2024年11月17日、18日開催!ティールブルーで子宮頸がん撲滅を目指す
子宮頸がん予防啓発月間の取り組み
一般社団法人シンクパールは、毎年11月を「子宮頸がん予防啓発月間」と定め、子宮頸がんの撲滅を目指す様々な活動を行っています。特に注目すべきは、2024年11月17日(日)と18日(月)に実施される『ティールブルージャパン(Teal Blue Japan)キャンペーン』です。このキャンペーンは、世界保健機関(WHO)が主催する「子宮頸がん撲滅プロジェクト」と連動し、全国各地のランドマークを「ティールブルー」にライトアップするイベントです。
このプロジェクトの主な目的は、子宮頸がん検診の受診啓発とHPVワクチンの理解促進です。子宮頸がんは日本でも多くの女性に影響を及ぼしており、毎年約1.1万人が新たに診断されています。これを受けて、シンクパールは子宮頸がんに関する正しい情報を広めるために、さまざまなイベントやキャンペーンを展開しています。
ティールブルーライトアップの概要
2024年のティールブルージャパンキャンペーンでは、全国70ヶ所以上でのライトアップが予定されています。具体的には、東京都庁や横浜コスモクロック21、小田原城などのランドマークが参加し、子宮頸がん撲滅のメッセージを発信します。ライトアップは、11月17日(金)と18日(土)の日没から点灯予定です。
以下は、主なライトアップ会場のリストです:
- 北海道:さっぽろテレビ塔、nORBESA
- 東京都:東京都庁、kudan house、あらかわ遊園観覧車
- 神奈川県:神奈川県庁、横浜市庁舎
- 愛知県:名古屋城、中部電力MIRAI TOWER
- 大阪府:大阪医科歯科大学、大阪万博記念公園「太陽の塔」
- 広島県:広島城
- 熊本県:熊本城、熊本大学病院
ライトアップの様子は、公式SNSを通じても発信されるため、関心のある方はぜひチェックしてみてください。
公式アンバサダーの任命と活動内容
2024年のティールブルージャパンキャンペーンでは、新たに公式アンバサダーが任命されます。アンバサダーとして活動するのは、アスリートや音楽家、芸人など、幅広いジャンルから選ばれたメンバーです。彼らは、子宮頸がん予防の重要性を広めるための情報発信を行います。
登壇予定の公式アンバサダーは以下の通りです:
- 小林 沙羅(ソプラノ歌手)
- CRAZY COCO(お笑い芸人)
- 徳南 堅太(フェンシング・サーブル選手)
- 石田 太志(フットバッグ選手)
- 小笠原 礼子(チアダンス、元NBAダンサー)
これらのアンバサダーは、子宮頸がんに関する正しい情報を広め、予防の重要性を訴えていく役割を担います。特に、若い世代への啓発活動に力を入れ、HPVワクチンの接種を促進することが期待されています。
セミナーと全国アップデートミーティングの開催
ティールブルージャパンキャンペーンの一環として、2024年11月6日(水)には「がん教育におけるHPVワクチン情報提供モデル校連携プロジェクト」をテーマにしたセミナーが開催されます。このセミナーでは、中学生を対象としたがん教育の授業が行われ、HPVワクチンに関する正しい情報を伝えることが目的です。
また、同日の午後には「グローバルセミナー&アンバサダー発表会」が予定されており、国際的な視点からの検診やHPVワクチン施策の紹介が行われます。ここでは、世界各国の取り組みや先進事例についての情報共有が行われ、参加者は最新の知見を得ることができます。
さらに、11月18日(月)には「全国アップデートミーティング」が開催され、全国各地の取り組みやHPVワクチンの理解促進に向けた事例が共有されます。これにより、地域ごとの情報格差を解消し、全国的に子宮頸がんに関する知識の普及を目指します。
Teal Blue Japan 2024 アクションプランと達成目標
シンクパールは、2024年から2025年にかけての5年間で、子宮頸がん予防に向けたアクションプランを策定しています。このプランでは、正しい情報を迅速に提供することを目指し、特に以下の達成目標を設定しています。
- 目標1
- 小学校6年生〜高校1年生のHPVワクチン接種率を90%にする
- 目標2
- 30〜35歳の子宮頸がん検診受診率を70%にする
- 目標3
- 検診結果が陽性時の精密検査受診率を90%にする
これらの目標を達成することで、子宮頸がんによる被害を減少させ、より多くの女性が安心して健康を維持できる社会を実現することを目指します。
内容 | 詳細 |
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キャンペーン名 | ティールブルージャパン(Teal Blue Japan)キャンペーン2024 |
開催日 | 2024年11月17日(日)・18日(月) |
ライトアップ会場 | 全国70ヶ所以上のランドマーク |
公式アンバサダー | アスリート、音楽家、芸人など |
目標 | HPVワクチン接種率90%、子宮頸がん検診受診率70% |
子宮頸がんの予防に向けた取り組みは、今後も継続的に行われる予定です。正しい情報の普及とともに、地域ごとの医療と教育の連携を強化し、全ての女性が健康で安心して生活できる環境を整えていくことが求められています。子宮頸がん撲滅に向けたこの重要な活動に、多くの方々が関心を持ち、参加することが期待されます。
参考リンク: