2024年11月11日予約開始!深堀骨の奇作『アマチャ・ズルチャ』が復刊決定
ベストカレンダー編集部
2024年11月11日 14:17
アマチャ・ズルチャ復刊
開催期間:11月11日〜12月31日
伝説の奇作が復刊へ
株式会社アニメイトホールディングスは、2024年11月11日より、深堀骨先生の著作『アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記』の復刊販売を開始することを発表しました。この復刊は、株式会社書泉が展開する「芳林堂書店と、10冊」プロジェクトの一環として行われます。
深堀骨先生は1992年に創作活動を開始し、以降数々の短篇を発表してきました。その中でも、2003年に刊行された作品集『アマチャ・ズルチャ』は、独特のセンスと魅力的な内容から、多くの読者に支持されています。この作品は、深堀先生の代表作として位置づけられており、その復刊に対する期待は非常に高まっています。
復刊の背景と経緯
復刊の決定は、2024年9月に倉庫に残っていた在庫が発見されたことがきっかけです。芳林堂書店高田馬場店が早川書房に相談したところ、在庫が少ない中での販売が始まり、あっという間に売り切れとなりました。この状況を受けて、復刊販売が急遽決定されたのです。
復刊に際して、深堀先生は新作短編を執筆し、その作品を収録した小冊子を購入者全員に無料で提供することも発表されました。この新作は、深堀先生のファンにとって貴重な作品となることでしょう。
深堀骨先生のコメント
深堀骨先生は、ミステリ専門誌のコンテストに応募した際の体験を振り返り、「出来た小説はミステリだか何だか分からない代物だった」と語っています。また、彼は自身の作品に対する強い愛情を持っており、「この本の一番のファンは俺です」と述べています。深堀先生の独特な視点とユーモアが感じられるコメントは、読者にとっても楽しみの一つです。
編集者の視点
担当編集者の塩澤さんは、「深堀骨ベスト・オブ・ザ・ベスト・オブ・ザ・ベスト」を刊行しようとしたほど、この作品に対して強い思い入れを持っています。彼は芳林堂書店に感謝の意を表しつつ、復刊の意義を強調しています。
作品の魅力と内容
『アマチャ・ズルチャ』は、柴刈天神前という街を舞台にした8篇の短篇から構成されています。物語には、謎の奇病「バフ熱」に冒された男や、国際謀略に巻き込まれる諜報員など、ユニークなキャラクターが登場します。
作品のあらすじは以下の通りです:
- 「バフ熱」に冒された男が食用洗濯鋏に余生を捧げる。
- 加藤剛を愛する諜報員が国際謀略に巻き込まれる。
- 謎の物体「飛び小母さん」が目撃者の人生に影響を与える。
- 人妻とマンホールの哀しき愛の物語。
- 江戸幕府を揺るがす「闇鍋奉行」の暗躍。
このように、作品は多様なテーマを扱いながらも、深堀先生の独特な視点で描かれています。特に、日常生活の中に潜む奇妙さや不思議さが巧みに表現されており、読者を惹きつける要素が満載です。
商品情報と予約方法
『アマチャ・ズルチャ』の詳細情報は以下の通りです:
商品名 | アマチャ・ズルチャ |
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著者 | 深堀骨 |
発売元 | 早川書房 |
販売価格 | 税込2,970円 (本体価格2,700円) |
判型 | 329P 19cm |
購入特典 | 深堀骨書き下ろし短篇収録冊子 |
予約は2024年11月11日(月)より開始され、締切は2024年12月31日(火)です。発売日は2025年1月20日を予定しています。予約は書泉オンラインや芳林堂書店高田馬場店、書泉グランデ、書泉ブックタワーで行うことができます。
「書泉と、10冊」企画について
この復刊は、株式会社書泉が展開する「書泉と、10冊」という企画の一環です。このプロジェクトは、過去に出版された名作を「適切な価格」で提供することを目指しています。これまでに18タイトル以上が復刊され、多くの読者に喜ばれています。
この企画は、著者や出版社との協力を通じて、読者のニーズに応える形で進行しています。今後も、様々な作品が復刊される予定であり、注目が集まっています。
まとめ
深堀骨先生の『アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記』の復刊は、文学ファンにとって待望のニュースです。独特のセンスで描かれた作品は、読者に新たな視点を提供し、深い感動を与えることでしょう。復刊に際しての特典や商品情報も充実しており、ぜひ手に取ってみたい一冊です。
項目 | 内容 |
---|---|
著者 | 深堀骨 |
復刊日 | 2025年1月20日予定 |
予約開始日 | 2024年11月11日 |
価格 | 税込2,970円 |
特典 | 書き下ろし短篇収録冊子 |
このように、復刊情報や商品詳細を整理することで、読者にとっての理解が深まることを期待しています。
参考リンク: