NECの中島春香がサイバーセキュリティ女性支援賞を受賞、業界に多様性を促進

NECの女性エンジニアが「Cybersecurity Woman Supporter of Japan 2024」を受賞

2024年11月7日、日本電気株式会社（NEC）のサイバーセキュリティ戦略統括部リスクハンティング・システムグループに所属する中島春香が、国際団体United Cybersecurity Allianceが主催する「Cybersecurity Woman of Japan 2024 Awards」において、「Cybersecurity Woman Supporter of Japan 2024」を受賞しました。この賞は、サイバーセキュリティ分野における女性の支援活動に多大な貢献をした女性エンジニアに贈られるものであり、今年で2回目の開催となります。

このアワードの目的は、世界中のサイバーセキュリティ業界における女性のエンパワーメントおよび多様性の推進です。日本では2023年から始まり、今年は駐日英国大使館で英国大使共催のもと行われました。

中島春香の支援活動

中島春香は、サイバーセキュリティ分野での女性の活動を支援するために、さまざまな取り組みを行っています。以下に彼女の主な活動内容をまとめます。

• CTF for GIRLSの活動
• 国立高専での女子学生向けセキュリティイベントの開催

CTF for GIRLSの活動

中島は2015年から「CTF for GIRLS」というコミュニティに参加し、サイバーセキュリティ分野での女性の活動を支援することを目指しています。2017年からは副代表、2024年からは代表として活動し、技術的なワークショップやCTF（Capture The Flag）競技を開催しています。これらのイベントには約100名が参加しており、サイバーセキュリティに関するスキルを学ぶ機会を提供しています。

また、国際女性CTF「Kunoichi Cyber Game」の計画・支援を通じて、若い女性に国際的かつ長期的な視点でサイバーセキュリティ業界への積極的な参加を促進しています。さらに、「Leading Cyber Ladies in Tokyo」という女性専門家のグローバルコミュニティにおいても、ロールモデルの共有を通じて業界における女性の進出を支援しています。

国立高専での女子学生向けセキュリティイベントの開催

中島は、国立高等専門学校の女子学生を対象に、KOSENサイバーセキュリティ教育推進センター（K-SEC）と共催でキャリアについて話し合うワークショップやセキュリティワークショップを開催しています。これらのイベントでは、演習内容の企画・設計や講師を担当し、産学連携を通じた教育支援により、サイバーセキュリティ分野への女子学生の参加を促進しています。

具体的には、全国から高専女子学生が参加するセキュリティイベントにおいて、NECグループの女性エンジニアがワークショップを実施するなど、実践的な教育を通じて未来のセキュリティ人材の育成に貢献しています。

NECの今後の取り組み

NECは、今後も広く社会で活躍できる人材の育成・輩出に貢献していく方針です。特に、サイバーセキュリティ分野においては、女性エンジニアの活躍を支援し、業界全体の多様性を高める取り組みを強化していくことが期待されています。

また、NECはDX（デジタルトランスフォーメーション）に関して、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で戦略構想コンサルティングから実装に導くオファリングを提供しています。これにより、社会課題と企業の経営課題を解決に導く価値創造モデル「BluStellar」を体系整理し、業種横断の先進的な知見と最先端テクノロジーを活用してビジネスモデルの変革を目指しています。

まとめ

中島春香の受賞は、サイバーセキュリティ業界における女性のエンパワーメントと多様性の重要性を再認識させるものであり、彼女の活動は多くの女性に影響を与えています。以下に、今回の内容をまとめた表を示します。

このように、NECと中島春香の取り組みは、サイバーセキュリティ分野における女性の活躍を促進し、未来の人材育成に寄与しています。