開発生産性が優れた企業を称えるFindy Team+ Award 2024の受賞者発表

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Findy Team+ Award 2024って何を表彰するの?
Findy Team+ Award 2024は、開発生産性が優れた企業やチームを表彰するイベントで、450社から選ばれた48社が対象です。
どんな企業がFindy Team+ Award 2024を受賞したの?
金融業界や自動車産業など、多様な分野で開発生産性を向上させた企業が受賞しています。
開発生産性が優れたエンジニア組織を表彰「Findy Team+ Award 2024」〜約450社・20,000チームから、多様な観点で優れた48社を選出〜 画像 2

開発生産性が優れたエンジニア組織を表彰する「Findy Team+ Award 2024」

2024年10月31日、ファインディ株式会社はエンジニア組織支援SaaS「Findy Team+」を通じて開発生産性を可視化した企業の中から、特に優れた企業やチームを表彰する「Findy Team+ Award 2024」の受賞企業を発表しました。このアワードは、約450社、20,000チームから選ばれた48社を対象に、多様な観点で開発生産性の向上に寄与した企業を讃えるものです。

「Findy Team+ Award 2024」は、システムの老朽化やIT人材不足が深刻化する中で、日本の国際競争力を高めるために、ソフトウェア開発の重要性が増していることを背景にしています。企業が競争力を維持するためには、開発生産性の向上が不可欠であり、様々なチャレンジが求められています。

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アワードの開催背景と概要

「Findy Team+」は、2021年10月に正式リリースされたエンジニア組織のパフォーマンス向上を支援するSaaSです。これまでに約450社の企業に導入されており、開発生産性向上に向けた取り組みが評価されています。

今年のアワードでは、以下の3つの部門が設けられました:

  • Organization Award:企業全体の開発生産性を評価
  • Team Award:チーム単位での開発生産性を評価
  • Frontier Award:先進的な取り組みを評価

さらに、ユーザーによって創設されたコミュニティにおいて活躍した個人を「User Community Award」として表彰しました。

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受賞企業の事例紹介

表彰式では、金融業界における柔軟な開発スタイルの転換や、自動車産業を支える開発組織の経営計画に組み込んだ開発生産性向上プロジェクトなど、5社の事例が発表されました。以下はその一部です:

  1. 株式会社カケハシ:「スプリントゴールにチームの状態も設定する」
  2. 株式会社サイバー・バズ:「執行役員 vs EMの対決企画でデプロイ頻度を2.8倍に向上」
  3. KINTOテクノロジーズ株式会社:「やらされ感ではなくやってみたいを引き出す取り組み」
  4. パーソルキャリア株式会社:「VSMを活用したFindy Team+の運用促進」
  5. 楽天カード株式会社:「大規模WF開発からトランクベース開発への大脱出プラクティス」

これらの事例は、各企業がどのように開発生産性の改善を図っているのかを示すものであり、他の企業にとっても参考になる内容です。

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「Findy Team+」が解決する課題

「Findy Team+」は、開発生産性の可視化や向上、組織課題の解消を目指しています。具体的には以下のような課題を解決します:

開発生産性の可視化
チームの健全性や開発プロセスの改善点を明確にし、国内外や事業部別のパフォーマンスの乖離を把握します。
開発生産性の向上
エンジニア生産性改善指標を導入し、開発の工数見積もりや振り返りの改善に取り組みます。
組織課題の解消
ウォーターフォールからアジャイルへのシフトや、エンジニアとビジネス間の認識ギャップを改善します。

受賞企業一覧

「Findy Team+ Award 2024」で表彰された企業は以下の通りです:

部門 企業名
Organization Award (Small Div.) amptalk株式会社、GOGEN株式会社、パートナーサクセス株式会社、PharmaX株式会社、Recustomer株式会社
Organization Award (Medium Div.) 株式会社朝日新聞社、株式会社ココナラ、株式会社SODA、株式会社ネクサスエージェント、SHE株式会社
Organization Award (Large Div.) 株式会社サイバーエージェント、株式会社タイミー、株式会社BuySell Technologies、株式会社マネーフォワード、メドピア株式会社
Team Award (Agile Div.) and factory株式会社「Serverチーム」、株式会社HRBrain「TalentManagement」、株式会社グロービス「SREチーム」
Team Award (Sequential Approach Div.) 株式会社エックスポイントワン「TypeScriptチーム」、株式会社ZOZO「技術本部 データシステム部 推薦基盤ブロック」、GO株式会社「バックエンド開発部」
Frontier Award (Developer Experience Div.) 株式会社ドクターズプライム、株式会社Hacobu「MOVO Vista開発チーム」など

これらの企業は、開発生産性の向上に向けた取り組みを行い、他の企業にとっての模範となる存在です。

「Findy Team+」は、今後もエンジニア組織のパフォーマンス向上を支援し、開発生産性の向上と採用力強化の連携を図るために、必要なプロダクト開発と改善に取り組む予定です。

この記事では、「Findy Team+ Award 2024」の概要、受賞企業の事例、そして「Findy Team+」が解決する課題について詳しく紹介しました。開発生産性の向上は、企業の競争力を高めるために重要な要素であり、今後も注目が集まる分野となるでしょう。