11月9日リリース「十和田湖 秋」で体感する日本の秋の自然美
ベストカレンダー編集部
2024年11月9日 17:14
十和田湖 秋リリース
開催日:11月9日
日本の自然美を音で体感する新作「十和田湖 秋」
ニック・ウッドとSynによる「十和田湖シリーズ」の第4章「十和田湖 秋」が、2024年11月9日にリリースされることが発表されました。このシリーズは、北日本の四季をテーマにした長編アンビエントサウンドスケープであり、これまでにリリースされた「春」「梅雨」「夏」に続く最新作となります。
「十和田湖 秋」は、本州北部の静かな十和田湖畔の季節の変化を音で捉え、自然環境のサウンドと共に、ゲストミュージシャンやボーカリストの演奏も収録されています。この作品は、作曲家でありSynのクリエイティブディレクターであるニック・ウッドのアイデアから生まれました。
秋の豊かさを表現するための制作背景
ニック・ウッドは日本に36年以上住んでおり、十和田湖畔にあるスタジオから秋の豊かさに敬意を表して制作を行っています。秋は日本において収穫と内省の季節であり、秋分の日に照らされる満月や鈴虫の合唱、風に舞う枯れ葉、そして十和田湖に生息する希少な淡水魚・姫鱒が象徴的な存在となっています。
この作品の制作には、ニックと彼のチームが2年間にわたりフィールドレコーディングを行い、十和田湖の自然美を捉えています。特に、植物の微小な電気信号をMIDIに変換するデバイス「PlantWave」を用いることで、植物のエネルギーを音楽に取り入れ、メディテーショナルな体験を提供するサウンドが制作されました。
クリエイティブなコラボレーションの成果
「十和田湖 秋」は、クリエイティブなコラボレーターたちによって、自然のサウンドを感情豊かな作品へと昇華させています。特に、京都の「両足院」の副住職・伊藤東凌さんによるお経は、秋の満月を映し出すような存在感を放ち、長年のコラボレーターである上野洋子さんの特徴的な息づかいのボーカルが重層的なハーモニーを生み出します。
また、ゲストアーティストには、ギターリストのショーン・ハリーさんやソフトフェルト・ピアニストのアレクサンドル・モトヴィロフさんが再び参加し、喜羽美帆さんの箏や東田はる奈さんの笙(雅楽の管楽器)の音色が加わることで、本作品に日本らしさが醸し出されています。
リリース情報と今後の展望
「十和田湖 秋」は、アラン・モーツリーとの共同制作及びミックスが行われ、赤工隆によるレコーディング、ロサンゼルスのデビッド・レヴィンさんによるDolby Atmosミックスが施されています。この作品は、2024年11月9日にSpotifyやApple Musicなどの主要音楽プラットフォームで全世界配信されます。
今回のリリースは「十和田湖シリーズ」の最後から2番目の章となり、これまでの作品と同様に、自然の美しさと日本の音楽文化を融合させた作品として、多くのリスナーに新たな体験を提供することが期待されています。
「十和田湖シリーズ」の全体像
「十和田湖シリーズ」は、以下のような作品で構成されています。各作品は、北日本の四季をテーマにし、それぞれの季節の美しさを音楽で表現しています。
作品名 | リリース日 |
---|---|
十和田湖 春 | 2024年リリース |
十和田湖 梅雨 | 2024年リリース |
十和田湖 夏 | 2024年リリース |
十和田湖 秋 | 2024年11月9日リリース予定 |
このように、ニック・ウッドとSynは、自然の美しさを音で表現し続けており、リスナーに新たな感動を提供しています。今後も彼らの作品に注目が集まります。
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