Kenko ZX C-PL N、新たな進化を遂げたPLフィルターが11月22日発売

新たな進化を遂げたPLフィルター「Kenko ZX C-PL N」

株式会社ケンコー・トキナーは、2024年11月22日より新しいPLフィルター「Kenko ZX C-PL N」の販売を開始します。この製品は、最高のカラーバランスと超高解像を実現した究極のPLフィルターとして、さらなる進化を遂げました。

「Kenko ZX C-PL N」は、メーカー希望小売価格が49mmで15,800円、95mmで56,000円（税別）となっており、幅広いサイズ展開が魅力です。詳細な製品情報は、公式サイト（こちら）で確認できます。

最高のカラーバランスと透過性能

新しい「Kenko ZX C-PL N」は、面反射率を0.16～0.2％に抑え、静電気防止コートを採用しています。このフィルターは、レンズの解像力をそのまま保ちながら、反射をコントロールし、色彩コントラストを高めるために設計されています。

特に注目すべきは、明るく色かぶりのない高透過偏光膜を使用している点です。この高透過偏光膜は、通常のPLフィルターよりも約1絞り分明るい透過光量を持ち、色味のかたよりがないため、最高のカラーバランスを実現しています。これは、2024年11月現在、全てのPLフィルターの中で最も優れたカラーバランスを持つことが確認されています。

高透過タイプのメリット

• PL効果を最大にしても1絞り分しか暗くならず、ファインダーが明るく見やすい。
• シャッター速度も1段分しか落ちないため、光量低下を気にせず手持ち撮影が可能。

これにより、撮影者はより快適に撮影を行うことができ、特に動きのある被写体を捉える際に大きな利点となります。

超高解像を実現する技術

「Kenko ZX C-PL N」には、超高解像を実現する「フローティングフレームシステム」が採用されています。一般的なPLフィルターは、フィルター枠でガラス面を押さえて固定するため、わずかな歪みが生じることがあります。しかし、この新しいフィルターは特殊な緩衝剤でガラスを保持しており、ガラスの平面性を保つことができます。

また、面精度を表す指標であるニュートンリングの本数が少ないほど、平面性が高いことを示しています。「Kenko ZX C-PL N」は、その面精度が高く、クリアな描写を実現しています。

進化したコーティング技術

1. ZRコート: 片面反射率を0.16～0.2％に抑え、フレアやゴーストの発生を抑制。
2. 静電気防止コート: 静電気によるホコリの付着を軽減。
3. 撥水・撥油コーティング: 水や油を弾き、指紋などの汚れを簡単に拭き取れる。
4. 潤滑処理: レンズへの着脱を滑らかにし、噛み込みを軽減。
5. ローレット加工: 着脱や回転操作を快適にするための加工。
6. 墨塗り加工: 内面反射を防止し、逆光撮影時のフレアやゴーストを軽減。
7. V型反射防止エッジ: 反射を防ぐための設計。

これらの進化したコーティング技術により、「Kenko ZX C-PL N」は、特に厳しい撮影条件下でもその性能を発揮することができます。

製品仕様と販売情報

「Kenko ZX C-PL N」は、49mmから95mmのサイズ展開があり、各サイズに応じた希望小売価格が設定されています。これにより、さまざまなレンズに対応することができます。

具体的な製品情報は以下の通りです。

これにより、ユーザーは自分の撮影スタイルや使用するレンズに最適なサイズを選ぶことができ、より高品質な撮影を実現することが可能になります。

まとめ

「Kenko ZX C-PL N」は、最高のカラーバランスと超高解像を実現したPLフィルターとして、さまざまな進化を遂げています。特に、反射率の低さ、高透過性、そして新しいコーティング技術により、撮影者にとって非常に使いやすい製品となっています。

以下に、本記事で紹介した内容を整理しました。

このように、「Kenko ZX C-PL N」は、カメラ愛好家やプロのフォトグラファーにとって、非常に魅力的な製品であると言えます。