11月9日から開催!三湖竹林でミヤマガラスの群舞を楽しむバードフェスティバル
ベストカレンダー編集部
2024年11月7日 05:18
三湖バードフェスティバル
開催期間:11月9日〜11月10日
自然と人が共存する渡り鳥の楽園——蔚山南区・三湖竹林
韓国の蔚山広域市南区・三湖洞に位置する三湖竹林は、毎年冬に約4万羽のミヤマガラスが訪れるエコシティの象徴的な名所です。この地域は、穏やかな気候と豊富な餌、天敵の少ない環境が整っているため、渡り鳥にとって理想的な生息地となっています。特に、10月上旬から翌年3月上旬にかけて、夕日の中で空を覆うミヤマガラスの群舞は、国内外の観光客に大変人気があります。
蔚山は、現代(ヒュンダイ)や韓華(ハンファ)などの大企業が集まる産業都市として知られていますが、同時に韓国最高のエコシティとしても評価されています。三湖竹林は、そんな蔚山の自然環境を体感できる貴重なスポットです。
三湖竹林の魅力
三湖竹林は、太和江の下流域に位置する堆積地形であり、冬季にはミヤマガラスが越冬するための最適な環境が整っています。ミヤマガラスは「冬の珍客」とも称され、毎年多くの観光客を惹きつけています。
この竹林では、ミヤマガラスの群舞が見られるだけでなく、渡り鳥広報館も併設されており、様々な体験が可能です。渡り鳥広報館には以下のような施設があります:
- 展望台 – 5階に位置し、ミヤマガラスの群舞を観覧するのに最適なスポットです。
- 教育スペース – 渡り鳥に関する知識を深めることができます。
- 展示エリア – 渡り鳥に関する情報が展示されています。
- 5Dシアター – 渡り鳥をテーマにしたアニメーションが日本語、英語、中国語で上映され、外国人訪問者も楽しめます。
- VR体験ゾーン – 渡り鳥の生態を体験することができます。
- カフェ – 4階には韓国の伝統茶を提供するカフェがあり、旅の疲れを癒すことができます。
生態観光の取り組み
蔚山南区庁は、三湖洞を含む自然環境の保護と生態観光の活性化に向けた多方面での取り組みを進めています。特に、ミヤマガラスの排泄物による影響を最小限に抑えるために専用清掃車を運行し、渡り鳥の生息地保護や生態研究を通じて自然と人が共存する都市づくりを目指しています。
このような取り組みにより、三湖竹林はただの観光地ではなく、持続可能な生態系を育む場所としての役割を果たしています。観光客は、自然の美しさを楽しみながら、環境保護の重要性を実感することができます。
2024年三湖バードフェスティバル
蔚山南区庁は、2024年11月9日から2日間にわたり、三湖渡り鳥公園および渡り鳥広報館周辺で「2024年三湖バードフェスティバル」を開催します。このイベントでは、以下のような多彩なプログラムが用意されています:
- 渡り鳥を迎えるパフォーマンス – 地元の文化を取り入れたパフォーマンスが行われます。
- ミヤマガラスの群舞観覧 – 特別な観覧スポットから群舞を楽しむことができます。
- 探鳥大会 – 自然観察の楽しさを体験できる大会です。
- 体験イベント – 子供から大人まで楽しめる体験型プログラムが用意されています。
蔚山広域市南区の徐東旭(ソ・ドンウク)区長は、「三湖竹林でのミヤマガラスの群舞は冬季のみ見られる南区ならではの絶景です。ぜひ2024年三湖バードフェスティバルにお越しいただき、自然の美しさと神秘を体感してみてください」と述べています。
項目 | 内容 |
---|---|
場所 | 蔚山広域市南区・三湖洞 |
訪れる渡り鳥 | ミヤマガラス(約4万羽) |
観賞期間 | 10月上旬〜翌年3月上旬 |
バードフェスティバル開催日 | 2024年11月9日〜11月10日 |
主な施設 | 渡り鳥広報館、展望台、5Dシアター、カフェなど |
三湖竹林は、自然の美しさを体感できるだけでなく、環境保護への意識を高める場所でもあります。多彩なプログラムや施設を通じて、訪れる人々に新たな体験を提供し、持続可能な観光地としての魅力を発信しています。
参考リンク: