キャッシュレス業界の最新動向を整理!カオスマップ2024公開
ベストカレンダー編集部
2024年10月31日 20:12
カオスマップ2024公開
開催日:10月31日
キャッシュレス業界の最新情報を網羅した「カオスマップ 2024」を公開
株式会社アップスは、2024年10月31日に「キャッシュレス業界 カオスマップ 2024」を公開しました。このカオスマップは、キャッシュレス市場における注目企業を一目で理解できるように整理したもので、デジタルコンテンツに特化したEC決済支援システム「Apps」を運営する同社のチーフエバンジェリストであるりゅーいち(斉藤龍一)が作成しました。
日本のキャッシュレス比率は年々高まっており、令和23年度には39.3%に達しました。経済産業省の発表によれば、2025年までに40%の目標を達成する見込みであり、これよりも早く達成できると予測されています。このように、キャッシュレス市場が急速に拡大している現状を反映したカオスマップは、事業者にとってのビジネスチャンスの拡大や、利用者のキャッシュレス市場への関心を高めることを目的としています。
キャッシュレス業界のトレンド
キャッシュレス業界は、以下の5つのトレンドが見られます。
- スマホ決済の伸長
日本のキャッシュレス市場では、取引の8割以上がクレジットカードによるものですが、最近の成長率においてはコード決済が高い水準を示しています。スマホで簡単に決済できるコード決済は、多くの方々に日常的に利用されています。また、クレジットカードにおいても非接触ICカードの取引からタッチ決済へのシフトが進んでおり、今後はスマホでのタッチ決済が増加する流れになると考えられています。 - 決済手段の多様化
キャッシュレス化が進む中で、店舗側で利用可能な決済手段も増加しています。レジでの混雑を緩和するために、多様な決済手段に対応できるマルチ決済端末が増加しており、セルフレジやモバイルオーダーといったシステムを導入する店舗も見受けられます。今後は現金管理のコストを削減するため、完全キャッシュレスの店舗を目指す動きが増えてくることが予想されます。 - EC取引の拡大
Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなど、EC市場は年々拡大を続けています。EC取引ではキャッシュレスが必須となるため、EC市場の拡大に伴い、キャッシュレス市場もさらに大きくなると考えられます。一方で、EC取引の拡大に伴い、クレジットカードの不正利用問題も存在しており、EC加盟店への3Dセキュアの義務化など、不正利用への対策が急務となっています。 - 取引形態の増加
キャッシュレスの主な利用シーンは店舗での利用(B2C)が中心でしたが、キャッシュレスが一般的な取引手段として普及する中で、事業者間取引(B2B)での利用も増えてきています。また、SNSなどを通じて個人の発信力が高まる中、副業が認められる企業が増加していることもあり、個人間取引(C2C)の市場も形成されつつあります。 - テクノロジーの進化による革新
AIやブロックチェーンなどのテクノロジーの進化により、顔認証によるハンズフリー決済の普及が見込まれています。また、NFTの登場により、デジタル通貨によるボーダーレスな決済も進展しています。今後、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する議論が進む中で、新たなキャッシュレスの世界が誕生することが期待されています。
これらのトレンドは、キャッシュレス市場が依然として成長段階にあることを示しており、今後もさまざまなプレイヤーが登場することが予想されます。
カオスマップの利用方法と注意事項
本カオスマップを転載・引用などで利用する場合は、以下のポイントに留意する必要があります。
- 転載・引用元が「りゅーいち」である旨を明記すること。
- 本カオスマップ掲載サイトへのリンクを設置すること(リンクはこちら)。
なお、本カオスマップは、Appsのチーフエバンジェリストであるりゅーいちが独自に作成したものであり、内容の網羅性・正確性・最新性を完全に担保するものではありません。また、掲載された商標やロゴマーク等に関する権利は、それぞれの権利所有者に帰属しています。ロゴマーク等の使用に関し、問題等がある場合は、株式会社アップスまでご連絡ください。
カオスマップ作成者について
カオスマップを作成したりゅーいちは、Appsのチーフエバンジェリストであり、大手クレジットカード会社に20年勤務した経験があります。最新のテクノロジーを活用した新規プロダクト開発に従事し、現在はコンサルティング会社の役員として、複数の決済プロジェクトに携わっています。個人の活動としては、XやVoicyのパーソナリティとして、あまり知られていないキャッシュレスの情報を多くの人に届けることで、キャッシュレスの普及促進に努めています。以下は、彼の活動を知るためのリンクです。
決済導入ツール「Apps」について
Appsは、多くのインフルエンサーや企業の決済やアフィリエイトに採用されている、デジタルコンテンツの販売に対応した多機能ECカートシステムです。決済や会員サイト、アフィリエイトなどの機能を初期費用なしで気軽に利用開始できます。利用料はシンプルで、Appsのシステム利用料2%と、導入している決済代行会社(Stripe、PayPal、UnivaPay)の手数料のみです。
2022年3月に正式リリースされたAppsは、これまでに決済流通総額20億円を突破し、利用者数も1,500社を超える成長を遂げています。決済を検討される際には、ぜひ「Apps」をご検討ください。
まとめ
キャッシュレス業界は急速に成長を続けており、さまざまなトレンドが見られます。株式会社アップスが公開した「キャッシュレス業界 カオスマップ 2024」では、これらのトレンドや業界のプレーヤーを整理することで、事業者や利用者にとってのビジネスチャンスを広げることが期待されています。以下に、カオスマップの主要なポイントをまとめます。
トレンド | 説明 |
---|---|
スマホ決済の伸長 | コード決済の利用増加やタッチ決済へのシフト。 |
決済手段の多様化 | マルチ決済端末やセルフレジの導入。 |
EC取引の拡大 | EC市場の成長に伴うキャッシュレス需要の増加。 |
取引形態の増加 | B2BやC2C取引の普及。 |
テクノロジーの進化による革新 | 顔認証決済やデジタル通貨の進展。 |
今後もキャッシュレス市場の動向に注目が集まる中で、アップスのカオスマップは重要な情報源となるでしょう。
参考リンク: