8bitNewsが11月3日に岡山へ本拠地移転、地域発信を強化する新展開
市民メディア「8bitNews」が本拠地を東京から岡山に移転
市民の発信、報道の力を「地域⇨グローバル」に変えることを目指すメディア「8bitNews」は、2024年11月3日19時25分に、東京から岡山県岡山市に本拠地を移転することを発表しました。この移転は、地域から発信する情報をグローバルな視点で届けるための重要なステップと位置付けられています。
「8bitNews」は、2012年夏に、NHK在籍時の堀潤と批評家の宇野常寛、そしてSNSで集まった様々な技術を持つ市民たちと共に立ち上げられました。これまで、東京・乃木坂と岡山・表町商店街に自前の発信スタジオを設け、多様な個人や団体、企業の取り組みを映像化して支援してきました。
岡山での新たな取り組み
岡山市の中心街に位置する表町商店街内で、2024年春から「8bitNews Setouchi Global Studio」が本格稼働します。このスタジオでは、地域のスタートアップやアトツギベンチャーを専門に取り上げる映像番組「Setouchi Startup Flag」(通称:#セトフラ)を立ち上げ、毎週水曜夜9時から発信していきます。
この番組は、地域VCであるSetouchi Startupsの山田邦明さん、藤田圭一郎さんとともに制作され、岡山大学出身で経団連の会員企業となった株式会社ABABAの久保駿貴さんが、これから起業する人たちへのアドバイスを行う「教えて!くぼしゅん」のコーナーも設けられています。これにより、地域スタートアップやアトツギベンチャーに対する理解が深まることが期待されています。
地域の声をグローバルに発信
さらに、地元表町商店街連盟を率いる片山進平さんや地元アパレル店経営の岡山まるこさんをMCに迎え、岡山大学の留学生と共に商店街の商店主や職人たちの想いを海外向けに伝える「OKAYAMA PROFESSIONAL STREET」も定期的に配信されます。この番組では、岡山表町商店街のプロフェッショナルたちを英語ナレーションで世界に届けることを目指しています。
また、地域で活動するフリースクールの代表や生徒たちがMCとなり、地域の魅力を伝える番組や、地域で活躍するクリエイターに焦点を当てた独自番組も2024年3月の開所以来、次々とスタートしています。
地域発信の強化と今後の展望
2025年には「地域からグローバルへ」を掲げ、より多くの地域から世界に向けた情報発信を強化する計画が進行中です。東京、岡山に続き、来年度には東北や関西、九州エリアでの新たな発信拠点の構築も始まります。これにより、地域の金融機関との連携を通じて、地域企業や地域金融機関の奮闘を映像化するプロジェクトも進行しています。
また、海外からの視点で地域を伝える試みも始まり、地域に暮らす外国人たちが地域の魅力を発信する役割を果たすことが期待されています。
東京における活動の継続
東京の乃木坂スタジオでは、課題当事者やフリーのジャーナリスト、専門家、NPO、NGO、国連機関との連携を通じて、国際紛争、気候変動、グローバルヘルス、憲法、政治など一般的なメディアでは深掘りされていないテーマに関するLIVE番組やポッドキャストの制作も継続しています。
これにより、8bitNewsは市民の発信を支え、地域に力点を置いた報道の多様化と地域創生の情報発信を行うことを強化していきます。
まとめ
市民メディア「8bitNews」は、岡山に本拠地を移転し、地域の発信を強化するための新たな取り組みを開始しました。具体的な活動内容は以下の通りです。
活動内容 | 概要 |
---|---|
Setouchi Startup Flag | 地域スタートアップやアトツギベンチャーを紹介する映像番組 |
OKAYAMA PROFESSIONAL STREET | 商店街のプロフェッショナルたちを英語で発信する番組 |
地域発信の強化 | 地域企業や金融機関の活動を映像化するプロジェクト |
東京スタジオでの活動 | 国際的なテーマを扱うLIVE番組やポッドキャストの制作 |
以上の取り組みを通じて、「8bitNews」は地域の声をグローバルに届けることを目指し、今後も市民の発信を支える活動を続けていきます。
参考リンク: