PRIDE指標2024発表!LGBTQ+職場環境改善に向けたカンファレンス開催
ベストカレンダー編集部
2024年11月15日 05:43
PRIDE指標2024発表
開催日:11月14日
PRIDE指標2024の発表とwork with Pride 2024カンファレンスの開催
一般社団法人work with Prideは、2024年11月14日(木)に経団連会館・国際会議場にて、LGBTQ+の職場環境改善に向けたイベント『work with Pride 2024カンファレンス』を開催しました。このカンファレンスでは、職場でのLGBTQ+に関する取り組み評価指標「PRIDE指標2024」の結果が発表され、新たに開発される「PRIDE指標スポーツ版(仮)」についても言及されました。
近年、企業におけるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(Diversity, Equity & Inclusion)の重要性が増しており、LGBTQ+への対応が企業の社会的責任として求められています。『work with Pride』は、LGBTQ+の人々が自分らしく働ける職場づくりを推進するため、毎年開催されるカンファレンスであり、企業の人事やダイバーシティ担当者を対象としています。
PRIDE指標2024の認定結果
今年で9回目となる「PRIDE指標2024」には、合計968社から応募があり、その中から866社が認定を受けました。応募企業は、単体応募372社、グループ・複数社連名応募91社、グループ・複数社連名応募社数596社という内訳でした。
以下は、認定企業・団体の内訳です:
認定区分 | 合計 | グループ/複数社連名応募 | 単体応募 |
---|---|---|---|
ゴールド認定 | 832社 | 388社 | 79社 |
シルバー認定 | 81社 | 52社 | 5社 |
ブロンズ認定 | 53社 | 21社 | 7社 |
さらに、セクターを越えて協働する取り組みを推進する「レインボー認定」には、専門家による選定委員会により36社が認定されました。
今年のカンファレンスでは、企業からの一方的な取り組みではなく、社内の当事者やコミュニティと共にアクションを起こすことが重要であるとの認識が強調されました。
カンファレンスの内容とゲストスピーカー
カンファレンスでは、歌手・作詞作曲家・役者の中村中氏や、テレビ業界での多様性テーマの番組キャンペーンを手がけた山田克也氏など、各界からのゲストが参加し、さまざまなセッションが行われました。
特に注目すべきは、以下のようなセッションです:
- セッション「Pride 1000と結婚の平等」
- セッション「企業にできる当事者エンパワメント」
- セッション「メディア表現とピンクウォッシュ」
これらのセッションでは、当事者の視点から企業やメディアの役割についての議論が展開され、LGBTQ+の権利向上に向けた具体的なアクションが提案されました。
カンファレンスの締めくくりと今後の展望
カンファレンスの最後には、一般社団法人work with Prideの代表理事である松中権氏が「PRIDE指標2024」の認定企業の発表や表彰を行いました。また、「PRIDE指標のこれから スポーツ版PRIDE指標に向けて」をテーマにしたトークセッションも実施され、今後の展望についての意見交換が行われました。
今回のカンファレンスは、企業によるLGBTQ+への取り組みの重要性を再確認し、今後の活動に向けた意識を高める機会となりました。
項目 | 内容 |
---|---|
開催日 | 2024年11月14日(木) |
会場 | 経団連会館・国際会議場 |
認定企業数 | 866社 |
ゴールド認定企業数 | 832社 |
シルバー認定企業数 | 81社 |
ブロンズ認定企業数 | 53社 |
以上の内容を通じて、LGBTQ+の職場環境改善に向けた取り組みがますます進展していることが明らかとなりました。企業は多様性を尊重し、全ての人が自分らしく働ける環境を整えることが求められています。
参考リンク: