第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティションが明治大学で開催

第15回JBCC開催

開催日:11月17日

第15回JBCC開催
第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティションって何?
第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティションは、MBAを学ぶ学生が企業課題に対して戦略提言を行う大会です。
今年のコンペティションの優勝チームはどこ?
今年の優勝チームはグロービス経営大学院の大角チームで、彼らはプレゼンテーションで高評価を得ました。
優勝はグロービス経営大学院大阪校 大角チーム!「第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)」で最高の経営戦略が激突!! 画像 2

第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティションの開催概要

2024年11月17日(日)、明治大学駿河台キャンパスにて、MBAを学ぶ現役学生を対象とした「第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)」の本選が開催されました。この大会は、経営学を学ぶ社会人学生が日本企業の抱える課題に対して戦略提言を行うもので、いわば“MBA生の甲子園”とも称される重要なイベントです。

今年の大会では、全国25の大学院・ビジネススクールから163チーム、748名が参加し、予選を勝ち抜いた20チームが本選に出場しました。プレゼンテーションは、同大学リバティホールにて行われ、当日の様子はYouTube Liveで配信され、多くの視聴者がその熱い戦いを見守りました。

優勝はグロービス経営大学院大阪校 大角チーム!「第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)」で最高の経営戦略が激突!! 画像 3

優勝チームの発表とコメント

白熱したプレゼンテーションの結果、優勝はグロービス経営大学院 大角チームに決定しました。優勝チームは、全ての関係者に感謝の意を表し、仲間たちとの議論を通じて得た学びが最も大きな宝物であるとコメントしました。このチームは、日頃から様々な考えを持つ大学院の仲間たちと議論を重ねており、その経験が今回の優勝に繋がったと考えています。

優勝チームのメンバーは、プレゼン中に厳しい指摘を受けたことを振り返り、実務で成果を出すためにはまだまだ努力が必要であると述べ、今後のMBAの学びや仕事に精進することを誓いました。

優勝はグロービス経営大学院大阪校 大角チーム!「第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)」で最高の経営戦略が激突!! 画像 4

冨山審査員長のコメント

審査員長を務めた冨山和彦氏は、参加者に対して「本当にお疲れ様でした」と労いの言葉をかけました。冨山氏は、今回のケースが非常に難しいシチュエーションであったことを認め、特に新しいステークホルダーである株主の影響が企業経営において重要な課題であると指摘しました。

また、審査員からの厳しい質問についても、実際の経営会議では同様の状況が起こるため、気にする必要はないと参加者を励ましました。彼は、参加者が論理構成をしっかりと行い、将来の企業像を描くことができていた点を評価しました。

大会の詳細と参加者の特性

本大会は、参加者の多くが働きながら学ぶ社会人大学院生であり、近年注目されている「学び直し」や「リスキリング」に取り組む大人たちの努力が集結したものです。大会当日午前にはセミファイナルが行われ、上位5チームが午後のグランドファイナルに進出しました。

会場には、世界的コンサルティング会社などからビジネスに精通した審査員が集まり、参加者たちが練りに練った経営戦略と対峙しました。緊張感のあるやりとりは、まさに実際の経営会議さながらのもので、観客にとっても非常に刺激的な体験となりました。

大会の賞と名誉

優勝チームには、優勝賞金30万円と文部科学大臣賞が授与され、参加者たちはヒリヒリするような緊張感とプレッシャーを乗り越え、見事優勝の栄冠を手にしました。このような経験を通じて、彼らは自身の知識やスキルの限界に挑む機会を得ることができました。

大会の背景と今後の展望

JBCC実行委員会は毎年、日本の経済や企業が直面する課題をテーマにしたオリジナルのケースを作成しています。今年のケースでは、アクティビストからの提案を受けたコングロマリットの次期中期経営計画を立案することが求められました。この課題は、株式会社経営共創基盤の協力を得て制作されました。

大会を運営する実行委員は、ビジネススクールの現役生または卒業生で構成されており、次年度の実行委員の募集は大会終了後に行われます。多くの実行委員は、過去のJBCC経験者であり、彼らの志は、より良い大会を後輩たちに提供することです。

参考資料と出場校

本大会には、以下のような大学院が参加しました。

  • 青山学院大学大学院
  • 慶應義塾大学大学院
  • 早稲田大学大学院
  • グロービス経営大学院 大阪校
  • 明治大学専門職大学院
  • 他、全国25の大学院

また、審査員には、IGPIグループの冨山氏をはじめとするビジネスに精通した専門家が揃い、参加者たちのプレゼンテーションを見守りました。

大会の総括

第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティションは、MBAを学ぶ現役学生たちが経営課題に挑戦する貴重な機会であり、各チームが持てる力を最大限に発揮した素晴らしいイベントでした。優勝チームのグロービス経営大学院 大角チームをはじめ、全ての参加者がこの経験を通じて得た学びは、今後のキャリアにおいて大いに役立つことでしょう。

以下に大会の主要な情報をまとめます。

項目 詳細
大会名 第15回日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)
開催日 2024年11月17日(日)
開催場所 明治大学駿河台キャンパス
参加チーム数 163チーム
優勝チーム グロービス経営大学院 大角チーム
優勝賞金 30万円
主催 特定非営利活動法人 日本ビジネスケースコンペティション実行委員会

このように、JBCCは参加者にとって成長の場であり、今後も多くの挑戦を通じて新たな知識を得る機会を提供し続けることが期待されます。