第13回J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会、木村橙哉さんが優勝
ベストカレンダー編集部
2024年11月3日 14:19
子ども将棋大会2024
開催日:11月2日
第13回 J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会の開催
2024年11月2日(土)、東京都の将棋会館にて「第13回 J:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会」が開催されました。この大会は、小中学生を対象とした将棋大会であり、人気漫画『3月のライオン』とのコラボレーションにより、将棋の楽しさを広めることを目的としています。
主催はJCOM株式会社、株式会社囲碁将棋チャンネル、共催は公益社団法人日本将棋連盟であり、2012年から毎年開催されているこの大会は、将来の棋士を目指す子どもたちにとっての登竜門となっています。毎年多くの参加者が集まり、将棋を通じての交流や競技が行われています。
大会の参加者と結果
本年度の大会には、全国から約1,000名の子ども棋士が参加し、地区大会を経て選ばれた16名が全国大会に進出しました。決勝戦では、関西地区出身の木村 橙哉さん(15歳)が優勝を果たしました。木村さんは中学3年生で、冷静な試合運びと堅実な戦略で決勝戦を制しました。
準優勝には西 彩之介さんが輝き、決勝戦の模様は多くの観衆に見守られる中で行われました。優勝した木村さんには、公益社団法人日本将棋連盟から三段の正式免状が贈呈され、将棋の普及活動に貢献することが期待されています。
ゲスト棋士と審判のコメント
この大会には、ゲスト棋士として獺ヶ口 笑保人四段が参加し、審判長には渡辺 明九段が務めました。渡辺九段は大会のレベルの高さを称賛し、出場者全員が遜色のない戦いを見せたと語りました。また、将棋を通じて「学ぶ力」や「理論的に物事を見る力」が養われることが、人生を豊かにする要素であると述べました。
木村さんは優勝の喜びを語り、友人の応援が大きな力になったことを明かしました。将棋を続けることで集中力が高まり、将棋以外の分野でも役立っていると感じているとのことです。
大会の詳細と放送予定
「第13回 J:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会」は、全国大会の他にも地区大会が開催され、各地で将棋を楽しむ機会を提供しています。以下は、2024年の地区大会のスケジュールです。
- 2024年7月21日(日) – 北海道大会(北海道札幌市)
- 2024年7月27日(土) – 東北大会(宮城県仙台市)
- 2024年8月12日(月) – 九州大会(福岡県福岡市)
- 2024年8月24日(土) – 関西大会(大阪府高槻市)
- 2024年9月16日(月) – 関東大会(東京都港区)
- 2024年9月23日(月) – 中国大会(広島県広島市)
- 2024年10月14日(月) – 東海大会(愛知県名古屋市)
全国大会は2024年11月2日(土)に東京・将棋会館で開催されます。大会の模様は2025年2月8日(土)20時より「囲碁・将棋チャンネル(J:COM TV 700ch)」で放送される予定です。
また、同月にはJ:COMのコミュニティチャンネル「J:テレ」でも放送される計画です。視聴可能なエリアにお住まいの方は、無料で視聴することができます。
大会の意義と今後の展望
この大会は、将棋を通じて子どもたちが成長する場を提供することを目的としています。将棋の普及活動を通じて、次世代の棋士を育てるだけでなく、将棋を楽しむ文化を広めることにも寄与しています。参加者たちは、将棋を学ぶ中で得た経験を将来に活かし、様々な分野での成長を期待されています。
今後もJ:COMと囲碁・将棋チャンネルは、子どもたちの挑戦を支援し、将棋の普及に努めていく方針です。将棋を通じて得られるものは、単なる勝敗だけではなく、人生において重要なスキルや価値観を育むことにもつながります。
大会名 | 第13回 J:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会 |
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開催日 | 2024年11月2日(土) |
優勝者 | 木村 橙哉さん(関西地区出身) |
準優勝者 | 西 彩之介さん |
ゲスト棋士 | 獺ヶ口 笑保人四段 |
審判長 | 渡辺 明 九段 |
放送予定 | 2025年2月8日(土)20:00~「囲碁・将棋チャンネル」 |
以上が「第13回 J:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会」の概要と結果です。この大会は将棋を楽しむ子どもたちにとって、貴重な経験となり、将来の棋士への道を切り開く大切な機会となっています。
参考リンク: