2025年1月20日、小田原市でスケッターの介護事業説明会が開催

小田原市協定締結

開催日:1月20日

小田原市協定締結
スケッターって何?
スケッターは、介護・福祉領域の有償ボランティアをマッチングするプラットフォームで、未経験者でも参加可能です。
小田原市との協定で何が変わるの?
小田原市はスケッターを活用し、介護人材を増やすためのトライアル利用を促進し、市民にボランティア活動を呼びかけます。
小田原市と「スケッター」が県内初の協定締結 互助インフラ構築へ 画像 2

小田原市と「スケッター」が県内初の協定締結

2024年11月15日、株式会社プラスロボが運営する介護・福祉領域に特化した有償ボランティアのマッチングプラットフォーム「スケッター」が、神奈川県小田原市と連携協定を締結しました。この協定は、2025年問題に向けた取り組みの一環として、多様な地域人材を介護分野に関与させることを目的としています。

「スケッター」は、2019年にリリースされ、地域住民が福祉を支えるための「すきま時間のお手伝い」プラットフォームです。最大の特徴は、未経験者や資格のない方でも、自分のできることを活かして福祉に関われる点です。このような取り組みは、介護人材の裾野を拡大し、新しい互助インフラの構築につながると期待されています。

協定の目的と内容

今回の協定を通じて、小田原市は市内の介護事業所に対して「スケッター」のトライアル利用を促進します。また、市民に対しても「スケッター」の活動、すなわち介護事業所への有償ボランティア活動を広く呼びかける方針です。このような取り組みは、地域の介護人材の確保に寄与することが期待されます。

「スケッター」は、登録者数が約6500人に達しており、そのうち7割近くがこれまで介護福祉領域に関わったことがない異業種の方々です。このように、あらゆる業界から新たな関係人口を増やし続けていることが、地域の介護福祉の活性化に寄与しています。

多様な人材の参加

「スケッター」には、学生や10代から30代の若者だけでなく、60代から70代のアクティブシニアも多く参加しています。幅広い世代の地域人材が関わることで、介護福祉の現場に新しい風を吹き込むことができます。これにより、「関心はあるけれど、関わるきっかけや手段がなかった」という潜在的な関心層を惹きつけることができるのです。

また、スケッターの活動は地域住民の意識を高め、介護福祉に対する理解を深めることにもつながります。これにより、地域全体が福祉を支える土壌を育むことが期待されます。

今後の展望と連携の広がり

「スケッター」は、神奈川県小田原市以外にも、福岡県北九州市、宮城県仙台市、埼玉県川口市、東京都品川区、東京都中野区、茨城県大子町、長野県社会福祉協議会、東京都社会福祉協議会など、さまざまな自治体との連携を進めています。このような連携の加速は、地域における福祉の充実を図る上で重要な要素となります。

具体的には、来年の1月20日に小田原市役所にて介護事業所向けの説明会を実施する予定です。この説明会を通じて、介護事業所に対する「スケッター」の利用促進を図るとともに、市民への情報提供を行います。

項目 内容
協定締結日 2024年11月12日
目的 介護人材の裾野拡大、新しい互助インフラの構築
登録者数 約6500人
異業種登録者割合 約70%
説明会日程 2025年1月20日
連携自治体 北九州市、仙台市、川口市、品川区、中野区、大子町、長野県、東京都

以上のように、株式会社プラスロボが運営する「スケッター」と小田原市の協定締結は、地域における介護福祉の充実に向けた重要な一歩となります。今後の展開が期待され、地域の人々が福祉に関与する機会が増えることにより、より良い地域社会の形成が進むことが期待されます。

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