られた傷だらけ 不純文学 | 斜線堂有紀 | 文庫判/並製/272ページ | 2024年11月6日 | 891円(本体810円) | 978-4-309-42145-2 | 坂野公一+吉田友美(welle design) | 052 | 河出書房新社 |
本書は、斜線堂有紀の独特の世界観とキャラクターたちの物語を楽しむことができる一冊です。彼女の作品を通じて、様々な物語の中に飛び込むことができるでしょう。
このように、斜線堂有紀の新作『さよならに取られた傷だらけ 不純文学』は、彼女のファンはもちろん、新たに彼女の作品に触れる方々にも楽しんでいただける内容となっています。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
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