UPSIDER、11月20日に154億円の資金調達を発表し新事業へ

UPSIDER資金調達

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UPSIDER資金調達
UPSIDERが資金調達した理由って何?
UPSIDERはAI技術を活用した与信モデルやユーザー体験が評価され、事業拡大と新規事業開発のために154億円を調達しました。
この資金調達でUPSIDERは何をするの?
UPSIDERは調達した資金を既存事業の拡大や新規事業の開発に投資し、AI技術を活用した新サービスを提供する予定です。
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UPSIDERが154億円の資金調達を実施

株式会社UPSIDER(代表取締役:宮城徹・水野智規、本社:東京都港区、以下 当社)は、2024年11月20日、AI技術を活用した独自の与信モデルや優れたユーザー体験を提供するアプリケーションが評価され、グローバル・ブレインおよびテンセントを共同リード投資家として、シリーズDラウンドにおいてエクイティ55億円、2024年初からの累積デット調達99億円を含む、総額154億円の資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達には、既存株主が保有する株の一部を譲渡する形で行われた17億円分のセカンダリー取引も含まれています。調達した資金は、既存事業の拡大と新規事業の開発に投資される予定です。

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資金調達の概要

UPSIDERの資金調達の詳細は以下の通りです。

項目 金額
調達額 154億円
第三者割当増資 55億円
累積融資 99億円

本第三者割当増資における引受先は以下の通りです。

新規引受先
テンセント
日本航空
SuMi TRUSTイノベーションファンド
QRインベストメント(北国フィナンシャルホールディングス投資子会社)
既存株主による追加出資
グローバル・ブレイン
みずほキャピタル
三菱UFJキャピタル
AGキャピタル
ANRI
DNX Ventures
SMBCベンチャーキャピタル
WiL
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UPSIDERの成長と新規事業の展開

UPSIDERは、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」というミッションのもと、2020年に法人カード「UPSIDER」を、2022年には請求書カード払いサービス「支払い.com」をリリースし、企業の挑戦をファイナンス面から支援してきました。

両事業は急成長を遂げており、2023年6月にはAIチャット型の業務効率化ツール「UPSIDER Coworker」を発表しました。また、グロースステージ以降のベンチャー企業に対するデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」も発表され、ミッションに基づく新たなテーマ「世界で戦える日本企業を生み出し、日本の競争力を再び上げる」を掲げています。

既存事業の成長

シリーズCのクローズ(2022年3月)から約2年半の間、UPSIDERは調達した資金を積極的に事業に投下し、現場ではユーザーに徹底的に伴走してきました。その結果、既存事業「UPSIDER」と「支払い.com」の合計導入企業数は約1,200社から60,000社(50.0倍)、決済額は約190億円から4,500億円(23.7倍)と大きく成長しています。

新規事業である「UPSIDER Coworker」および「UPSIDER BLUE DREAM Fund」も順調に立ち上がりを見せており、特に「UPSIDER Coworker」はAIを活用して自動的に領収書と決済を紐付ける機能を提供し、業務時間の大幅な削減を実現しています。

新規事業の創出

UPSIDERは、ユーザーの課題に向き合い、市場ニーズの変化に応じて新規事業を立ち上げています。特に、関係分野で既に価値を提供してきた企業との連携により、単独では解決が難しい課題にも取り組んでいます。資金調達の際には、協業するパートナー企業の多くが参加し、強力な支援を受けています。

外部企業との連携事例は以下の通りです。

  • ライフカード × 当社:法人カード「UPSIDER」(2020年)
  • クレディセゾン × 当社:請求書カード払いサービス「支払い.com」(2022年)
  • みずほフィナンシャルグループ × 当社:グロースデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」(2023年)
  • PoliPoli × 当社:「自治体共創ファンド」(2024年)

経営メンバーの強化と今後の展望

直近1年の間に、UPSIDERは経営メンバーに新たな優秀な人材を迎え入れ、組織の強化を図っています。2023年11月には、ゴールドマン・サックスの元マネージング・ディレクターであるCFOの原裕平氏、2024年6月には楽天グループの最年少グループ執行役員であった米田陽介氏が新たに加わりました。

これにより、国内外の資本市場へのアプローチを広げ、持続的な成長を実現する基盤が整いました。UPSIDERは今後、既存事業の成長資金に加え、AI技術を活用した新規事業や金融分野での新たなサービスの開発に投資し、さらなる事業拡大を目指します。

採用強化について

資金調達を活用し、UPSIDERは事業の成長を加速させるための採用強化を進めています。エンジニアやデータサイエンティスト、セールス、マーケティング職など、多岐にわたる職種で人材を募集し、事業責任者や子会社代表としてのリーダーシップポジションも充実させる方針です。

能力と挑戦意欲のあるメンバーを積極的に登用し、次世代の経営人材の育成にも力を入れています。

資金調達のまとめ

今回のUPSIDERの資金調達は、既存事業の拡大や新規事業の開発に大きな影響を与えることが期待されます。調達した154億円の資金は、さまざまな新しいプロジェクトやサービスの開発に投資され、UPSIDERのさらなる成長を支えることとなります。

項目 詳細
調達額 154億円
新規事業 AI技術を活用した新規サービスの開発
パートナーシップ 国内外の企業との連携強化
採用強化 エンジニア、データサイエンティスト、リーダーシップポジションの募集

UPSIDERは今後も、挑戦者を支えるための金融プラットフォームを目指し、成長を続けていくことが期待されます。

参考リンク: