2025年4月に大阪で古墳型樹木葬が誕生、安藤忠雄氏が設計
ベストカレンダー編集部
2024年11月24日 14:41
大阪新霊園創設
開催日:4月1日
株式会社前方後円墳が大阪府に新たな霊園を創設
株式会社前方後円墳(代表取締役 竹田恒泰)は、令和7年4月に大阪府大東市において6基目となる古墳型樹木葬(前方後円墳)の創設を発表しました。このプロジェクトは、古代の文化を現代に蘇らせることを目的としており、安藤忠雄氏による設計・監修のもとで進められます。
前方後円墳は、全国に5基の霊園を既に展開しており、千葉県野田市、香川県高松市、愛媛県松山市、広島県広島市、福岡県糸島市においても、同様のコンセプトを持った霊園を運営しています。新たに建設される大阪府の霊園は、古墳の形状を模した特別なデザインで、従来の樹木葬の枠を超えた価値を提供します。
新たな墓の形、古墳型樹木葬の特徴
一般的な樹木葬は、シンプルさを重視し、費用を抑えることを目的としていますが、こうした形式は時に寂しさを感じさせることがあります。しかし、株式会社前方後円墳が提案する古墳型樹木葬は、古墳としての一体感を大切にし、御霊の安寧を祈願するために、後円部分に鏡・剣・勾玉を納めることで、荘厳な雰囲気を醸し出します。
この新しい形の墓は、従来の樹木葬と同等の費用でありながら、歴史的な大王墓と同じ形状を持つため、特別な価値を提供します。これにより「安く済ませた」という印象を与えず、故人を偲ぶための立派なお墓としての役割を果たします。
古墳文化の顕彰と現代への継承
古墳文化を体現することは、株式会社前方後円墳の重要な使命です。古墳は伝統的な構造物であり、その文化を現代に蘇らせることが求められています。古墳文化に対する敬意を持ち、顕彰することで、現代日本人が古代史への理解を深め、日本に生まれたことへの感謝の気持ちを育むことを目指しています。
このような活動を通じて、古墳文化の重要性を認識し、未来に向けてその価値を伝えていくことが期待されています。
大阪メモリアルパークの特徴と設計
大阪府大東市に位置する大阪メモリアルパークは、大阪平野と奈良盆地を隔てる生駒山の中腹にあります。この地は古くから霊山と称されており、自然豊かな環境と都市近郊という恵まれた立地条件を有しています。訪れる人々は、心静かに故人を偲ぶことができる空間が提供されます。
また、霊園内の休憩所からは前方後円墳と大阪平野を一望できる壮大な景観が広がります。昼間は青空に包まれ、夜には市街地の夜景が美しく輝く、まさに天空の舞台です。前方後円墳の存在感と圧倒的な景観が融合し、訪れる人々に深い感動と安らぎを与えることを目指しています。
安藤忠雄氏によるデザイン
大阪メモリアルパークは、世界的建築家・安藤忠雄氏が設計・監修を手掛けています。安藤氏は、古代から“聖域”として称えられる生駒山の自然環境を最大限に活かし、訪れる人々に安らぎと調和を感じさせる空間を創り上げました。
霊園全体は、ランドスケーププランから休憩所に至るまで、安藤氏の独自の視点で設計されています。石積み壁や遊歩道の曲線美は、生駒山の自然と穏やかに調和し、故人を偲ぶ人々にとって特別な「花舞台」となるでしょう。
大阪メモリアルパークの基本情報
大阪メモリアルパークの基本情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
住所 | 〒574-0012 大阪府大東市龍間271-8 |
形状 | 前方後円墳(墳丘の長さ20m)、水濠あり |
区画 | 永代祭祀墓 500区画(1人用) / 1,500区画(2人用) + 合祀墓 |
副葬品 | 御鏡、御剣、御勾玉 |
檀家義務 | なし |
継承者 | 不要 |
宗教 | 不問 |
祭祀 | 調整中 |
特色 | 2人用区画あり / ペット可の区画あり |
施設・設備 | 休憩所 / 管理事務所 / 水汲み場 / 水洗トイレ / 駐車場 など |
営業時間 | 9:00 ~ 17:00 |
定休日 | 水曜日(お参りはいつでも可能) |
このように、大阪メモリアルパークは、現代的な感覚と伝統文化の融合を目指した霊園として、多くの人々に新たな価値を提供することを目指しています。
竹田恒泰氏は、「日本の古墳文化を現代に蘇らせることは、私たちの使命と考えています。安藤忠雄氏が設計・監修した大阪メモリアルパークに新たな前方後円墳を創設できることを大変嬉しく思います。この活動を通じて、多くの方々に日本の歴史と文化の深さを感じていただければと願っています」と述べています。
この記事では、株式会社前方後円墳が展開する新たな霊園、大阪メモリアルパークの詳細を紹介しました。古墳文化の顕彰と現代への継承を目指し、訪れる人々に安らぎを提供するこの霊園は、今後の日本の文化において重要な役割を果たすことでしょう。