2024年11月発売開始！ペラゴス FXD GMT “ZULU TIME”の魅力とは

新作「ペラゴス FXD GMT “ZULU TIME”」の発表

2024年10月30日、日本ロレックス株式会社 TUDORがフランス海軍航空隊のニーズに応える新作「ペラゴス FXD GMT “ZULU TIME”」を発表しました。新作は、フランス海軍の特殊部隊との共同開発に始まったペラゴス FXDのデザインコンセプトを基に、飛行士やフライトサポートチームが現地時間と第3タイムゾーンに加え、「ズールー時間（Zulu Time）」を把握できるように設計されています。

このペラゴス FXD GMTは、METASによるマスター クロノメーター認定を受けており、海軍航空隊が直面する厳しい現場で求められる精度と信頼性を保証します。チューダーは1950年代以来、フランス海軍にダイバーズウォッチを公式に提供し、その信頼性を証明してきました。

ズールー時間の重要性

ズールー時間とは、協定世界時間（UTC）のことで、航空業界で標準化されています。特に国やタイムゾーン間のコミュニケーションにおいて、混乱を避けるために重要な役割を果たします。このモデルは、ズールー時間を表示するための鮮やかなオレンジの針を搭載しており、24時間でダイアルを一周します。

ズールー時間は、航空機乗員が基準とする時間であり、重要なミッションを遂行する際に必要不可欠なツールです。ペラゴス FXD GMTは、最大3つのタイムゾーンを同時に計測できる機能を持ち、フランス海軍航空隊の要求に応じた設計となっています。

ペラゴス FXD GMTの特徴

• ケース: 42 mm グレード2 チタニウム製、厚さ12.7 mm
• 防水性能: METASによる200 m防水認定
• ムーブメント: マニュファクチュール キャリバー MT5652-U（COSC、METAS認定）
• パワーリザーブ: 約65時間
• 精度: マスター クロノメーター認定（日差5秒以内）

この時計は、ストラップバーが固定された頑丈な構造を持ち、航空ミッションにおいて完璧な時間管理を実現するための機能が盛り込まれています。

フランス海軍との歴史的なパートナーシップ

チューダーとフランス海軍の関係は、1956年に始まりました。当時、フランス海軍附属機関がチューダーのダイバーズウォッチを評価し、その防水性能と機能が認められたことが契機となり、チューダーは1961年に制式サプライヤーとしての地位を得ました。

以降、フランス海軍は数十年にわたり多くのチューダーウォッチを使用し、特に象徴的なモデルであるRef. 9401が有名です。このモデルは、1980年代までフランス海軍に提供され続けました。

ペラゴス FXD GMTの設計と機能

ペラゴス FXD GMTは、フランス海軍航空隊の要求に応じて設計されたものであり、現場での実績を基にしています。高性能機械式ムーブメントを搭載し、視認性が高いダイアルとカラーコーディングされた針が特徴です。

ストラップには、フランス海軍航空隊の飛行士が着用するフライトスーツの色にマッチしたデザインが施されており、歴史的価値を持つストラップにオマージュを捧げています。

マスター クロノメーター認定の意義

ペラゴス FXD GMTは、スイス連邦計量・認定局（METAS）によるマスター クロノメーター認定を受けており、これは機械式時計業界で最も厳しい基準を満たしています。この認定は、精度、耐磁性、防水性、パワーリザーブなど、時計に求められる主たる機能特性を検査対象としています。

具体的な基準としては、ケーシングされた時計の日差が5秒以内であることが求められ、これはスイス公認クロノメーター（COSC）が定める基準よりも厳しいものです。

ペラゴス FXD GMTの技術的特徴

この時計には、マニュファクチュール キャリバー MT5652-Uが搭載されており、新しい機能を組み込むことを開発時から考慮した構造になっています。特に、可変慣性テンプや耐磁性の高いシリコンバランススプリングが使用されています。

また、約65時間のパワーリザーブを誇り、週末に外しても月曜日の朝に再び使用する際に時間を合わせる必要がないという便利さがあります。

モデル詳細と価格

新作「ペラゴス FXD GMT “ZULU TIME”」は、2024年11月より順次発売される予定です。チューダーは、洗練された美しさと確かな信頼性を兼ね備えた機械式時計を提供し続けており、今回のモデルもその理念を体現しています。