ワークマン×EXILE、ZERO-STAGE第4弾で上位戦略

ZERO-STAGE第4弾発売

開催日:9月1日

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ZERO-STAGE第4弾発売
いつから買えるの?
ZERO-STAGE第4弾は9月上旬にFIRE TRIBEの長袖ジャケットとジョガーパンツが先行発売、RISING HEATの重防寒は10月発売予定。価格や販売予定数も公表されているので店頭や公式で確認できる。
EXILEとコラボすると何が変わるの?
EXILEコラボはワークマンのイメージを刷新して上位市場での受容を高める狙い。店頭POPやTV-CMで短期間に認知を拡大し、高付加価値商品の販路確立を加速させる。

EXILEと組むことで到達した“上位市場”の戦略転換

株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:大内康二)は、2026年9月に発表したZERO-STAGEシリーズの第4弾で、これまでの低価格志向から上位市場へ本格参入した取り組みをさらに加速させています。既存店であるWORKMANおよびWORKMAN Plusの964店に加え、一般客向け新業態Workman Colorsの140店を合わせた合計1,104店を通じ、上位・法人市場へ広く訴求するネットワークを有しています。

ワークマンは以前、絶対的な低価格志向を中心としてきましたが、2025年春からZERO-STAGEシリーズで高級品市場に本格参入しました。上位市場での足場がない中、イメージの延長だけでは難しいと判断し、国民的アーティスト集団であるEXILEとのコラボレーションを実施。EXILEのブランド力を活用した店頭プロモーション(店内POPやTV-CMの活用)により、上位市場での顧客認知を高める戦略を取っています。

【EXILEとコラボ】 最上位の作業服シリーズが1年後に80億円を突破秋冬は軽防寒/重防寒/クルーネック/派生品計90万着32億円販売 画像 2

コラボの目的と展開手法

コラボの目的は、ワークマンの従来イメージを補完・刷新し、ハイスペック製品への抵抗感を払拭することでした。EXILEの知名度と親和性を活かし、ブランドイメージを上向かせることで、これまで弱かった上位市場と法人市場での存在感を確立する狙いです。

実際の展開では、EXILEのPOPやテレビCMを用いた店頭演出を行い、製品の認知を短期間で拡大。低価格帯で強みを持つ一方、高付加価値商品の販売チャネルを形成するためのツールとしてコラボを位置づけています。

  • 目的:上位市場の開拓とブランドイメージの刷新
  • 手法:EXILEとのコラボ製品展開、店頭POP、TV-CM
  • 期待効果:上位市場・法人市場での認知拡大と販売加速
【EXILEとコラボ】 最上位の作業服シリーズが1年後に80億円を突破秋冬は軽防寒/重防寒/クルーネック/派生品計90万着32億円販売 画像 3

ZERO-STAGE 第4弾:秋冬ラインナップの全容と製品特徴

2026年9月から展開されるZERO-STAGEシリーズ第4弾は、軽防寒と重防寒の2カテゴリを中心に新製品を投入し、シリーズのフルライン化を完成させます。これにより、夏・年間・防寒のオールシーズンでのJIS対応ライン化も完了します。

第4弾の具体的な製品は以下の通りです。各製品ともに発売時期、定価、販売計画数量、主要な機能を明示しています。

製品名 管理番号 発売時期 定価 販売予定数 主な特徴
ZERO-STAGE FIRE TRIBE 長袖ジャケット 36205 2026年9月上旬 4,990円 50,000着 布帛とニットのハイブリッドで動きやすさを追求。双方に微起毛。UVカット、UPF、イージーケア、防汚加工(ラー油も弾く)、耐摩耗性
ZERO-STAGE FIRE TRIBE ジョガーパンツ 36405 2026年9月上旬 3,990円 100,000着 上記ジャケットと同等の性能。軽防寒仕様のボトム
ZERO-STAGE RISING HEAT ジャケット(重防寒) 36204 2026年10月 5,800円 100,000着 当社初のJIS T8118対応防寒ジャンパー。夏/年間/防寒のオールシーズンJIS規格製品ラインの完成に寄与
ZERO-STAGE RISING HEAT ベスト(重防寒) 36104 2026年10月 4,900円 100,000着 ジャケットと同様にJIS T8118対応。年間RISINGシリーズとパンツは共通仕様

これらの新製品により、ZERO-STAGEシリーズは軽防寒・重防寒・クルーネック等の派生品を含めたフルライン化を達成し、秋冬シーズンの主力商品となる見込みです。

製品ごとの特徴としては、ICE TRIBE(2026年春夏投入)で実証された性能を軽防寒仕様に最適化した点と、JIS T8118に対応した重防寒製品を新たに投入した点が挙げられます。

【EXILEとコラボ】 最上位の作業服シリーズが1年後に80億円を突破秋冬は軽防寒/重防寒/クルーネック/派生品計90万着32億円販売 画像 4

製品性能に関する補足

FIRE TRIBEシリーズは、布帛とニットのハイブリッド構造により動きやすさと保温性を両立。微起毛処理により肌触りと保温性を確保しています。また、UVカットや防汚加工、耐摩耗性など、作業現場で求められる複数機能を付与しています。

RISING HEATの重防寒ラインは、JIS T8118を取得した初の防寒ジャンパーであり、これにより個人作業客に強かったワークマンでも法人向け現場での採用が見込める仕様となりました。パンツは年間RISINGシリーズと共通設計で、組み合わせての運用が可能です。

【EXILEとコラボ】 最上位の作業服シリーズが1年後に80億円を突破秋冬は軽防寒/重防寒/クルーネック/派生品計90万着32億円販売 画像 5

販売実績と事業規模:数値で見る拡大のかたち

ZERO-STAGEシリーズは、2026年9月からの1年間で230万着・80億円を達成する見込みです。これは上位市場における短期間での大規模な成功と評価できます。併せて普及品のWonderシリーズも堅調で、加工貿易方式により製品原価を2〜3割低減し、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。

今後1年間の販売見込みは、ZERO-STAGE(高級品)で230万着・80億円、Wonder(普及品)で310万着(期間内予測)という計画値が示されています。ワークマンは高級品と普及品の両輪で市場を取りに行く戦略を取っており、将来的にはZERO-STAGEの売上がWonderを上回る可能性も示唆されています。

  1. ZERO-STAGE(高級品):2026年9月から1年で230万着、80億円
  2. Wonder(普及品):加工貿易方式で原価2〜3割低減、今後1年間で310万着を販売予定
  3. 強靭化カテゴリー合計:2026年9月から1年間で700億円(作業系売上1400億円の半分)

「ワーク強靭化」と名付けた施策の中心は、(1)高級品と普及品の作業服シリーズ、(2)XShelter断熱素材製品、(3)熱中症対策のファン付きウェアと冷房服、の三つのカテゴリーです。これらの圧倒的な強さを持つ製品群で9月からの1年間に700億円を達成する計画となっています。

販売チャネルとターゲットの広がり

従来は個人作業客が中心でしたが、JIS T8118対応製品の追加により法人向け市場の採用が見込まれ、化学・石油関連や電子・精密機器などの特殊現場への展開が可能になります。Workman Colorsを含む全国1,104店のチャネルが、個人・法人双方をカバーする販売基盤として機能します。

競合に対しては、Wonderシリーズの低価格帯での優位性により参入を断念させる効果が出ており、二極化する市場において強固なポジションを築く意図が明確です。

JIS T8118取得の意義と対象現場—安全基準としての役割

今回、ZERO-STAGEの重防寒ラインでJIS T8118対応製品が投入されることは、同社にとって法人市場拡大の本格的な契機となります。JIS T8118は静電気に関する規格であり、特定現場での着用が求められるケースがあるため、導入によって対象現場での採用可能性が高まります。

JIS対応によって開ける現場の例と、着用理由を整理します。

主な対象現場・職種
  • 化学・石油関連:化学工場、石油プラント、ガソリンスタンドなど可燃性ガスや引火性液体を扱う場所
  • 電子・精密機器関連:半導体製造工場、電子部品の組み立て現場など、静電気が製品や機械に影響を与える場所
  • その他:粉塵やチリが多い現場、印刷工場、燃料を扱う電力会社や発電所の作業員など
着用の主な理由
  • 火災・爆発の防止:衣服の静電気による引火を抑制することが重要
  • 製品・機械の保護:静電気による電子デバイスや精密機器の誤作動・故障を防ぐ
  • 法令遵守:労働安全衛生規則により特定の危険な作業場所で着用が義務付けられる場合がある

以上の点から、JIS T8118対応製品の導入は、法人案件の受注や現場導入を後押しする重要な仕様追加となります。

主要ポイントの整理と最終まとめ

ここまでの記事で取り上げたポイントを表形式で整理します。製品情報、販売見込み、戦略的意義、導入チャネル、JIS対応の効果などを一目で確認できるようにまとめました。

項目 内容
発表日 2026年9月10日 15:38
発表者 株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:大内康二)
店舗数 既存の作業服取り扱い店:964店、Workman Colors店(一般客向け):140店、合計1,104店
シリーズ名 ZERO-STAGE(第4弾で軽防寒・重防寒を追加、フルライン化完了)
第4弾製品(代表) FIRE TRIBE 長袖ジャケット(36205、9月上旬、4,990円、5万着)
FIRE TRIBE ジョガーパンツ(36405、9月上旬、3,990円、10万着)
RISING HEAT ジャケット(36204、10月、5,800円、10万着、JIS T8118対応)
RISING HEAT ベスト(36104、10月、4,900円、10万着、JIS T8118対応)
販売見込み ZERO-STAGE:2026年9月から1年間で230万着・80億円、Wonderシリーズ:今後1年間で310万着(原価2〜3割低減)
強靭化カテゴリー 高級品・普及品シリーズ、XShelter断熱素材製品、ファン付きウェアと冷房服。これらで1年間で700億円(作業系売上1,400億円の半分)を計画
JIS T8118の意義 静電気対策規格の取得により、化学・石油、電子・精密機器、粉塵の多い現場など法人向け市場での採用拡大が見込まれる
ブランド展開施策 EXILEとのコラボによるイメージ刷新、店頭POP・TV-CMの活用で上位市場の認知拡大を実現
関連リンク https://www.workman.co.jp/

この記事は、株式会社ワークマンが発表したZERO-STAGEシリーズ第4弾の製品構成、販売計画、戦略的意味合い、及びJIS T8118対応による法人市場への影響を整理したものです。表に示した主要項目を基に、秋冬シーズンのラインナップと販売戦略の全体像を確認できます。