9月下旬に稼働開始!日本農業の新しい大型選果機で青森りんごが進化

大型選果機稼働開始

開催日:9月20日

大型選果機稼働開始
新しい選果機の特徴は何?
GREEFA社製の選果機は、1秒に8個のりんごを選別し、内蔵カメラ20基で360度撮影し、品質を向上させます。
選果機導入の目的は?
選果機の導入により、品質の安定化、生産性向上、製造量増加、労務費削減、生産者の負担軽減を目指しています。
日本農業が青森県産りんごの製造体制を拡大!オランダ・GREEFA社製の大型選果機導入で約2.5倍の選果量を目指す 画像 2

青森県産りんごの選果体制を強化

株式会社日本農業は、青森県弘前市内のりんご選果場において、オランダのGREEFA社製の大型選果機を導入しました。この選果機は、従来の日本式選果機に比べて約3倍の処理能力を持ち、2024年9月下旬から稼働を開始する予定です。これにより、境関選果場では昨シーズンの選果量の約2.5倍にあたる1万9,000トンのりんごの選果を行う計画です。

日本農業は、農産物の生産から販売までを一貫して手掛ける企業であり、「日本の農業で、世界を驚かす」というミッションを掲げています。生産性の向上とコスト削減を図り、持続可能な農業モデルを構築することを目指しています。

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導入の背景と目的

2016年の設立以来、日本農業は青森県産りんごの輸出を手がけてきました。青森県内のりんご生産者と契約を結び、アジア各国や日本全国に青森県産りんごを販売しています。今回の大型選果機の導入は、さらなる販路拡大を目指すものであり、りんごの外観検査を自動化することで、品質の安定化と選果量の増加を図ります。

導入の目的としては、以下の点が挙げられます:

  • 品質の安定化
  • 生産性の向上
  • 製造量の増加
  • 労務費の半減
  • 生産者の作業負担軽減

期待される効果

GREEFA社製の大型選果機を導入することで、以下のような効果が期待されています:

  1. 品質の安定化:熟練の作業員による目視確認から機械化へ移行することで、選果作業の見落としを減少させ、安定した品質の製品を供給できるようになります。
  2. 生産性の向上:機械による1粒ごとの品質確認を実施することで、作業の効率化が図られます。
  3. 製造量の増加:従来の約3倍の処理能力を持つため、需要に応じた製品供給が可能となります。
  4. 労務費の半減:従来の選果機に比べ、必要な人員を大幅に削減し、コストを削減します。
  5. 生産者の作業負担軽減:選果量の増加により、生産者の作業負担を軽減し、栽培に注力できる環境を整えます。

GREEFA社製大型選果機の特徴

GREEFA社製の大型選果機は、従来の日本式選果機と比較して大きな違いがあります。以下にその特徴を示します:

項目 GREEFA社製 従来の日本式選果機
カメラ 内蔵カメラ20基、360度撮影、150枚の画像取得 内蔵カメラ1基、上部から1枚撮影
選果速度(1レーン) 1秒に8個のりんごを選別 1秒に3個のりんごを選別
選果量 100トン/日(計画値) 20トン/日

これらの機能により、GREEFA社製の選果機は、選果作業の効率化と品質向上に寄与します。

青森県内の農家への呼びかけ

日本農業では、りんごを入庫していただく農家を募集中です。農家の皆さまには、作業負担を軽減するため、「ぶっこみ入庫」や軽量化を図ったプラスチックコンテナでの入庫が可能です。また、集荷サービスも提供しています。これにより、生産者からは「身体が楽になった」「作業が減って助かった」との声が寄せられています。

りんご入庫に関するお問い合わせは、以下の連絡先までご連絡ください:

株式会社日本農業 弘前支店
住所:青森県弘前市境関西田34-2
TEL:0172-55-8206
公式LINE:こちらをクリック

株式会社日本農業の概要

株式会社日本農業は、農産物の生産・加工および輸出・販売、農業経営コンサルティングなどを手掛ける企業です。2016年に設立され、東京都品川区に本社を置いています。代表取締役CEOは内藤祥平氏です。

企業情報は以下の通りです:

  • 企業名:株式会社日本農業(英文表記:Nihon Agri, Inc.)
  • 所在地:東京都品川区西五反田1丁目13-7 マルキビル101
  • 設立:2016年11月
  • URL:公式サイト
  • 公式note:こちらをクリック

今回の大型選果機の導入は、青森県産りんごの生産性向上や品質の安定化に寄与し、地域経済の活性化にもつながることが期待されます。

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