井上尚弥選手がリヤド・シーズンと契約！12月24日に新トランクス初披露

サウジアラビア総合娯楽庁と井上尚弥選手の歴史的契約

2024年11月4日、サウジアラビア最大のエンターテインメントフェスティバル「リヤド・シーズン」が、プロボクシング界の世界的チャンピオン、井上尚弥選手とのスポンサーシップ契約を正式に締結しました。この契約は、2025年に迎えるサウジアラビアと日本の外交関係樹立70周年を祝うものであり、両国のスポーツおよびエンターテインメント分野での文化交流をさらに深めることを目的としています。

井上選手は、今後出場する全ての公式戦において「リヤド・シーズン」のロゴをトランクスのベルト部分に掲げることが決定しており、そのトランクスの初披露は、2024年12月24日に日本で開催されるIBF＆WBO同級1位のサム・グッドマンとの防衛戦で行われる予定です。この試合は、リヤド・シーズンと井上選手のパートナーシップがグローバルに発信される初の機会となります。

サウジアラビア滞在中のハイライト

井上選手は、プライベートジェットでサウジアラビアのキング・ハーリド国際空港に到着し、翌日にはサウジアラビアの総合娯楽庁（GEA）のトップであるトゥルキ・アル・シェイク長官のオフィスにて調印式が執り行われました。

この調印式では、トゥルキ長官が井上選手に対し、「私と井上選手は、2025年のビッグサプライズに向けて、サウジアラビアと日本の外交関係70周年を象徴する関係を築いていこうと協議してきました。彼は史上最強のファイターであり、日本だけでなく世界にとってのヒーローである彼をリヤド・シーズンのアンバサダーとして迎えられることを嬉しく思っています」と述べ、井上選手に対する大きな期待を表明しました。

井上尚弥選手のコメント

井上選手は、契約が合意に至ったことについて、「キャリアの佳境に差し掛かってくるタイミングでこのような契約が結べたことは、自分自身の新たなモチベーションにもなると思っているので、非常に楽しみな契約だと捉えています」と語りました。

さらに、リヤド・シーズンのアンバサダーとしての役割に関して、「自分自身のボクシングに対する考え方もまた少し変わってくると思うので、そういった意味でも、日本や海外のリングでまた違った自分を見せていきたいと思っています」と述べ、期待感を表しました。

グッドマン戦に向けた意気込み

12月24日のグッドマン戦で初めてリヤド・シーズンのロゴが入ったトランクスを履くことについては、「トランクスのロゴが新しくなるからといって僕のボクシングそのものが変わるわけではないので、今後も自分自身のボクシングを貫いていきたいと思っています」とし、ファンへの思いを語りました。

サウジアラビアでの試合については、「今年はすでに他の試合が決まっていますが、タイミングが合えばぜひサウジアラビアに来て試合をしたいと思っています」とし、自身のパフォーマンスをサウジアラビアのファンにも見せたいという意欲を示しました。

リヤド・シーズンの概要

「リヤド・シーズン」は、サウジアラビア政府が進める「サウジビジョン2030」の一環として、2019年に立ち上げられた国営のグローバルエンターテインメントプロジェクトです。このプロジェクトは、スポーツ・コンサート・展示会など多彩なエンタメイベントを通じて、国内外のエンタメ産業を活性化させることを目的としています。

具体的には、サウジアラビアを国際的な観光・エンターテインメントの中心地として位置づけるための重要な取り組みであり、これまでにクリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、ジャスティン・ビーバー、ウサイン・ボルトなど、世界的なアスリートやアーティストとのコラボレーションを実現しています。井上尚弥選手との契約は、リヤド・シーズンの次なる大きな一歩であり、両国の文化とスポーツのつながりを強化する新たなプロジェクトとして位置づけられています。

関連リンクと情報のまとめ

今回の契約に関する詳細や、リヤド・シーズンについての情報は以下のリンクから確認できます。

• リヤド・シーズン公式ウェブサイト
• リヤド・シーズン公式Xアカウント
• トゥルキ・アル・シェイク長官公式Xアカウント
• トゥルキ・アル・シェイク長官公式Instagramアカウント

サウジアラビアと日本の関係がさらに深まる中、井上尚弥選手の新たな挑戦がスタートします。今後の展開に注目が集まります。

この契約は、サウジアラビアと日本の文化的なつながりを強化する新たな試みとして、多くの期待が寄せられています。