西川町で11月4日、巨大アートに町への想いを込める参加型イベント開催
次世代アート型まちづくりイベントの開催について
2024年10月29日、世界経済フォーラムの若手傘下組織「Global Shapers Community Tokyo Hub」は、山形県西川町で次世代アート型まちづくりのイベントを11月4日に開催することを発表しました。このイベントは、地域のシンボルとしての巨大アートに「西川町への想い」を町民や関係人口の方々に書き込んでもらうことを目的としています。
代表取締役の水野倫太郎氏と役員の木田陽介氏は、GSC Tokyo Hubに所属しており、木田氏が本プロジェクトの実行責任者を務めています。この取り組みは、地域の魅力を広げることを目指し、町民と訪問者の心をつなげることを目指しています。
西川町アートプロジェクトの背景
本プロジェクトは、国道112号線沿いの睦合公園に新たなシンボルを作ることを目指しており、地域の未来を見据えた新しいまちづくりを町民と共に推進するものです。特に人気観光地である月山に訪れる方々が多い中、町の入り口に巨大なアートオブジェクトを設置することで、通り過ぎる人々に西川町の魅力を伝えることを狙っています。
このプロジェクトは、2023年10月にGSCメンバーが西川町を訪れたことから始まりました。町長や関係者とのディスカッションを通じて、「面白いことをやりたい」という意見が出され、具体的な取り組みが検討されました。
制作実験とタウンミーティングの実施
アートプロジェクトの決定後、「西川町を今後どうしたいか」というテーマでワークショップを行いました。このワークショップでは、世代を超えた意見交換の場として機能し、参加者が「西川町を表す漢字一文字」を考えるなどの活動が行われました。
また、90歳を超えるメンバーの祖母も参加し、山の中で様々な試作品を制作するなど、地域の人々と共にアートのイメージを高めていきました。
巨大アートのデザインと季節ごとの変化
制作実験とタウンミーティングを経て、最終的なアートのアイディアが固まりました。直径40cm・高さ3mの鉄柱16本を赤色で塗装し、円を描くように設置します。このアートは、季節によってその姿を変えることが特徴です。
- 春・夏・秋:花や弦で柱同士がつながり、毎年春に植物を植えるイベントを行う予定です。
- 冬:西川町は豪雪地帯であり、冬の間は柱の大半が埋まりますが、雪の反射によって色々な角度から見て柱がつながるような設計になっています。
11月4日のイベント詳細
11月4日、15時30分から17時の間、睦合公園にて開催されるこのイベントでは、参加者が制作中の巨大アートに西川町への想いを書き込むことができます。参加者は汚れても良い格好で現地集合・現地解散でお越しください。
記入にはオレンジの蛍光色を使用し、最終的に塗りつぶされるため、書き込んだ想いは目には見えなくなりますが、アートは100年先・1,000年先の人々にまで伝わることになります。
また、同日13時30分からはあいべホールにて行政報告会「西川の今」も開催されますので、こちらもぜひ参加してみてください。
限定NFTの発売について
本取り組みは、Global Shapers Community Tokyo Hubが中心となって推進しており、アート制作はボランティアによる資金で行われています。継続的なまちづくりを目指し、応援メニューを用意しました。
応援メニューでは、寄付証明NFTの配布に加え、アートの説明看板への記名権などが用意されています。以下は各特典の内容です。
価格 | 特典内容 |
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¥3,000 | 寄付証明書(NFTにて)の配布 |
¥5,000 | 寄付証明書(NFTにて)の配布、名前など好きな文字をアート説明看板へ記名、上記写真プレゼント |
¥50,000 | 寄付証明NFTの配布、名前など好きな文字の記名+写真プレゼント、分身体:ミニチュアアート |
プロジェクトのアートプロデューサーについて
本プロジェクトのアートプロデューサーである下山明彦氏は、1996年に広島で生まれ、東京大学を卒業後、東京藝術大学大学院にてデザインの研究を行っています。彼は在学中にアーティストグループ“ALT”を設立し、様々な組織とコラボレーションして作品を制作しています。
2023年には経済産業大臣室に作品を謹呈し、日ASEAN Future Genリーダーズサミットにてアートワークショップを実施しました。2024年には京都で実施される同サミットにおいて作品が展示される予定です。
Global Shapers Community Tokyo Hubについて
Global Shapers Communityは、世界経済フォーラムによって組織され、33歳以下の若者によるコミュニティです。このコミュニティは、社会の若者へのエンパワメントを推進するために設立され、世界各国の都市でハブを立ち上げています。日本には「TOKYO HUB」「YOKOHAMA HUB」「OSAKA HUB」「KYOTO HUB」「FUKUOKA HUB」が存在します。
株式会社ICHIZEN HOLDINGSの紹介
株式会社ICHIZEN HOLDINGSは、WEB3で価値を可視化し、流動性を生み出すことをミッションとしているWEB3.0インキュベーション企業です。WEB3.0を活用した新規事業の企画立案や開発を行い、地方創生事業にも取り組んでいます。
本プロジェクトは、地域の魅力を発信し、町民と訪問者が共に楽しむことができる場を提供することを目指しています。以下に本記事の内容を整理した表を示します。
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | 次世代アート型まちづくりイベント |
開催日 | 2024年11月4日 |
時間 | 15時30分〜17時 |
場所 | 睦合公園 |
参加費 | 無料(寄付メニューあり) |
特典 | 寄付証明NFT、アート説明看板への記名権など |
このように、地域の魅力を引き出す取り組みが進められている西川町のイベントに関する情報をお届けしました。地域とのつながりを深める良い機会となることでしょう。
参考リンク: