ClariS、11月10日に大阪で感動のツアーファイナルを開催！

ClariS、「ClariS AUTUMN TOUR 2024 ～Via Fortuna～」のツアーファイナル大阪公演を開催

2024年11月10日、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズからの発表によると、人気アニソンユニットClariSが「ClariS AUTUMN TOUR 2024 ～Via Fortuna～」のツアーファイナルを大阪のZepp Nambaで開催しました。この公演は、クララとカレンによる現体制での最後のツアーとして、全5公演を完走したことを意味しています。

ClariSは2010年にシングル「irony」でメジャーデビューを果たし、以来多くのアニメ主題歌を担当してきました。これまでに28枚のシングル、4枚のミニアルバム、7枚のオリジナルアルバムをリリースし、精力的に活動を続けています。

ツアーの概要と公演の流れ

今回のツアーは、10月26日に東京のLINE CUBE SHIBUYAでスタートし、その後11月2日、3日にカルッツかわさきでの公演を挟み、最終的に大阪での公演が行われました。特に、クララとカレンの集大成となるこのツアーでは、定番の代表曲から最新曲まで、彼女たちの歴史を詰め込んだセットリストが用意され、来場者を魅了しました。

ツアーファイナルでは、オープニングに劇作家・振付師の熊谷拓明が演じる“ClariS城”の執事KUMAが登場し、ユニットの物語を読み上げました。続いて、クララとカレンが「Clear Sky -2024-」を披露し、観客の期待を高めました。この曲は、最新のベストアルバム「ClariS 〜SINGLE BEST 2nd〜」に収録されており、カレン初参加の楽曲の新録バージョンです。

ライブのハイライト

ライブの序盤では、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のオープニングテーマとして知られる「コネクト」も披露され、観客は大いに盛り上がりました。その後、執事KUMAの語りを交えながら、ClariSの歩みを振り返るようなセットリストが続きました。

特に印象的だったのは、クララがツアーの開幕前に左膝をケガしながらも、カレンと共に華麗なダンスを披露し、力強いパフォーマンスを見せた点です。彼女は「1つひとつの言葉を噛み締めて歌っていきたいと思います。」と意気込みを語り、観客を感動させました。

新曲とカバー曲の披露

ライブ中盤には、秋をテーマにしたコンセプトミニアルバム「AUTUMN TRACKS －秋のうた－」からの新曲「秋のグラディエント」や、松田聖子の「風は秋色」、小泉今日子の「木枯しに抱かれて」などのカバー曲がメドレー形式で披露され、秋の哀愁を漂わせました。

さらに、クララとカレンの体制で初めてリリースしたシングルのタイトル曲「border」をパフォーマンスし、観客と共にタオルを振り回すなど、一体感を生み出しました。アニメ「リコリス・リコイル」のオープニング主題歌「ALIVE」も披露され、会場は熱気に包まれました。

感動のフィナーレとカレンの卒業

ライブの終盤では、クララとカレンが思い出深い楽曲「recall」「君がいると」「アイデンティティ」「陽だまり」をメモリアルメドレーとしてしっとりと歌い上げました。観客は彼女たちの歌声に感動し、静かな拍手が響きました。

最後には、ベストアルバムに収録された新曲「Evergreen」を晴れやかに歌唱し、2人の絆を再確認する瞬間が訪れました。曲の最後には、クララとカレンが抱き合い、温かい拍手が沸き起こりました。

アンコールの感動的な瞬間

アンコールでは、2014年にリリースされたクララとカレン体制初シングルのカップリング曲「Reflect」が披露され、「大切な今日がずっと続けばいい」という歌詞が観客の心に響きました。その後、カレンはClariSの新メンバーに誘われたときの思い出を語り、涙を流しながら感謝の気持ちを伝えました。

彼女は「この10年間、1日も幸せじゃなかった日はなかったです」と言い切り、観客に対しても深い思いを伝えました。クララも手紙を読み上げ、2人の絆の深さを感じさせる感動的な瞬間が続きました。

セットリストの詳細

今回のツアーファイナルで披露されたセットリストは以下の通りです。

このツアーは、ClariSにとって特別な意味を持つものであり、彼女たちの音楽の歴史を振り返る貴重な機会となりました。ファンにとっても、忘れられない思い出となることでしょう。

ClariSは、今後も音楽活動を続けていくことでしょうが、このツアーを通じて彼女たちの絆や思いがより深まったことは間違いありません。これからの彼女たちの活躍に注目が集まります。